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平成23年度の取り組み 

 綾プロジェクト第15回連携会議及び平成23年度事業説明会の実施

   平成24年1月19日に、宮崎県東諸県郡綾町の綾町役場会議室及び綾町高年者研修センターにおいて、第15回連携会議及び平成23年度事業説明会が開催されました。

 

第15回連携会議

   第15回連携会議は、綾町役場会議室において綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)の連携機関である、九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、て

 るはの森の会の5機関の代表者及び関係者が出席し、開催されました。

  会議は、平成23年度事業の取組及び進捗状況について、各機関から現時点での取り組み状況が説明・報告され了承されました。なお、当日はNHK宮崎、MRT宮崎放送の撮影・取材が行わ

 れました。

 

 

第15回連携会議1

 

第15回連携会議2

 連携会議の開催に当たり挨拶する上野登座長(てるはの森の会代表)

 報道関係者による会議の撮影風景

 

事業説明会

   事業説明会は、1月19日の午後7時から綾町高年者研修センターにおいて、綾プロジェクト連携会議を構成する機関5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)

 が、ユネスコエコパーク(生物圏保存地域:BR)の概要と国内推薦に寄与した綾プロジェクトの役割と活動内容等について、地元住民(綾町民等)に対し説明することで開催されました。

  当日は、あいにくの雨の中でしたが、130人以上に及ぶ綾町民及び報道関係者等が参加し、各機関からの説明に耳を傾けていました。その後、質疑・意見交換を行い説明会を終了しました。

  なお、九州森林管理局からは、指導普及課の古川浩児生態系管理指導官(宮崎森林管理署駐在)が、「綾プロエリアの保護制度と綾プロの役割について」と題して、説明しました。

  また、その他の機関からは、①綾町「綾ユネスコパークの概要と経緯」、②日本自然保護協会「BR海外先進事例紹介」、③宮崎県「宮崎県有林遊歩道」、④地域づくりWG「MAB計画委員会綾視

 察と綾町宝再発見」について、説明がなされました。 

 

 

事業説明会・九州局説明風景 

 

事業説明会・会場風景

 説明に立つた古川浩児生態系管理指導官(宮崎森林管理署駐在)

各機関の説明に聞き入る住民の皆様(多くの綾町民に参加頂きました)

 

 

 平成23年度 照葉樹林復元のためのボランティア事業(間伐)及び森の散策を実施

  平成23年11月26日に、宮崎県東諸県郡綾町の中尾国有林2045よ林小班において、第9回目となるボランティアによる照葉樹林復元作業等を、ボランティア24名(新富町山岳会、宮崎大学

 学生、綾町民など)の参加の下、実施しました。

  復元作業は、地面(林床)まで日光がよく届くように、人工林のスギやヒノキを抜き切り(間伐)し、地面(林床)に照葉樹(カシ、シイ類)の芽が出やすくしたり、既に生育している照葉樹を大きくする

 ために行う作業です。

  作業前には、綾の照葉樹林や作業の目的を説明し、安全作業の手順指導及び準備体操の後、宮崎森林管理署等の職員がインストラクターとなり作業を実施しました。

 

ボランティア間伐作業 

   間伐作業は、全体でのインストラクターによる復元作業マニュアルの説明及び伐採の実演に始まり、参加者を5班(各班インストラクター2名を含む)に分けて、傾斜の緩やかな箇所で実施しました。

  参加者は、子供を含めた家族や、夫婦、大学学生と様々で、中には鋸や鉈を持つのも初めての人も見受けられ、インストラクターの丁寧な指導の下、1時間半程度の伐採作業を体験していました。

 

間伐作業2

間伐

さあーもう一息だ頑張れ!・・・子供の間伐作業を見守るお父さん

これは大変だ・・・お母さん、ここから伐るんですよ!(間伐作業を指導中)

 

 森の散策 

   間伐作業終了後に参加者で昼食を囲み、参加希望者による「森の散策」を実施しました。

   参加者を2班に分けて、河野耕三氏(綾町:照葉樹林文化推進専門監)と朱宮丈晴氏(日本自然保護協会:部長)の2人が講師となり、森の機能や動植物等について、楽しくも詳しい説明を受けて

  いました。 

  

森の散策1

森の散策2

あ!・・そこの人、これから説明しますよ!!

森林の役割や植物等について説明する河野先生

  

 

平成23年度事業計画など審議  

  綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)第14回連携会議が綾町役場会議室において開催されました。

  会議では、(1)平成22年度の事業報告(2)平成23年度の事業計画(案)について審議され全会一致で承認されました。

  このほか、5月に開催された「国際照葉樹林サミット2011」について、事務局から参加者数や決算等の報告がありました。また、ユネスコ「人間と生物圏(MAB)」計画「生物圏  保存地域」について、綾町からMAB申請の現状等について説明がありました。

 

 

                                                                                         【平成23年7月4日】

 

renkeikaigi

 

 

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