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平成21年度の取り組み

平成21年度事業報告

 

第7回照葉樹林ボランティア作業を開催

 今年度2回目のボランティアによる復元作業を行いました。復元作業は、造林木を抜き伐りし林内の照度を高めることで、照葉樹の発芽や林内に生育している照葉樹稚樹の成長を促すために行うものです。
 今回で7回目となり、参加された方々はこれまでにも復元作業を体験された方々が多かったこともあり、馴れた手つきで作業が進み予定した区域の作業を完了することが出来ました。 

【平成22年2月20日】

第7回ボランティア

プロジェクトの取組状況を綾町民に説明

 綾照葉樹林プロジェクトの取組を綾町民に説明する事業説明会を綾町高年者研修センターで開催しました。この説明会は、町民の方々の本プロジェクトへの参加を促すことを目的に行っているものであり、今回は、各機関の取組状況について説明した後、①復元のための林床調査・間伐作業、②げんだぼの森づくり、③上畑地区のふれあい調査、④地域づくりワーキンググループ・都市住民との交流の4事業について、これら取組に参加した町民の方々の感想を交えて説明を行いました。
  説明会には町民約70名の参加があり、参加者から、自然豊かな綾町に暮らす子供たちでも自然とふれあう機会が少なくなっており、自然とふれあう機会を作ることが必要との意見が出されました。また、最後のまとめでは東京大学鬼頭秀一教授から、自然とふれあえる身近な場所は里山であり、里山から再生していくことが大切であるといった話がありました。 

【平成21年12月7日】

町民説明

 第11回連携会議を開催

 綾の照葉樹林プロジェクトの第11回連携会議が開催されました。
会議の議題は、平成21年度事業計画の進捗状況の報告が主な議題で、各事業の現時点の取組状況について説明し了承されました。 
 また、報告事項として、東アジアに広がる照葉樹林にかかる歴史、照葉樹林帯の生物多様性やこの適切な保全と利用の重要性を再認識するとともに、照葉樹林を次代によりよい形で引き継ぐことを広く訴えることを目的として、来年、「国際照葉樹林サミット」を開催することについての説明があり、今後、実行委員会を設置して具体的な準備を進めていくことになりました。

【平成21年11月30日】

連携会議

 第6回照葉樹林ボランティア作業を開催

 綾の照葉樹林プロジェクトエリアで、第6回目となるボランティアによる復元作業を行いました。この復元作業は、林内の照葉樹の発芽や林内に生育する照葉樹の前世樹の生長を促すために造林木の抜き伐り等を行うものです。今回は地元の方々のほか、東京からNPO木の家だいすきの会、関西からピザハット体験ツアー親子の方々、合わせて36名の参加がありました。宮崎森林管理署の職員による復元作業の目的の説明と安全作業の指導の後、森林管理署のほか、森林技術センター及び局の森林管理局の職員等がインストラクターになってボランティア作業を行いました。
 また、今回の実行箇所に隣接する、昨年、ボランティアで復元作業を行った箇所では、地面から小さな照葉樹の芽が出ており、このことをインストラクターが子供達に説明すると、子供達は目を輝かせて熱心に聞き入っていました。                       【平成21年11月29日】

ボランティア1ボランティア2


宮崎市で照葉樹林フォーラムを開催

 宮崎市民プラザにおいて「第4回照葉樹林研究フォーラム ‐森から学ぶもの‐」が開催されました。照葉樹林研究フォーラムは、綾の国有林をフィールドとして調査・研究を行う研究者や市民団体が話題提供や情報交換を行うことにより、多くの人々に綾の森林を考える機会の場を提供し照葉樹林への復元につなげていくことを目的としています。
 今回は、森林総合研究所九州支所が綾の国有林内に「常緑広葉樹林動態解明試験地」を設置して20年目の節目に当たることから、九州支所と共同開催しました。当日は約100名の参加者があり、宮崎森林管理署長による「綾の照葉樹林復元プロジェクトの概要」の説明後、名古屋大学山本進一教授による「日本の照葉樹林‐宮崎の森を中心に‐ 」、静岡大学小南陽亮教授による「照葉樹林における樹木と動物の多様な関係」、森林総合研究所佐藤保主任研究員による「照葉樹林の葉はいつ落ちるの? ~落葉から見た森の姿~ 」、総合地球環境学研究所湯本貴和教授による「現代における照葉樹林の文化的社会的な意味 」についての研究発表がありました。また、総合討論では多くの参加者から質問が出されるなど、研究フォーラムは盛会裏に終わりました。

【平成21年11月21日】

フォーラム1

フォーラム2

綾プロの普及、サポーターへの参加を呼びかけ

東京都日比谷公園で開催された「緑の感謝祭・森林の市」 のイベントに出展・参加しました。
 両日とも天候に恵まれ、イベント会場には全国各地から70を超える団体が参加する中、「綾の照葉樹林プロジェクト」では、プロジェクトを紹介したDVDの放映、パネルの展示、照葉樹クイズ、モックン作りなど行い綾プロジェクトの普及宣伝やサポーター参加を呼びかけました。
 特に、照葉樹林クイズや木と触れ合うモックン作りコーナーでは、子供から若者、お年寄りの方まで幅広い参加があり、モックン作りでは準備した材料がなくなるほどの好評を得ました。
【平成21年5月9~10日】

森林の市

 

森林の市2     森林の市3

平成21年度事業計画など審議

綾町役場会議室において、綾の照葉樹林プロジェクト第10回連携会議が開催されました。
 会議では、平成20年度の事業実施報告及び平成21年度の事業計画(案)について審議され、いずれも全会一致で承認されました。
また、意見交換では、間伐材の搬出に当たっては安全を確保した上で広葉樹を残すことや、シカ被害が増加しており対応に当たっては今後とも連携していくことなどについて確認されました。
 事業実施報告については、今回から写真を入れて一般の方にも分かりやすい内容で冊子にまとめて報告されました。
【平成21年6月8日】
連携会議

お問い合わせ先

計画保全部計画課
ダイヤルイン:096-328-3613
FAX:096-325-3804

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