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綾町高年者研修センターにおいて、地域住民の方々へ綾プロジェクトの取組等を紹介する事業説明会を開催しました。この説明会は綾プロジェクトへの理解と住民の参加の促進を図ることを目的として行ったもので今回で第2回目となります。 |
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綾町文化ホールで開催された、「綾町公民館・社会福祉・青少年健全育成町民大会」において、綾プロジェクトの取組を紹介しました。
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綾の照葉樹林プロジェクトエリア内で、林内に生育している照葉樹の生長や発芽を促進するため、ボランティアの方々による復元作業を実施しました。当日は、午前、午後の部に分かれて実施し、午前の部は東京から参加のNPO木の家だいすきの会と広く一般公募したボランティアの方々31名、午後の部は関西から参加の日本KFC・ピザハット事業部企画の体験ツアー親子と地元上畑地区の親子29名が参加しました。参加者のほとんどが木を伐るのは初めてで、復元作業の趣旨や宮崎森林管理署の職員から安全作業の説明を受けた後、現地に移動し、インストラクターからの指導の下、照葉樹の生長と新たな稚樹の発生を期待しながら一生懸命にノコギリを引き、木が倒れると暗い林内が明るくなる光景を実感しながら作業を続けていました。【平成20年 11月15日】
綾町会議室において綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)連携会議各機関5者(森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の出席の下、第9回の連携会議が開催されました。
今回の会議の議題は、(1)平成20年度事業計画の進捗状況、(2)綾川流域照葉樹林保護・復元計画の前期短期行動計画の検証・評価、第B.期短期行動計画(平成20~24年度)の策定であり、主な質疑意見として、「事務局運営には新規会員も獲得が不可欠であり、公民館等通じて町民に対する啓発活動を積極的に行っていくべきではないか。」「綾プロの第II期行動計画については毎年度評価や検証が必要。」等がありました。今後、出された意見等を踏まえ、取組んでいくことを確認し、提案事項は全会一致で了承され、今年度から第II期短期行動計画に基づきプロジェクトを展開していくこととなりました。【平成20年11月14日】
林野庁の井出道雄長官が宮崎県北部の高千穂町から綾町までの山村を訪れました。このうち国有林関係では、「綾の照葉樹林プロジェクト」の復元事業箇所やエリア内の保護林を視察され、てるはの森の会などプロジェクトメンバーからプロジェクトの概要や綾の照葉樹林の貴重性、プロジェクトの普及に向けた取り組みなどについて説明を受けるとともに、活動の内容や進め方について質問・意見を頂きました。 【平成20年7月25日~27日】
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宮崎県綾町サイクリングターミナルにおいて、「照葉樹林研究フォーラム実行委員会・てるはの森の会」主催による「第2回照葉樹林研究フォーラム ‐100年後の森をめざして‐」が開催されました。
「照葉樹林研究フォーラム」は、綾の照葉樹林を復元するために、今までの森の歴史、調査・研究の成果、未来の森のあり方など、多面からの情報交換、話題提供していただき、みんなで綾の森を考える機会とすることを目的に行っているもので、今年は約90名を超える参加者がありました。発表は、照葉樹林における種子散布や過去90年の綾川の流況の変化など、幅広い分野から6課題について発表があり、その後、発表者、学識経験者等による「100年後の森をめざして」と題して総合討論が行われ、今後のプロジェクトの推進に向けた活発な意見交換がなされました。【平成21年6月21日】
新たに設置された地域づくりWGの委員への委嘱状交付
「綾の照葉樹林プロジェクト」復元エリアにおいて照葉樹林復元のための現地検討会を、照葉樹林復元・局推進チームメンバーと事業実行を担う宮崎森林管理署職員の計20名に加え、綾の照葉樹林プロジェクト推進協議会(てるはの森の会)からの参加の下、開催しました。
当日は、平成19年度に間伐を実施した林分の状況を検証した後、平成20年度計画箇所において、照葉樹導入を促すための除・間伐の優先順位や実施に当たっての問題等について話し合いました。
その結果、照葉樹林へ復元を図るためには混交状態の人工林での除伐より一斉人工林の間伐を優先する方が効果的効率的であることや、鹿による食害が増加していることを考慮して実施する必要があることなどの意見があり、今年度の予定箇所の一部の見直しなど、箇所変更を含めた検討を行うことを決定して検討会を終了しました。【平成21年5月22日】
東京都日比谷公園で開催された「森林の市」 に出展・参加し、「綾の照葉樹林プロジェクト」の普及と当プロジェクトへのサポーター参加の呼びかけを行いました。
当日は生憎の雨模様ながら、全国各地から70を超える団体が参加し、当プロジェクトのブースでは、プロジェクトを紹介したDVDの放映、パネルの展示、パンフレットの配布などを行い、綾プロジェクトの普及宣伝やサポーター参加を呼びかけました。
特に、木工品作成コーナーでは、木と触れ合いながら、照葉樹林への復元活動や間伐材利用の取組について理解を深めてもらうための「モックン」(間伐材を活用した木製キーホルダー)作りを行いましたが、大人から子供まで幅広い参加があり、一番の好評を得ました。【平成20年5月10~11日】