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更新日:2011年3月8日

平成22年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第2回会合を開催

     2月25日(金曜日)に、天龍寺友雲庵(京都市右京区)において、平成22年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第2回会合を開催しました。今回の会合は、平成21年度に策定した「嵐山国有林の今後の取扱方針」に基づき開催する本年度第2回目となる会合です。(第1回目の内容は、「第1回会合を開催」を参照して下さい。)
    第2回会合には、地元関係者6名と専門家4名の計10名の方に委員として参加して頂きました。また、京都府、京都市の関係部署から5名の方にオブザーバーとして出席して頂きました。

    当日は、まず、外山所長が開会挨拶を述べた後、第1回会合で確認したモニタリング調査に関連して、深町専門家委員より「嵐山再生研究会の取組状況」(説明資料(PDF:9,193KB))として、嵐山国有林モニタリングの中間報告等について説明があり、続いて、三好専門家委員による「治山事業に伴う植生変化の見通し」(説明資料(PDF:949KB))、高田専門家委員による「嵐山における景観と防災に配慮した森林育成」についての説明がそれぞれ行われました。次に、「京都大阪森林管理事務所からの報告」(説明資料(PDF:2,958KB))として野村治山調整官より平成22年度事業の実施状況、平成23年度事業の計画について説明を行い、最後に意見交換を行いました。(議事次第(PDF:116KB)

 

(高田専門家委員の説明概要)
●ナラ枯れについては、今後崩落を引き起こす可能性もあり、防災的に考えて被害予測も重要な課題である。そういった観点からも、京都大阪森林管理事務所においては、コナラ林の面積や本数、分布状況などの調査を行い、データを示してほしい。
●「適地適木」とあるように、場所をしっかり見ながら植栽していく事も重要。
●景観的に重要な尾根筋にナラ枯れが多く発生しており、崩落等の危険性と併せて重要な課題と感じている。
●尾根筋については、マツの適地でもあり、マツの保全も地元要望ではあるが、非常に莫大な費用と労力が必要となってくる。
●平成21年度保安林改良箇所で、三好専門家委員が新生植生の調査を行っていたが、目標とする森林に導くためには、相当な管理が必要となってくる。
●これらの事などを踏まえたうえで、今後どうするのか等をしっかりと、皆でイメージを持ち、考えながら話し合いを深めていく事が重要であると考える。

 

写真

                                                               意見交換会の様子

 

意見交換において出された主な意見の内容は、以下のとおりです。
◆現在、地元として取り組む事とすれば、嵐山再生研究会と共にモニタリングを皆で実施していく事と、「嵐山植林育樹の日」に際して、植樹を進めていく事の理解でよいか。(栂地元関係者委員)

◆モニタリングにおいては、急傾斜で危険な場所もある事から、安全面を考慮しつつ、具体化して長期的に取り組める体制を確立していきたい。共有認識や具体的な森林整備イメージを持って取り組むためにも、モニタリングにおいて山全体の姿を知ってほしいと考えている。(深町専門家委員)

◆皆に負担を掛けるような取り組みでは長続きはしないと考えるので、安全に皆が楽しめるような取り組みとして確立していく事が重要と考える。(早田地元関係者委員)

◆維持管理というのはある程度の整備が整った時に使える言葉だと考える。現行の取組を進める中で組織を構築していき、将来的に実施していく事が望ましいと考える。森林管理事務所には、こういった会合を持ち、一生懸命皆で考える機会を作ってもらった事に感謝している。こういった取組の中、将来的には嵐山を地元が守っていけるよう指導をお願いしたい。(田中地元関係者委員)

◆今、嵐山の取組については変貌期であり、様々な多くの議論が行われるべき時である。そういった時に森林管理事務所は、地元への議題の投げかけなどをしっかりと行い、舵取りをしていかなければならないと考える。そういった部分については地元任せにはならないので、「平成21年度の意見交換会の取りまとめ」を基準としつつ適切に実施されるよう、よろしくお願いをする。(三好専門家委員)

 

 

午後には「第30回嵐山植林育樹の日」並びに「嵯峨中学校記念植樹」を開催 しました

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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