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更新日:2011年01月07日

メールニュース「平安」39号配信しました。

                        *******平   安*******
                      *******第39号*******
                             === 平成23年1月7日 ===

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    ┃     林野庁近畿中国森林管理局                                           ┃
┌╂┐京都大阪森林管理事務所メールニュース                     ┃
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新年あけましておめでとうございます。
メールニュース「平安」では、京都大阪森林管理事務所管内の国有林で行っている森林づくりに関する様々な情報を発信して参ります。また、購読いただきました皆様方からのご意見やご要望を今後の業務の参考にしていきたいと考えております。
引き続きよろしくお願いいたします。

 ( 目 次 )

1.年頭挨拶
2.12月のニュース
(1)箕面市立幼稚園の「製作展」に木工教室コーナーを出展
(2)第7回箕面の山大掃除大作戦に参加
(3)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が第14回例会を開催
(4)京都伝統文化の森推進協議会が「使って守ろう京の三山~ナラ枯れ木搬出薪割り大作戦!~」を開催
3.1月の予定

1.年頭挨拶 

年頭のご挨拶      京都大阪森林管理事務所長   外山  武比古

 

    あけましておめでとうございます。
本年は、国連の定める「国際森林年」(International Year of Forests)、昨年の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名古屋開催に引き続き、国内外で、森林や自然環境の保全に対する意識の高まりは増しています。
   国際森林年は、国連総会決議により、国際森林年では、現在・未来の世代のため、全てのタイプの森林の持続可能な森林経営、保全、持続可能な開発を強化することについて、あらゆるレベルでの認識を高めるよう努力すべきとされています。
   また、国連は加盟国が国際森林年に関連した活動を促進することを奨励しており、我が国でも各地で様々な取組みが行われることが期待されています。
   しかしながら、昨今の国内の森林・林業を取り巻く現実には厳しいものがあります。

 

   以下の内容については、下記リンクを参照ください。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/information/mail-news/230107mailnews_nentouaisatu.html

 

2.12月のニュース 

 (1)箕面市立幼稚園の「製作展」に木工教室コーナーを出展

        11月21日(日曜日)に、箕面市立「とよかわみなみ幼稚園」及び「とどろみ幼稚園」にて開催された「製作展」に、当所より、木工教室コーナーを出展しました。「製作展」では、
園児達の作品展示のほか、おもちゃづくりコーナー、木工教室コーナーが設定され、園児達が自然素材を使って自由な工作に親子で取り組みました。 
   「とよかわみなみ幼稚園」には、当所の高山流域管理調整官と箕面森林環境保全ふれあいセンターの清水所長及び箕面こう楽会の3名と箕面ナチュラリストクラブの2名が運営に当たり、園児と保護者あわせて200名に、参加していただきました。 
   また、「とどろみ幼稚園」では、当所の林主幹、田中主幹、香呂主幹の3名と箕面森林環境保全ふれあいセンターの高見自然再生指導官及び箕面里山工房の3名が運営に当たり、園児と保護者あわせて200名に参加していただきました。 
   両会場では、丸太の輪切りや木片、ドングリ、松ぼっくり、小枝などを使って、自由に工作をして頂きました。園児達は、年少・年長にかかわらず、保護者とともに、とても楽しそ
うに、自動車やうさぎの置物、くまの顔や壁掛け、えんぴつのキーホルダーなどの作成に取り組みました。
それぞれに、素敵な作品ができあがり、園児達も満足顔でした。
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/221121mino_youchien.html


(2)第7回箕面の山大掃除大作戦に参加

     12月4日(土曜日)に、箕面の山パトロール隊及び明治の森箕面国定公園保護管理運営協議会の共催により、箕面国有林を含む箕面山麓を対象とする清掃活動「第7回箕面の山大掃除大作戦」が開催されました。
    当日は、晴天に恵まれ、公募による一般参加者や企業、団体等から多くの参加があり、総勢約340名が清掃活動に参加しました。当所からは、竹原総務調整官、野村治山調整官、吉岡箕面森林官がスタッフとして参加しました。
    参加者は、午前9時に箕面市内の芦原公園に集合して、スケジュールの説明等を受けた後、才川周辺を清掃するAコースのほか、全5コースに分かれて清掃活動を行い、当所の3名は箕面川ダム周辺での清掃を担当しました。
   不法投棄が多く、あちこちにゴミが散乱している状況でしたが、5コースあるうち、府道茨木能勢線の歩道橋下のCコースでは、冷蔵庫3台、バイクなどの投棄物があり、約50名での作業となりましたが、ケガもなく無事終えることが出来ました。
今回の清掃活動では、5コースあわせ総重量約5トンものゴミを回収することができました。
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/221204minoo_oosouji/221204minoo_oosouji.html


(3)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が第14回例会を開催

    12月16日(木曜日)に、箕面市職員会館において、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」の第14回例会が開催されました。
   今回の例会では、大阪府北部農と緑総合事務所による「自然研究路(遊歩道)整備事業の進行状況」、「カシノナガキクイムシによるナラ枯れの監視体制と早期対応」、「シカ害対策の実施予定日」、「緊急連絡ポント表示看板の充実」、「自然調査会報告書(箕面の植物)の作成」、などについて審議を行いました。さらには、京都大阪森林管理事務所による「森林整備等事業予定」について、報告が行われました。当日は、箕面国有林で活動する市民団体から10名の委員及び関係行政機関から7名の行政関係委員、傍聴参加2名が参加しました。当所からは、外山所長、髙山流域管理調整官、香呂指導普及主幹、吉岡箕面森林官の4名、箕面森林環境保全ふれあいセンターからは、清水所長、高見自然再生指導官が出席しました。

    まず最初に、小橋緑地整備課長(大阪府北部農と緑総合事務所)により、「自然研究路(遊歩道)整備事業の進行状況」について、通行止め期間、工事区間などの具体的な報告が行われました。この案件については、事前に関係者が一堂に会して現地での意見交換会を行うなど、施工者と協議会との間で意志の疎通を図っていたことから特段の意見等は出ませんでした。 

   次に、「カシノナガキクイムシによるナラ枯れの監視体制と早期対応」について、高島事務局長から箕面市内での発生状況報告と今後の対応について提案がありました。具体的には、「ナラ枯れ観察簿の設置」「市民への広報活動の実施(フォーラムの開催)」「行政機関との連携の強化」を行う。課題としては、伐倒防除を行うためには、山林所有者の理解が必要である。との提案がされました。この案件については、箕面市内での被害拡大を最小限に抑えるとの共通認識の元、事務局提案どおり承認されました。 

    第3に、「シカ害対策」について、高島事務局長並びに佐中氏(清水谷をまもる会代表)から具体的な実施箇所の説明及び実施日の設定等について提案がありました。議論の結果、平成23年2月8日(火曜日)にシカ害対策として防鹿柵を設置。2月22日(火曜日)を予備日とすることが決定しました。防鹿柵の設置に当たっては、清水谷を守る会及びNPO日本森林ボランティア協会が主体となり、協議会からは15名がスタッフとして参加することが確認されました。 

   第4に、「案内板や道標等の整備」について、高島事務局長からハイキングマップの増刷(箕面市商工観光課発行)に伴い、同マップに掲載されている「緊急ポイント」60箇所に現在地を表示した案内板を設置したいとの提案がありました。この提案に対しては、設置者を明確に表示すること。設置費用の確保方法などについて意見が出されました。今後は、事務局案に沿って、具体的な内容を詰めることが確認されました。

    第5に、自然調査会報告書(箕面の植物)の作成」について、小西氏(箕面自然調査会)から、具体的な発行部数、配布先等について提案がありました。この提案に対しては、個人 で欲しいとの申し出者への対応方法、PR及び報告会の開催について意見が出されました。今後は、印刷費用の見積もり徴収、PR及び報告会の開催方法について検討を進めることが確認されました。これが発行されれば、箕面市に現在生育している植物が網羅されることとなり、貴重な資料となることでしょう。

    最後に、髙山流域管理調整官から、11月21日開催の2箇所の幼稚園で行われた親子木工教室でのスタッフ協力への御礼、京都大阪所が行う森林整備等の事業説明、森(もり)のギャラリーへの出展依頼(森林管理局庁舎内展示)を行いました。これに対して、マツノザイセンチュウ被害木処理について、伐採は被害木のマツだけなのかとの質問があり、安全に伐採するため、必要最小限の周辺木は伐ることとなり、事業者にもその旨指示すると回答しました。
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/221216minooreikai.html


(4)京都伝統文化の森推進協議会が「使って守ろう京の三山~ナラ枯れ木搬出薪割り大作戦!~」を開催

     12月18日(土曜日)に、高台寺山国有林において、「京都伝統文化の森推進協議会」の主催によるイベント「使って守ろう京の三山 ~ナラ枯れ木搬出薪割り大作戦!~」が開催さ、応募の市民や協議会の活動協力団体等から約100名が参加しました。
    高台寺山国有林では、平成17年にカシノナガキクイムシによる枯死木被害が発生して以来、枯死木の伐倒・くん蒸処理を行ってきましたが、今夏の猛暑等の影響もあって大きく被害が拡大してしまいました。
    そこで、今年は、これまでの取組を更に拡大すべく広く市民参加を求めると伴に、薪の大量消費先として、登り窯で作陶する陶芸家、ハイアットリージェンシー京都及び地元料理店の協力を得ることが出来ました。
    また、イベントを開催するに当たり、事前準備の3日間(14日~16日)及び当日において、同協議会の活動協力団体から積極的な協力を得て、無事開催することが出来ました。
なお、スタッフとして、京都市役所より、三嶋京の森づくり推進担当課長ほか5名、当所より、外山所長、片山上席調整官、高山流域管理調整官、八田東山森林官、花脊森林文化財団整備隊より、11名が参加しました。
    当日、参加者は10時に東山山頂公園へ集合した後、山折哲雄協議会会長より、自然を守るためには、木を使うことが大切である旨開会の挨拶がありました。続いて、平嶋農林振興室長より、京都市周辺でカシノナガキクイムシによる被害が拡大している状況下において、被害木を薪として活用して頂く試みは大変有り難いと感じている、また、京都三山を守るには保護するだけではなく、人の手によって整備することが必要であることを理解して頂きたい旨挨拶を述べました。
   事務局の安藤係長より、作業場所及び注意事項を説明し、四班に分かれて、短く伐ったナラ枯れ木の搬出や薪割りの作業にとりかかりました。
参加者は、ヘルメットに滑り止めの付いた手袋を身に着け、高台寺山国有林に分け入り、運び出す作業、斧や薪割り機で割る作業、薪の束を作る作業を交代で体験しながら、予定の700束を大幅に上回る1,200束の薪を作ることが出来ました。
    予定していた15時には、運び出した全ての木を割ることが出来、参加者は心地よい汗と疲労感や達成感を得ることの出来た一日となりました。
    最後に、外山所長より、京都市周辺でカシノナガキクイムシによる被害が拡大している状況であり、この取組が京都府下全域に広がることを強く願っております。是非、皆さんの協力をお願いする旨閉会の挨拶を述べてイベントは無事終了しました。
    当所では、今後とも、「京都伝統文化の森推進協議会」による活動を積極的に支援する方針です。
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/221218naraakremakiwariibento.html

 

3.1月の予定

1月4日(火曜日)                                     御用始め
1月19日(水曜日)                                   安全衛生委員会
1月26日(水曜日)~27日(木曜日)     会計実地検査

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ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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