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更新日:2010年12月20日

「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が第14回例会を開催

    12月16日(木曜日)に、箕面市職員会館において、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」の第14回例会が開催されました。
    今回の例会では、大阪府北部農と緑総合事務所による「自然研究路(遊歩道)整備事業の進行状況」、「カシノナガキクイムシによるナラ枯れの監視体制と早期対応」、「シカ害対策の実施予定日」、「緊急連絡ポント表示看板の充実」、「自然調査会報告書(箕面の植物)の作成」、などについて審議を行いました。さらには、京都大阪森林管理事務所による「森林整備等事業予定」について、報告が行われました。当日は、箕面国有林で活動する市民団体から10名の委員及び関係行政機関から7名の行政関係委員、傍聴参加2名が参加しました。当所からは、外山所長、髙山流域管理調整官、香呂指導普及主幹、吉岡箕面森林官の4名、箕面森林環境保全ふれあいセンターからは、清水所長、高見自然再生指導官が出席しました。

    まず最初に、小橋緑地整備課長(大阪府北部農と緑総合事務所)により、「自然研究路(遊歩道)整備事業の進行状況」について、通行止め期間、工事区間などの具体的な報告が行われました。この案件については、事前に関係者が一堂に会して現地での意見交換会を行うなど、施工者と協議会との間で意志の疎通を図っていたことから特段の意見等は出ませんでした。

    次に、「カシノナガキクイムシによるナラ枯れの監視体制と早期対応」について、高島事務局長から箕面市内での発生状況報告と今後の対応について提案がありました。具体的には、「ナラ枯れ観察簿の設置」「市民への広報活動の実施(フォーラムの開催)」「行政機関との連携の強化」を行う。課題としては、伐倒防除を行うためには、山林所有者の理解が必要である。との提案がされました。この案件については、箕面市内での被害拡大を最小限に抑えるとの共通認識の元、事務局提案どおり承認されました。

    第3に、「シカ害対策」について、高島事務局長並びに佐中氏(清水谷をまもる会代表)から具体的な実施箇所の説明及び実施日の設定等について提案がありました。議論の結果、平成23年2月8日(火曜日)にシカ害対策として防鹿柵を設置。2月22日(火曜日)を予備日とすることが決定しました。防鹿柵の設置に当たっては、清水谷を守る会及びNPO日本森林ボランティア協会が主体となり、協議会からは15名がスタッフとして参加することが確認されました。

    第4に、「案内板や道標等の整備」について、高島事務局長からハイキングマップの増刷(箕面市商工観光課発行)に伴い、同マップに掲載されている「緊急ポイント」60箇所に現在地を表示した案内板を設置したいとの提案がありました。この提案に対しては、設置者を明確に表示すること。設置費用の確保方法などについて意見が出されました。今後は、事務局案に沿って、具体的な内容を詰めることが確認されました。

   第5に、自然調査会報告書(箕面の植物)の作成」について、小西氏(箕面自然調査会)から、具体的な発行部数、配布先等について提案がありました。この提案に対しては、個人で欲しいとの申し出者への対応方法、PR及び報告会の開催について意見が出されました。今後は、印刷費用の見積もり徴収、PR及び報告会の開催方法について検討を進めることが確認されました。これが発行されれば、箕面市に現在生育している植物が網羅されることとなり、貴重な資料となることでしょう。

   最後に、髙山流域管理調整官から、11月21日開催の2箇所の幼稚園で行われた親子木工教室でのスタッフ協力への御礼、京都大阪所が行う森林整備等の事業説明、森(もり)のギャラリーへの出展依頼(森林管理局庁舎内展示)を行いました。これに対して、マツノザイセンチュウ被害木処理について、伐採は被害木のマツだけなのかとの質問があり、安全に伐採するため、必要最小限の周辺木は伐ることとなり、事業者にもその旨指示すると回答しました。
   次回会合は、平成23年2月17日(木曜日)に開催される予定です。

 


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