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京都大阪森林管理事務所

メールニュース「平安」第30号配信しました。

2010年4月15日

京都大阪森林管理事務所メールニュース

「平安」第30号

 

平成22年 4月 1日

林野庁近畿中国森林管理局
京都大阪森林管理事務所メールニュース

(目次)
1.3月のニュース
(1)京都府初の民有林と国有林の連携による「森林共同施業団地」を設定
(2)鞍馬山・貴船山国有林で地元住民を対象とする治山事業見学会を開催
(3)「京都伝統文化の森推進協議会」が清水山山頂での除伐イベントを開催
(4)京都市立嵯峨中学校の生徒が嵐山国有林でヤマザクラを記念植樹
(5)遊々の森「きぬかけの森」で小学生が巣箱かけを体験
(6)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が第8回例会を開催
2.人事異動のお知らせ
3.4月の予定

1.3月のニュース 

(1)京都府初の民有林と国有林の連携による「森林共同施業団地」を設定

 3月18日(木曜日)に、京都府公館レセプションホールにおいて、「由良川流域における森林共同施業団地の設定に関する協定」締結式を開催しました。
当所では、一昨年より、「由良川流域における森林共同施業団地設定に関する連絡会議」を設置して、綾部市古屋(こや)及び京丹波町仏主(ほどす)周辺(古屋国有林周辺)を対象に、民有林との連携による森林共同施業団地の設定に向けた検討を進めて参りました。連絡会議では、4回の会合と現地検討会を開催して議論を進め、この度、京都府初の森林共同施業団地設定に関する協定の締結に至ることができました。

今回締結した協定では、京都府の府有林85ha、(社)京都府森と緑の公社の公社造林102ha、(独)森林総合研究所森林農地整備センターの水源林571ha、当所の国有林294ha、合計1,052haを対象として、今後6年間、協定締結者が相互に連携を図りながら、計画的な森林整備と効率的な路網の作設を行うこととしております。

協定締結式には、協定者として、京都府、(社)京都府森と緑の公社、(独)森林総合研究所森林農地整備センター、当所の代表者4名が、立会人として、京都府森林組合連合会、綾部市、京丹波町、綾部市森林組合、及び京丹波森林組合の代表者5名、合計9名が出席しました。
当日は、高山流域管理調整官より、協定締結の経過と趣旨について説明を行った後、協定者及び立会人の代表が協定書の内容を再度確認した上で、協定を締結しました。 
当所では、今後、今回締結した協定に基づいて、関係者の参画による連絡調整会議を開催しながら、古屋国有林を中心とする森林共同施業団地において、計画的な森林整備と効率的な路網の作設に努める所存です。

(2)鞍馬山・貴船山国有林で地元住民を対象とする治山事業見学会を開催

3月15日(月曜日)に、貴船神社及び鞍馬山・貴船山国有林において、地元住民を対象とする治山事業の見学会を開催しました。
当日は、まず、貴船神社において、福田所長から開会の挨拶を述べた後、「京都大阪森林管理事務所の概要」として、国有林の歴史や事業内容などについて説明を行いました。続いて、野村治山調整官より「山地災害と治山事業」として、鞍馬山・貴船山国有林の山地災害危険地区の現状と対策、避難体制の重要性などについて説明を行いました。貴船区は周囲を国有林に囲まれていることから、地元の方々は当所からの説明に、熱心に耳を傾けていました。
説明終了後、マイクロバスで、現在、治山工事を実行中の箇所へ移動しました。現地では、赤木治山主幹より、工事の概要について説明を行いました。更に、次年度以降の事業計画箇所へ移動して、野村治山調整官より、国有林内における山地荒廃の現状について説明を行いました。 
最後に、福田所長から、当所としては、今後も、地元からの意見を聴取しながら、地域の安全・安心を確保するための治山事業を実施していく考えであるので、引き続き、ご理解とご協力をお願いしたい旨閉会の挨拶を述べて、見学会を終了しました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/20100315kibune-tisankengakukai/20100315kibune-tisankengaku.html

 

(3)「京都伝統文化の森推進協議会」が清水山山頂での除伐イベントを開催

3月28日(日曜日)に、高台寺山国有林において、「京都伝統文化の森推進協議会」の主催による「清水山頂の景観改善に向けた森づくり」が開催されました。「京都伝統文化の森推進協議会」では、常緑広葉樹のシイが優占しつつある高台寺山国有林を対象として、林相の多様化に向けた林相改善事業に取り組んでおり、今年度は、高台寺山国有林内の4箇所において、林相の多様化に向けた伐採・植栽や常緑広葉樹の除伐を行うこととなりました。その一環として、ヒノキ林の中に常緑広葉樹が侵入して見通しの悪くなっている清水山山頂(標高243m)において、市民参加による除伐イベントを開催することとしました。
当日は、清水寺境内において開会式を開催した後、徒歩にて清水山山頂の作業箇所まで移動しました。今回は、事業実施予定箇所のうち、既に、ヒノキ劣勢木約50本の間伐を実施した清水山山頂周辺において、樹高1~4m程度のシロバイ、クロバイ、コジイ、サカキ、ヒサカキなどの除伐を行うこととなりました。作業箇所では、スタッフから手鋸と剪定鋏による作業の手本を見せた上で、作業に着手しました。大人数で作業に取り組んだことから、1時間程の作業により、清水山山頂付近は、見違えるほど見通しが良くなりました。
当所としては、今後も、「京都伝統文化の森推進協議会」による取組を積極的に支援していく方針です。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220328dentoubunka.html

 

(4)京都市立嵯峨中学校の生徒が嵐山国有林でヤマザクラを記念植樹

2月26日(金曜日)に、嵐山国有林において、京都市立嵯峨中学校によるヤマザクラの記念植樹が実施されました。嵯峨中学校の生徒会では、昨年、嵐山周辺で開催された「嵐山花灯ろう」に、生徒手づくりの品を出展・販売した収入により、地域のためにサクラの植樹を行うこととしました。今般、嵐山保勝会を通じて、当所に記念植樹の相談があったことから、嵐山国有林にヤマザクラの苗木3本を植樹して頂くこととなりました。 
当日は、嵯峨中学校から、宮崎幹也校長をはじめとする4名の教諭と、生徒会を代表して2年生15名が参加しました。
記念植樹では、まず、宮崎校長から、記念植樹への協力に対するお礼の挨拶がありました。福田所長からは、昔の嵐山はマツとサクラの明るい森であったが、人間が森林を利用しなくなったことにより、森林の状況が変化してしまったことを紹介した上で、今日の植樹は昔の景観を取り戻すための一助になることであり、大変うれしく思う旨あいさつを述べました。
植樹場所に移動した後、小雨の中で、生徒達はヤマザクラの苗木3本の記念植樹にとりかかりました。嵐山では、シカやサルの害が多いため、植栽の後、防鹿ネットの取り付け作業も行いました。生徒たちは、植樹作業は初めての体験で、防鹿ネットの取り付け作業にも苦労していました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220226arashiyama-kinenshokujyu.html

 

(5)遊々の森「きぬかけの森」で小学生が巣箱かけを体験

3月3日(月曜日)に衣笠山国有林「きぬかけの森」において、京都森林インストラクター会の主催により、金閣小学校3年生(3クラス107名)を対象とする森林体験学習が開催されました。今回の体験学習では、鳥の巣箱かけ作業を行いました。
当日はまず、金閣小学校の体育館において、当所の片山上席調整官から開会の挨拶を述べた後、京都森林インストラクター会の講師から野鳥の特徴や役割などについて説明が行われました。 
続いて、こども達は、自分たちの巣箱だとわかるよう、鳥の絵や鳥に対するメッセージを書いた表札(スギ板)を巣箱に貼りつける作業に取り組みました。今回設置する巣箱の対象とした鳥は、シジュウカラです。
作業終了後、こども達は、衣笠山国有林に移動しました。現地では、インストラクタ-から、鳥が巣作りをしやすい巣箱の設置方法について教わった後、巣箱を鳥に使ってもらえるよう思いを込めて、巣箱かけを行いました。
今後は、京都森林インストラクター会の会員が巣作りの状況を観察して、1年後の巣箱外しの時に結果報告が行われる予定です。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/evrepo/220303kinkakusyou/220303kinkakusyou.html

 

(6)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が第8回例会を開催

3月11日(木曜日)に、箕面市職員会館において、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」の第8回例会が開催されました。今回の例会では、当所より、「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の開催について紹介するとともに、今年度の活動実績の報告と次年度の活動予定の検討などが行われました。 
会議では、まず、福田所長から、「景観対策に関する事例紹介」として、今年度、当所で開催した「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の取組について紹介を行いました。
続いて、高島事務局長より、本年度の活動実績について報告が行われました。
本年度は、昨年4月23日に協議会を設立してから、8回の例会を開催して情報交換を促進するとともに、「シカ害対策研究フォーラム」の開催や「箕面の山大掃除大作戦」への協力などに取り組みました。
活動実績の報告を踏まえて、委員の間で、来年度の活動方針について議論が行われました。議論の結果、来年度は、パンフレットの作成・配付、具体的なシカ対策の実施、植生調査のとりまとめなどに重点的に取り組むこととしました。
次回会合は、4月15日(木曜日)に開催される予定です。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220311mino-reikai.html

 

2.人事異動のお知らせ

この度、4月1日付けの人事異動により、当所から2名の職員が転出するとともに、3名の職員が転入することとなりました。4月以降、新たな体制で業務を進めて参りますので、引き続き、当所の事業実施にご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(転出)
荘司庄一(総務調整官(局販売課課長補佐へ))
松本恵介(収穫・生産販売主幹(局計画課測定審査指導係長へ))

(転入)
竹原正人(総務調整官・綾部森林官併任(和歌山署治山課長より))
松岡達樹(総務主幹(局治山課より))
田中幸仁(収穫・生産販売主幹(山口所管理処分主幹))

(所内異動)
下村早苗(総務主幹(所付へ))
城尾あすか(造林主幹(所付へ))
白木投和(係員(造林主幹へ))
今井道宏(業務調整官(綾部森林官併任解除))

3.4月の予定

4月14日(水曜日)京都市内百貨店労働組合によるマツ再生イベント(銀閣寺山国有林)
4月15日(木曜日)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」第9回例会

 

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