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メールニュース「平安」第29号配信しました。

2010年3月4日

京都大阪森林管理事務所メールニュース

「平安」第29号

 

平成22年 3月 1日

林野庁近畿中国森林管理局
京都大阪森林管理事務所メールニュース

(目次)
1.ホームページのリニューアルについて
2.2月のニュース
(1)「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」第5回会合と「第29回嵐山植林育樹の日」を開催
(2)東大寺「お水取り」の松明用に御立籔国有林のマダケを提供
(3)嵐山国有林で京都市立嵯峨小学校の森林環境教育を実施
(4)遊々の森「きぬかけの森」で小学生が巣箱はずしを体験
(5)オムロン(株)が「ふれあいの森」でシイタケ原木の植菌作業を実施
3.3月の予定

 

1.ホームページのリニューアルについて

2月末から、当所のホームページをリニューアルしました。ただし、新たなホームページへの過去の記事の移行が終了していないことから、当面の間、新ホームページと旧ホームページを並行して公開することとします。(ただし、旧ホームページには、新たな記事の追加は行いません。)記事の移行が終了するまで、しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、ご理解頂けるよう、よろしくお願い申し上げます。

 

新HP:http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/index.html
旧HP:http://www.kinki.kokuyurin.go.jp/kyoto/indexold.html

 

2.2月のニュース

(1)「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」第5回会合と「第29回嵐山植林育樹の日」を開催

2月25日(木曜日)に、旅館「嵐山辨慶」(京都市右京区)において、「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」の第5回(最終回)会合を開催しました。
当日は、まず、福田所長より、前回会合における主な意見を紹介した上で、前案からの変更点に焦点を当てながら、「嵐山国有林の今後の取扱方針(最終案)」の説明を行いました。説明に対して、特段の意見はなく、「嵐山国有林の今後の取扱方針」が採択されました。
続いて、地元関係者を代表して、浅葉委員より、「嵐山国有林の今後の取扱方針」実施に当たっての地元からの期待と展望について発言があり、委員の間で熱心な議論が行われました。
最後に、福田所長より、今回の意見交換会の成果は、先ほど採択した「嵐山国有林の今後の取扱方針」ではあるが、それ以上に、嵐山国有林に関係する人々の輪をつくることができたことが最も大きな成果であったと感じている、今後も、この「輪」を活かして、嵐山国有林の保全・管理に取り組んでいきたいので、引き続き、ご協力をお願いしたい旨述べて、閉会しました。


意見交換会に続いて、嵐山国有林内において、植樹行事「嵐山植林育樹の日」を開催しました。「嵐山植林育樹の日」は、昭和57年から毎年2月25日に嵐山保勝会との共催により開催している植樹行事で、今回で29回目となります。
植樹行事では、来賓等が5名づつに分かれて、嵐山保勝会から寄贈された3本のヤマザクラ苗木の記念植樹を行いました。
当所では、今回採択された「嵐山国有林の今後の取扱方針」を踏まえて、嵐山国有林の保全に向けた取組を強化する方針です。
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220225arashiyama-ikenkoukankai/220225arashiyama-ikenkoukankai.html


 

(2)東大寺「お水取り」の松明用に御立籔国有林のマダケを提供

東大寺二月堂の「お水取り(修二会:しゅにえ)」は、毎年3月1日から14日にかけて開催され、毎晩、松明を持った童子が行者を二月堂の堂内に案内した後、堂の欄干で松明を振り回す儀式が行われます。毎晩、10名の行者が入堂し、それぞれの行者に童子が付くことから、10本の松明が使われます。(ただし、3月12日だけは、11本の「籠松明(かごたいまつ)」が使われます。)
近年、松明に用いるマダケの入手は困難になりつつあり、これまで、東大寺では、遠方の地からマダケを調達せざるを得ない状態にありました。この度、東大寺から当所に対して、当所管内の御立籔(おたてやぶ)国有林のマダケを「お水取り」行事用に提供して欲しいとの相談があったことから、当所ではマダケ約50本を提供することとしました。このため、今年の「お水取り」行事では、「籠松明」以外の全ての松明に御立籔国有林のマダケが使われることになりました。(なお、「籠松明」には、各地から奉納されたマダケが使われます。)

2月9日(火曜日)には、東大寺の職員約10名により、御立籔国有林においてマダケの伐採・搬出作業が行われました。当日は、林内に生育するマダケ約50本を伐採して、林外に搬出した後、用途別に仕分を行いました。松明用には、15本程度が選ばれ、更に選別した後、10本の松明として使われる予定です。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220209otateyabu-toudaiji/220215otateyabu.html

 

(3)嵐山国有林で京都市立嵯峨小学校の森林環境教育を実施

 2月5日(金曜日)に、京都市立嵯峨小学校及び嵐山国有林において、5年生の3クラス99名を対象に森林環境教育を実施しました。今回の森林環境教育では、子供たちに「森林のはたらき」の説明を行うとともに、嵐山国有林の散策を行いました。
当日は、小学校の視聴覚室において、髙山流域管理調整官から開会の挨拶を述べたあと、香呂指導普及主幹から、パワーポイントを使って、「森林のはたらき」について説明を行いました。説明では、地球温暖化防止における森林の役割、嵐山国有林での森林保全の取組などについて紹介を行いました。
質疑応答では、子供たちから、森林のはたらきや国語の授業で学んでいる「わたしたちの生活と森林」について、沢山の質問があり、髙山流域管理調整官から分かりやすく回答しました。

午後からは、嵐山国有林の散策を行いました。林内では、嵐山のような急傾斜地では、根を張って山崩れを防ぐ樹木でなければ森林がつくれないこと、樹木にはスギのように栄養のある土を好む木やマツのようにやせ地に強い木があることなどを学びました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/evrepo/220215sagasyou-arasiyama/220215sarasiyama-sagasyou.html

 

(4)遊々の森「きぬかけの森」で小学生が巣箱はずしを体験

2月5日(金曜日)に、衣笠山国有林「きぬかけの森」において、京都森林インストラクター会の主催により、金閣小学校4年生を対象とする森林体験学習が開催されました。今回の体験学習では、昨年3月に取り付けた巣箱の取りはずし作業を行いました。
当日は、まず、金閣小学校の体育館において、京都森林インストラクター会の講師から野鳥の役割、巣箱の結果報告、衣笠山の野生動物、衣笠山の人と森との役割などについて説明が行われました。


「きぬかけの森」に移動後、講師から、ヒノキの人工林、シイの森、コナラの森、マツ林、「けもの道」などについての説明を聞きながら林内を散策しました。巣箱の取り外しでは、班毎に、一年前に設置した巣箱を外して、学校に持ち帰りました。巣箱には、蜂の巣、鳥のフン、クモ類が入っているものもあり、ふたを開ける度に児童達の歓声が森の中に響いていました
最後に、京都森林インストラクター会を始めとするスタッフに対して、生徒代表から、感謝の言葉が述べられるとともに、感謝の意を込めて、参加した生徒全員によるリコーダーの演奏会が行われました。
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/evrepo/220205kinkakushou/220205kinkakushou.html

 

(5)オムロン(株)が「ふれあいの森」でシイタケ原木の植菌作業を実施

2月16日(火曜日)に、京都市右京区嵯峨の長刀坂国有林において、オムロン(株)京都事業所によるシイタケ原木の植菌作業が実施されました。長刀坂国有林は、昨年4月23日に当所と(社)京都モデルフォレスト協会が協定を締結した「ふれあいの森」となっており、オムロン(株)は(社)京都モデルフォレスト協会による活動を支援しています。
当日は、長刀坂国有林の麓にある後宇多天皇陵前において、(社)京都モデルフォレスト協会の川戸氏から今日の作業について説明があった後、昨年11月に除伐作業を行った場所まで移動しました。現地では、京都林務事務所より、シイタケ原木(コナラ)に種駒を植え付ける方法について説明があり、その後、前回の作業で伐採・玉切りしたシイタケ原木に、ドリルで5~6センチ間隔の縦方向に千鳥状に穴をあけました。次に、槌で種駒を打ち込みました。最後に、植菌したシイタケ原木を仮伏せし、わらで作られたコモをかぶせて作業を終了しました。
1時間程の作業でしたが、来年の春と秋に、肉厚の美味しいシイタケの収穫に参加できることを楽しみに解散しました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220216omuron/220216omuron-komaue.html

3.3月の予定

 

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