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京都大阪森林管理事務所

第28回「嵐山植林育樹の日」を開催

2009年2月26日

イベントレポート 20-15

2月25日(水曜日)に、嵐山国有林において、「嵐山植林育樹の日」を開催しました。この「嵐山植林育樹の日」は、名勝「嵐山」で、松枯れの拡大によりアカマツが減少するとともに、広葉樹の成長によりヤマザクラが被圧されつつあることから、嵐山の再生に向けて、昭和57年から毎年2月25日に嵐山保勝会と連携して開催している植樹行事で、今回で28回目となります。

当日は、嵐山保勝会より約20名の参加があるとともに、来賓として、京都府林務事務所長、京都市農林振興室長など9名にお越し頂きました。当所からは、福田所長をはじめとして、9名の職員が運営に当たりました。なお、当日は雨天のため、式典のみの開催としました。

開会式では、福田所長より、今日で嵐山での植栽を始めて丸27年となるが、嵐山国有林を取り巻く環境は大きく変化しつつある、このため、来年度、今後の嵐山国有林の取扱について幅広い観点から検討するため、地元関係者及び専門家の参画による意見交換会を開催する考えである旨開会の挨拶を述べました。続いて、石川嵐山保勝会会長より共催者として挨拶が、松下京都府林務事務所長並びに平嶋京都市農林振興室長より来賓を代表して祝辞がありました。

開会の挨拶をする所長

その後、一昨年の「嵐山植林育樹の日」に林内のアカマツ老木から採取した枝を用いて、(独)森林総合研究所林木育種センター関西育種場が増殖したアカマツ苗木の「里帰り式」を行いました。「里帰り式」では、関西育種場の橋本収集管理係長から福田所長に増殖した苗木を手渡した後、橋本係長より、増殖の過程について説明が行われました。増殖して頂いたアカマツ苗木は、後日、嵐山国有林内の別の箇所で植栽を行う予定です。

「里帰り式」の様子

里帰りしたアカマツ苗木

最後に、記念植樹として、来賓により、嵐山保勝会から提供して頂いたヤマザクラの大苗3本の植栽を行った後、記念撮影をして、式典を終了しました。

記念植樹の様子

参加者の皆さんと記念撮影

式典終了後は、当所職員により、参加者に植栽して頂く予定であった苗木の植栽作業を行いました。数時間の作業の結果、ヤマザクラ10本及びイロハモミジ15本の植栽を終えることができました。

植栽後の様子

当所では、今後とも、地元関係者と連携しつつ、嵐山国有林の再生に向けた取組を強化する方針です。

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