ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 情報コーナー > 過去のinfomation・お知らせ > 箕面国有林で小学生が森林散策と測樹を体験


ここから本文です。

京都大阪森林管理事務所

箕面国有林で小学生が森林散策と測樹を体験

2009年2月24日

イベントレポート 20-14

2月18日(水曜日)に、京都大阪森林管理事務所と箕面森林環境ふれあいセンターの共催により、箕面国有林勝尾寺園地周辺において、箕面市立中小学校5年生(3クラス98名)を対象とする森林体験学習を開催しました。今回の森林体験学習では,15名程度の班に分かれての森林散策と樹木の二酸化炭素固定量を算出する作業を行いました。当日は、京都大阪森林管理事務所から、籔内上席調整官、山田業務調整官、坪倉上賀茂森林官及び二宮係員の4名と、箕面森林環境ふれあいセンターから4名の合計8名のスタッフが指導に当たりました。

最初に、勝尾寺園地の芝生広場において、籔内上席調整官から開会の挨拶を述べたあと、森林散策組と測樹組に分かれて体験学習を始めました。

森林散策組では、生徒達は樹木の名前や葉の形の違い、人間との関わりなどを中心に説明を聞きながら、森の中を歩きました。トチの冬芽の観察では、落葉した樹木は枯れているのではなく、冬の寒さに耐えながら春の芽吹きに備えていると説明を受けると、生徒達は驚きの声を上げ、熱心にメモを取っていました。

熱心に樹木等の説明を聞く生徒達

測樹組では、森林のはたらきについて映像での説明を受けたあと、樹木の高さを簡易樹高計で測りました。実際の樹木の高さは、生徒達の予想よりも高かったようです。次に、「輪尺」という機器を地上から約1mの所で樹木に当てて直径を測りました。測った樹木の断面が楕円形だったので、当てる場所によって直径が違うことに生徒達は苦労していました。最後に、換算表により、樹高と直径から体積と重さを調べ、二酸化炭素固定量を算出しました。自らで作業を行うことにより、測った樹木がより身近な存在に思えたことでしょう。

実際に測樹することによって、樹木を身近に感じる生徒達

作業終了後、芝生広場に再び集合して、体験学習の感想を聞きました。子供達からは、「森林のいろいろなことがわかっておもしろかった。」との感想がありました。最後に、お別れの挨拶をして一日の体験学習を終了しました。

イベントレポート20-13へ

森林管理局の案内

リンク集