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【技術者育成研修4日目】発表(平成28年9月8日)研修最終日は演習の成果を発表します。
資源の循環利用構想演習(発表)フォレスターには、地域の森林・林業のビジョンについて地域の関係者と合意形成するために、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力等の「合意形成能力」が必要です。 この発表は、演習で作成した地域の森林・林業の構想を地域の首長やフォレスター役となっている研修生や講師に発表し、質疑応答することでプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を向上させることを目的としています。
プロセスマネージャーより発表の流れについて説明があります。
【質疑応答に関するポイントなどが説明されました】
発表では、各班とも作成した事業計画を元にビジョンの実現に向けた考え方を明確にしたわかりやすいプレゼンテーションを行っていました。
「相手の立場を考える」「コンセプトをわかりやすく」等、各班の努力したポイントが伝わるプレゼンテーションでした。
質問前には班内で情報を共有し、疑問点や質問事項を整理する話し合いの時間を設けました。 質問では、水質汚濁の防止対策をどのように考えているか、作業システムの定着に向けてフォレスターとしてどのように進めるのか等、事業計画やビジョンの実現に向けた具体的な質問が多数あり、活発な意見交換が行われました。
【話し合うことで質問するポイントが明確になりました】
質疑応答では首長、フォレスターそれぞれの立場になりきって、研修生、講師から様々な質問がありました。
【地域の特色と発表の内容を考えて質問する研修生】
全ての班の発表が終了し、講師からの講評に移ります。 国有林の職員や北海道庁の職員から、作業システム、流通戦略、地域振興、市町村森林整備計画への反映といった専門分野に関する具体的な講評があり、首長の関心に応じた内容を森林・林業活動に結びつけて考えていくことが重要であることや、林業関連の事業の実施によりもたらされる経済効果はどんなものか等を、事例を交えた講義の補足が行われました。
【流通戦略等について(北海道森林管理局 資源活用第一課 課長補佐)】
【民有林の視点について(北海道庁 森林活用課 総括普及指導員兼主幹)】
【市町村森林整備計画への構想の反映に向けて(林野庁 研究指導課 森林・林業技術者育成対策官)】
続いて、北海道森林管理局 資源活用第二課 課長補佐には、先輩フォレスターとして研修生にメッセージを送っていただきました。
【フォレスターとして活動した体験談を交えて研修生にメッセージを送っていただきました】
最後に講師、スタッフを含む研修参加者全員で円陣となり、目指すフォレスター像を一言で発表しました。
【こんなフォレスターを目指します】
以上で平成28年度 技術者育成研修 北海道ブロック研修が終了しました。 研修生がフォレスターの資格を取得し、この研修で身につけた技術力、構想力を活かして、地域の森林・林業の再生に向けた取組等で活躍することを期待しています。
研修お疲れ様でした。
Posted by 技術普及課|2016.10.19|技術者育成研修 研修日記トップページへ|前の日記へ|このページのトップへ|次の日記へ |
森林整備部技術普及課
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