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【技術者育成研修1日目】研修開講(平成27年9月1日)平成27年9月1日、森林総合監理士を育成する「技術者育成研修」の北海道ブロック研修が、小樽市経済センターを会場に始まりました。 東京都内で行われた「中央研修」を経た研修生のみなさん17名(道職員4名、市町村職員2名、森林総合研究所 森林整備センター職員3名、国有林職員8名)が集合しました。
オリエンテーションでアイスブレイクオリエンテーションでは、プロセスマネージャーから研修4日間の流れについての説明、研修講師の紹介等が行われました。 次に、相談役として各班に専属で付いているサポート講師も同席して、班の中で自己紹介や意気込みを話し研修生の緊張(氷のような空気)をときほぐすアイスブレイクを行いました。
最初は硬かった研修生の表情も
研修生の皆さんの熱い意気込みで、氷のような緊張も解け、徐々に柔らかくなってきました
フォレスターの役割の再確認
中央研修で学んだ森林総合監理士(以下 フォレスター)の役割について再確認します。
フォレスターの視点等について、東京での研修の写真も交え復習しました。
森づくりの構想(講義)
この講義は、「森林を科学的に評価する能力の習得」を目標とし、個々の森林について、公益的機能と木材生産機能の発揮の可能性について理解するとともに、目標林型を考えて森林施業の選択ができることを目指します。 今年も北海道大学大学院の渋谷准教授に、森づくりに関する基礎知識と、森づくり構想に係わる科学的・技術的知見についての講義を行っていただきました。
講義後には熱心な質疑が行われ、森づくりに関する科学的な知見について、理解を深めることができました。
森づくりの構想演習(構想づくり、実習準備)
この演習は、翌日の現地実習に向けて班ごとに森づくり構想について話し合いを行いました。
わからないことはサポート講師がフォローします。
資源の循環利用構想(講義・演習手順説明)この講義は、「循環的な木材生産の戦略を描ける能力の習得」、「森林・林業を地域の振興につなげるビジョンを構築できる能力の習得」の2つを目標として、演習前に、4日間の作業の内容、検討事項、到達点について説明がありました。 それぞれのポイントが示され、作業の流れが見えたところで講義に入ります。
北海道森林管理局 森林整備第二課 路網整備係長から、林業専用道作説のポイント
北海道局 資源活用第二課 企画官(間伐推進)から、演習地の概要
北海道局 資源活用第一課 企画官(供給戦略)から、北海道におけるバイオマス発電施設の状況等
最後にプロセスマネージャーから演習における留意事項について、「【時間配分】と【分担作業】が重要」とアドバイスを受け、演習がスタートしました。
資源の循環利用構想演習(机上案作成)
この演習では各班に分かれ、間伐や路網等「1000ha、10年間の事業量・優先度」について机上案を作成し、明日の現地実習で確認する箇所を図示します。
地すべり地や空中写真等の資料を確認しながら、作業開始。
わからないことはサポート講師に相談します。
図面が完成し、明日の現地演習の準備が終わり、研修初日が終了しました。
Posted by 技術普及課|2015.9.1|技術者育成研修 研修日記トップページへ|前の日記へ|このページのトップへ|次の日記へ |
森林整備部技術普及課
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