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森林・林業の再生、林業の成長産業化を地域でけん引する人材の育成
【技術者育成研修1日目】民有林・国有林13名で研修開講(平成26年10月7日)「技術者育成研修」は将来、森林総合監理士の登録者を目指す若手森林・林業技術者を対象として実施しています。 研修では、東京都内において講義・演習の座学を中心とした「中央研修」(4日間)、及び全国7ブロックにおいて演習・現地実習を中心とした「ブロック研修」(4日間)を通じて、森林総合監理士活動の基礎となる能力(技術力、構想力、合意形成力、ビジョンを構築する能力)の習得とその向上を図ります。
まずはオリエンテーションから今日から「技術者育成研修」の北海道ブロック研修が、小樽市経済センター及び塩谷国有林を会場に始まり、6~8月に東京都内で行われた「中央研修」を経た研修生のみなさん13名(北海道庁の林業普及指導員等3名、森林管理署の森林技術指導官等10名)が集合しました。 まず最初は、研修の進行を務めるプロセスマネージャーから、この研修の「大目標」と「ブロック研修で大切にしたいこと」などについてレクチャーが行われました。 「能力を高める」という単語が随所に並び、研修生の緊張感も自ずと高まります。
研修生のみなさんは、レクチャーを受けて、グループ毎にブロック研修での意気込みを熱く語りました。 硬かった雰囲気も、一瞬で和気あいあいとなり、良いスタートが切れました。
中央研修で学んだこと~フォレスターの役割を再確認本講義に入る前に、中央研修での4日間の内容を、スライドを交えて振り返りました。
東京都内で行った中央研修では、
等について学んだ上で「地域森林総合監理演習」として、ディスカッションを繰り返し、アクションプランの作成を行ってきました。
森林総合監理士(以下=フォレスター)は仕事は
「ビジョン」が地域の森林・林業を動かし、「地域のために、地域の人たちと、地域の山づくり」・・・フォレスターはがんばらなくてはなりません!
森づくりの構想(講義と意見交換)この講義は「森林を科学的に評価する能力の習得」を大目標とし、個々の森林について、公益的機能と木材生産機能の発揮の可能性について理解するとともに、最終的な目標林型、過程の目標林型を考え、そこに向けた森林施業の選択ができることを目指します。
北海道大学大学院の澁谷准教授に次のような講義を行っていただきました。
研修生との活発な質疑応答も行われ、澁谷准教授には研究者の視点で詳細にお答えいただき、大変有意義な時間となりました。
森づくりの構想(実習準備)北海道大学大学院の澁谷准教授の講義を受け、明日は小樽市塩谷国有林で現地実習を行います。 実習では、木材生産機能と公益的機能を調和させながら、科学的・技術的な知見と森づくりの理想・理念に沿った森林施業・森林管理が基本であることに理解を深めることが目標です。 明日の実習について、イメージを広げ、現地での行動計画を練ってもらうために、北海道森林管理局計画課の講師から現地の概要と実習内容についてレクチャーを行いました。
実習地の概要資料を見ながら「森づくりの構想」をイメージ。 各グループには講師が専属で付き、アドバイスを行いました。
明日の現地実習ではカラマツ人工林内を踏査し、将来の姿をイメージしながら、具体的な施業方法などを形にしていきます。
明日はこの森の中で、がんばりましょう! Posted by 技術普及課|2014.10.7|技術者育成研修 |
研修日記技術者育成研修
准フォレスター研修林業専用道研修技術者育成研修若手技術者を対象に、森林総合監理士活動の基礎となる能力(技術力、構想力、合意形成力、ビジョンを構築する能力)を習得・向上させる。 講義・演習の座学は東京都での集合研修で実施。北海道森林管理局では演習・現地実習を中心とするはブロック研修を実施。 実践研修若手技術者を対象に、地域において「森林総合監理士」活動を実践していく上で必要な知識・技術のレベルアップを図る。 地域特性等を踏まえた課題等をテーマに設定し現地検討方式で実施。 准フォレスター研修森林総合監理士の試験、認定制度が本格的に始動するまでの間、市町村森林整備計画の策定等の支援業務を行う者に都道府県職員や国の職員等を認定するための研修。 (H23~25年度実施)
林業専用道技術研修林業専用道を作設していくために必要な知識、技術を講義、演習及び現地での検討等を通じて習得するための研修。 (H23~25年度実施) |
森林整備部技術普及課
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