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東北森林管理局

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    令和3年度住民懇談会の概要について

    令和3年度住民懇談会の概要について

    令和5年4月を始期とする北上川中流森林計画区、米代川森林計画区、庄内森林計画区の森林計画を策定するため、地域の皆様からのご意見を森林計画に反映させることを目的に住民懇談会を開催したので、その概要をお知らせします。

    なお、詳細は各計画区の森林管理署ホームページでご覧いただけます。

    1  北上川中流森林計画区の住民懇談会(岩手南部森林管理署、岩手南部森林管理署遠野支署)

    (1)開催日時

    令和4年1月26日(水曜日)13時30分~16時00分

    (2) 開催場所

    新型コロナウイルス感染症防止対策によりWeb開催
    (Web参加できない方からは書面により意見をいただいております)

    (3) 参加者

    森林計画検討委員3名、国有林モニター1名、一般参加者12名、岩手県2名、市町村2名、
    東北森林管理局・岩手南部森林管理署・岩手南部森林管理署遠野支署関係者16名
    計37名

    (4) 主な意見等の概要

    • 育成複層林施業では、針葉樹だけでなく広葉樹も育成していくのか。今後、どのような管理を行っていくのかをPRしてほしい。
    • 森林生態系保護地域や緑の回廊へ動植物保全のための看板設置などの対策をしてほしい。
    • 胆沢川上流域のユキツバキ群落の保護に務めてほしい。
    • 林道沿いに特定外来種が侵入しているところがあるので駆除を検討してほしい。
    • 植生面、管理面で多様な森林づくりをすることが、産業としても環境問題の対策としても有効だと感じている。私たちの意識もそのような考えに追いついて日本の森林づくりをサポートしていきたい。
    • 森林・林業の果たしている役割をもっとアピールする必要があると感じている。

    当日配布資料
    (資料1)令和3年度北上川中流住民懇談会資料(局説明)(PDF : 1,881KB)
    (資料2)令和3年度北上川中流住民懇談会資料(署説明)(PDF : 5,912KB)

    2 米代川森林計画区の住民懇談会(米代東部森林管理署、米代東部森林管理署上小阿仁支署、米代西部森林管理署)

    (1)開催日時
    令和3年11月17日(水曜日)13時30分~16時00分

    (2) 開催場所
    北秋田市交流センター 講堂

    (3) 参加者
    森林計画検討委員:1名、国有林モニター:3名、一般参加者:8名
    秋田県及び管内市町村担当者:9名
    東北森林管理局・米代東部森林管理署・米代東部森林管理署上小阿仁支署・米代西部森林管理署・藤里森林生態系保全センター:33名
    計54名

    (4) 主な意見等の概要

    • 民有林の再造林を進めるため、早生樹植栽試験地の取組について民有林関係者や林業事業体への情報発信をお願いしたい。
    • 町内を流れている川の源流部にある国有林を森林整備していただければ、ありがたいと感じている。
    • 林業に従事する人、特に、植付・下刈・除伐の保育作業の人手が不足しているので、人材育成を考えていただきたい。
    • ニホンジカやイノシシが奥山にも見えてきている。シカ柵など対策をすることがないよう、事前のシカ対策や早めの対応を考えていただきたい。
    • 最新の技術を造林請負・生産請負事業を通じて情報発信し、民有林側へ普及させてほしい。
    • 今後、民有林の森林経営管理制度が進んでいく。これまで以上に民国連携が重要になるので協力をお願いしたい。
    当日配布資料
    (資料1)令和3年度住民懇談会資料(局説明)(PDF : 1,870KB)
    (資料2)令和3年度住民懇談会資料(署説明)(PDF : 4,395KB)

    3 庄内森林計画区の住民懇談会(庄内森林管理署)

    (1)開催日時
    令和3年12月9日(木曜日)13時30分~16時00分

    (2) 開催場所
    山形県鶴岡市マリカ西館3階市民ホール

    (3) 参加者

    森林計画検討委員:4名、一般参加者:21名、山形県庄内総合支庁:2名、
    鶴岡市:1名、酒田市:1名、局署関係者:26名
    計55名

    (4) 主な意見等の概要

    • 風力発電計画に際しては、森林の多面的機能の発揮、国土保全の観点から、土地所有者として意見を言う場を持ち、対応いただきたい。
    • 育成複層林で伐採を行った際に生じた水溜まりの周辺には、水に強いヤナギ、ハンノキ、サワグルミなどの広葉樹植栽の導入を検討していただきたい。
    • 万里の松原自然観察教育林では、松くい被害によりクロマツ伐採が進み、林内に空間が生じている。住宅地に近く、広葉樹稚樹が発生する場所では、広葉樹を活かし育てる、あるいは、この箇所にはクロマツが適しているといった指導をしていただければ、ボランティア団体として森林づくりを手伝うことも可能と思われる。また、20年ほど前、林内の活動拠点脇にボランティア活動で植栽したタブノキは、松くい虫被害木伐倒処理でほとんどが損傷し、消失しつつあるが、跡地にタブノキの萌芽が発生しており、ここではタブを育てる施業をお願いしたい。
    • 多様な森林づくりの一環として、希少な猛禽類が確認されているエリアでは、狩り場として使えるような森林の創出をお願いしたい。
    • 森林環境教育について、自然学習、体験学習は少しずつ増えてはいるが、まだまだ、一般の方の目が、自然に向いていないと感じる。技術的支援のほか、森林や自然について話していただく機会を積極的に取り入れていただきたい。
    • 森林林業基本計画に掲げられている「新しい林業」について、低コスト、省力化は林業を生業として進めるうえでとても大切な視点ではあるが、生物多様性など森林環境にも配慮したものとなるようお願いしたい。
    • 都会にのみ目を向けるのではなく、普段山と関わっている地元の方にも森林に親しむ機会を提供すべきであり、見直しも検討していただきたい。
    • 庄内海岸林については、砂防林機能がより高度に発揮されるよう、将来樹種をどの程度植栽するべきかといった点も含め、今後も研究しながら進めていただきたい。
    • 山形県の木材需要は増加している。管内人工林の齢級別割合は10齢級以上74%という説明があったが、路網整備、山土場の作設などを含め、計画的に伐っていくと同時に、1~9齢以下の少ない資源を補うための更新も確実に進めてもらいたい。
    当日配布資料
    (資料1)令和3年度庄内住民懇談会資料(局説明)(PDF : 1,773KB)
    (資料2)令和3年度庄内住民懇談会資料(署説明)(PDF : 6,008KB)

    お問合せ先

    計画保全部 計画課

    担当者:計画課長
    ダイヤルイン:018-836-2204