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更新日:24年12月11日 8.西土佐郷土の森
四万十市江川崎から藤の川に沿って、林道藤の川線を上流へ、さらに林道を堂ヶ森方面へ走らせると西土佐郷土の森へ着きます。登山口より少し中に入ると、森の巨人たち百選に選ばれた天然ヒノキ(四万十の桧仙人)が待ち構えています。 この森は旧西土佐村・旧中村市・旧十和村の境にある堂ヶ森への登山口の1つであり、毎年5月5日には山頂のお地蔵様をお祭りする行事が開催されます。特に見所は相撲大会で、女相撲は地元で大人気です。 歴史的にも文化的にも地域のシンボルであるこの森は、地域の宝として後世へ引き継ぐため、平成3年4月に旧西土佐村(現四万十市)との間で保存協定が結ばれ現在に至っています。 霧に包まれた四万十桧仙人 樹齢は約250年、樹高は約33mもある。 保護林マップ
林道は未舗装のため注意して走行してください。
保護林周辺(堂ヶ森)のイラストマップ上空から見た保護林(2012年3月27日撮影) 保護林周辺は主にヒノキやスギの人工林で、尾根沿いには一部天然林が残されています。 その他の写真はフォトアルバムをご覧下さい。 ヒノキの特徴日本では本州中部(福島県)以南から九州まで分布する常緑高木。 材は耐朽性が高く、真っ直ぐ育つため建築資材として良く利用されます。そのため人工林ではスギと共に良く植栽されます。 樹形は円錐形で高さ30m程に成長します。 ヒノキの葉と雌花 葉は鱗片状で長さは2~3mm。裏面は白色の気孔線がY字形になるのが特徴です。 また雌花は球形で枝先につき、熟すと割れ目ができます。 ヒノキの幹 幹は褐色で帯状に剥がれます。古民家や神社等では檜皮葺の材料として利用されます。
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