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更新日:23年08月26日
担当:指導普及課 保護林係
整理番号
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植物-4
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設定年月日 |
平成17年3月日 |
変更年月日 |
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名称 |
西熊山植物群落保護林 |
面積 |
478.99ha |
位置
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32い、に、ほ、へ 高知県香美郡物部村西熊山国有林33い、ろ、は、に 34い、ろ、は、に小班 |
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目的
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当該地域は、暖温帯から冷温帯にかけて、ブナ、モミ、ツガ、ケヤキ、渓畔林等の多様な樹種が連続して分布している。このような森林は、潜在的には四国の代表的な林分であると考えられるが、ある程度のまとまりをもつ天然林は、現在希少なものとなっている。 このため、当地域の自然を代表する林分を保護し、併せて森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資するため設定する。 |
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概況
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西熊山32~34林班は標高約1,000m~1,700m、方位は大部分がが南向き、土壌は(Bb34%)、(Bc7%)、(Bd57%)、(Be2%)、傾斜は15~30度未満となっている。 当地域の31~32林班の一部は、昭和30年~31年保安林整備により民有林を購入したもである。戦時、戦後の択伐後は全般的にモミ、ツガの不良木及び上部のブナ帯が伐り残された現況を呈している。 全域が水源かん養保安林、保健保安林及び鳥獣保護区となっている。また剣山国定公園394ha、奥物部県立自然公園74haに指定されている。区域上部の箇所は「コメツツジ」「ミヤマクマザサ」の史跡名勝天然記念物が指定されている。 この一帯は、樹齢220年生(設定時)のブナ(23%)、モミ(18%)、ツガ(17%)、カエデ(6%)、ミズメ(5%)、その他L(23%)等の多様な樹種から構成されている。なかでもブナ林は、当局では残されて貴重な天然林となっており保護林として指定し、保護に努めるものである。 |
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取扱い方針
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1 当保護林は、原則として人手を加えることなく自然の推移に委ねた保護及び管理を行う。 ただし次にかかげる行為は行うことができる。 (1)モニタリング、学術研究、その他公益上の事由により必要とみとめられる行為 (2)非常災害のため応急処置として行う次の行為 ア山火事の消火等 イ大規模な林地崩壊、地すべり等の災害の復旧処置 (3)標識類の設置 (4)自然観察教育のための軽微な施設の設置 (5)その他法令等の規定に基づき行うべき行為 2 保護林を管理する上では、一般的な登山についても行われないことが望ましいと考えられるが、一般的な登山については、通常は動植物の採取を目的とした行為は考えられないこと、また、これまでも利用されてきた実態があることから歩道(登山道)の利用については認めることとする。 ただし、歩道以外については、原則として立ち入りを制限するものとし、歩道から横にそれて林内に立ち入り森林生態系を乱すような行為をしないよう、立ち入り制限の標識の設置や巡視の際の注意喚起等を行う。 3 設定区域内の崩壊箇所については、渓畔林の植生回復を観察する貴重な箇所であり、自然の推移に委ねることとし、回復状況について観察していくものとする。 |