25.西熊山植物群落保護林
三嶺(日本200名山)と西熊山との稜線の南側に位置します。標高約1000mから1700mにかけて、ブナ、モミ、ツガ、
ケヤキ、渓畔林等の多様な樹種が連続して分布し、四国では貴重な原生林と希少植物が残されています。
また保護林の近くには、さおりが原という平坦な場所があり、森の巨人たち100選のトチノキとイヌザクラがあります。
保護林マップ
(PDF:1,062KB)
登山道周辺では、植物保護のためのシカよけネットを設置している箇所があります。
またシカによる笹枯れ等で登山道が分かりにくくなっている箇所もあります。通行の際は十分ご注意ください。
イラストマップ
(JPG:599KB)
(PDF:2,259KB)
ページトップへ
上空から見た保護林
(JPG:195KB)
(2011年7月15日撮影、3枚の写真を合成)
約480haの広大な面積が保護林に指定されています。
その他の写真はフォトアルバムをご覧下さい。
ページトップへ
保護林とその周辺の植物
ブナやモミ、ツガ、ケヤキ、カエデ類、トチノキ、サワグルミなどの多様な樹種が生育しており、暖温帯から冷温帯への垂直分布が見られます。
林床にはキレンゲショウマ、クマガイソウ、ナツエビネ、フタリシズカ、コケイラン、コミヤマカタバミ、テンニンソウなどの草本類が多数生えていますが、近年のシカによる食害でほとんど見られなくなった種もあり、シカが食べないバイケイソウやシコクブシ(トリカブト)などが増えています。
また保護林上部の三嶺から天狗塚への稜線には、国の天然記念物に指定されている「ミヤマクマザサとコメツツジ群落」があり、稜線部のササ原にコメツツジがパッチワーク状に点在し、大パノラマが広がっています。

▲上空から見たフスベヨリ谷
モミやツガに混じりトチノキ、ケヤキなどの広葉樹が生える。

▲お亀岩避難小屋
稜線にはミヤマクマザサとコメツツジ群落があり、リンドウやシオガマギク、ウメバチソウ、シコクフウロ、ツメレンゲなどの高山植物等を見ることができます。
(JPG:260KB)
▲ナンゴクミネカエデの花
(JPG:243KB)
▲ハクサンハタザオ
保護林と緑の回廊ページトップへ
ページトップへ
|