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更新日:23年08月26日
担当:指導普及課 保護林係
整 理 番 号
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生態-1
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設定年月日 |
平成2年3月29日 2林野経第26号で長官承認 2高計第12号平成2年3月30日受付 |
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変更年月日 |
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名称 |
石鎚山系森林生態系保護地域 |
面 積 |
4,244.86ha |
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位置
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愛媛県上浮穴郡久万高原町大字大味川字 面河山国有林7林班は小班外
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目的
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四国を代表する石鎚山周辺の原生的な天然林を保存することにより、森林生態系からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資することを目的とする。
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概況
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四国の最高峰石鎚山を核として、西は二の森を経て堂が森まで、東は土小屋、岩黒山、筒上山を経て手箱山まで(筒上山から笹倉山に至る区域を含む)の区域である。標高差が、面河渓の700mから石鎚山の1,982mまでの約1,300mあり、その植生は、石鎚山の頂上近くには、シコクシラベ・ヒメコマツ・ダケカンバ等の亜寒帯林が次いでブナ・ミズメ・ナラ・カエデ類・ウラジロモミを主体とした冷温帯林が次いで、モミ・ツガを主体にブナ・シデ・カエデ類・ケヤキ等の混入する中間温帯林が、面河渓関門付近には、ウラジロガシが主体となった暖温帯林が見られ、亜寒帯から暖温帯までの気候帯に対応して典型的な分布を示している。西日本では、この地域だけと言われており、極めて多様性に富んだ南方系及び北方系の動植物を数多く見ることができる。 |
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取り扱い方針
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1 天然林については、木材生産を目的とした森林施業は行わないこととし、特別な場合を除き原則として人手は加えず、自然の推移に委ねることとする。ただし、保全利用地区においては、枯損木及び被害木の伐倒・搬出を行うことができる。 2 人工林については、天然林へ誘導することを旨とし、林分の状況に応じ次のように取り扱うこととする。 ア 面河山9林班については、伐採の繰り返しにより、早期に天然林へ誘導する。 イ 面河山6・14林班については、将来天然林へ誘導することを念頭において徐間伐を実施する。 ウ 面河山5林班については、人為的な天然林への誘導は行わず自然の推移に委ねることとする。
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備考 |
計画区 東予 中予山岳 嶺北仁淀 (単位:ha) 市町村 西条市 計 久万高原町 計 池川町 いの町 計 合計 保存地 325.12 325.12 824.11 824.11 - 80.33 80.33 1,229.56 保存利用地区 572.83 572.83 2,097.61 2,097.61 31.85 312.09 344.94 3,015.38 計 897.95 897.95 2,921.72 2,921.72 31.85 892.42 425.27 4,244.94
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