ホーム > 森林管理局へようこそ > 森林への招待状 > 「森の巨人たち100選」から管内にある7箇所を紹介します > 77.四万十源流の大モミ
幹周り | 380cm |
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樹高 | 38m |
樹齢 | 200~290年 |
所在地 | 高知県高岡郡津野町 |
「日本最後の清流」といわれる四万十川の源流点が、不入山にあります。
全国には、江戸時代などに数多くの御留山(おとめやま)と呼ばれた山があります。これは、一般の人々の立ち入りや樹木の伐採を禁じていたところで、不入山も名前のとおり人の立ち入りを禁止した土佐藩の御留山でした。
標高1,336mの山頂へは、船戸林道入口から徒歩午前2時間の行程です。
四万十川の源流点は、津野町船戸から仁淀川町に向かう途中を標識にしたがって左折していくと、「源流の碑」まで車で30分、その後碑の横を25分登ったところにあります。
また、不入山周辺には、ヤナセスギの繁る馬路村魚梁瀬の千本山と相対し、「西の千本」と称されている樹齢100年のスギが残されている展示林や、展示林に隣接して「水土保全複層モデル林」などがあります。
入山では、アケボノツツジ、ヒカゲツツジ、ブナ、モミ、ツガなどが見られます。
秋吉台(山口県)、平尾台(福岡県)と並ぶ日本三大カルストの一つ、四国カルストは天狗森を最高峰に25kmにわたって広がり、360度の大パノラマが楽しめます。
ハイキングや森林浴、天体観測のほか、冬にはスキーもできます。
延喜13年(西暦913年)に始まったとされる「津野山古式神楽」は、17の舞があり、秋祭りなどの際に五穀豊穣、無病息災を祈願して奉納されます。 「四万十源流の大モミ」は、不入山登山ルートの一つ船戸林道のゲートを過ぎた最初のカーブからも一際背の高いモミが一望できます。ゲートからは徒歩20分のところにあります。
春にはアケボノツツジがモミの周囲を彩ります。
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