ホーム > 森林管理局の概要 > 森林技術・支援センター > 人材育成への取り組み > 平成27年度森林総合監理士育成研修事業 実践研修(現地検討) 四国ブロック
日時:平成27年10月27日(火曜日)午前11時~28日(水曜日)午後3時30分 会場:四国森林管理局大会議室 現地研修:高知県香美市(香美森林組合(木材伐採・搬出現場、繁藤ストックヤード))、高知県高知市(土佐グリーンパワー(木質バイオマス発電施設))
当研修は、地域特性等を踏まえ、地域の森林・林業の再生に向けた課題を設定し、現地検討・討議を通じて、課題の背景と解決策等を共有することを目的として、全国7ブロックで実施しています。 四国ブロックでは、「木質バイオマス発電施設等の稼働に伴う流域における原木増産体制の現状と課題」をテーマに、事業体等外部機関の方々のご協力を賜り、近年、大型製材工場や木質バイオマス発電施設の稼働により原木需要量が増加している状況にある中、川下の需要動向を踏まえた地域の課題を抽出し、川上における対応策としての原木増産体制に向けた取組などについて、情報共有を行い、それぞれの地域における実践的な助言指導ができる人材の育成を図ることを目標として、これまでの准フォレスター研修受講者など四国4県はもとより、大阪府、和歌山県からの参加も含めて総勢20名を対象に実施しました。 |
木村森林管理局次長のあいさつでスタート!!
「 今回は現場での研修が主となりますが、研修生の皆様方には、これまでの技術者育成研修において、求められるフォレスター像や必要となる知識を習得していただきたい。」
さっそく班内で自己紹介。再会となる人は近況報告。さすがみなさん、コミュニケーションはもうお手のもの。
担当の柳園企画官による当研修の目的等の説明やオリエンテーション
野島組合長による、高知県の原木安定供給に向けた取組などの講義があり、安定供給体制を構築するには供給責任を果たすことが重要である。また、森林総合監理士は、「熱き情熱」「しっかとした理論構成を身につける」「広がりを持った人付き合い(コミュニケーション力)」を持った人物像を望んでいる、との講義がありました。
森本参事 による、急傾斜地の架線集材についての説明や山土場において一般用材とバイオマス用材を仕分けしていることなど、効率的な流通についてわかりやすい説明をいただき、みなさん熱心にメモを取りながら聴き入り、活発な質疑応答が交わされました。
現場から帰って、現場での搬出システムの選択や仕分けなどについて、工夫されていた点等について各班で討議し発表を行いました。
1 班 2 班
3 班 4 班
金子課長補佐より、高知県の森林・林業の概要や木材の安定供給・増産に向けた取組について講義がありました。
繁藤ストックヤードの特徴である、年間供給計画に基づいた供給先工場との量や価格の決定方法など安定供給体制の整備について説明をいただきました。
南業務部長より、木質バイオマスによる土佐発電所の概要の説明を受け、研修生からは、焼却灰の利用方法などさまざまな質問がありました。
最後に、研修のまとめとして、「今後、フォレスターとしてできること、やってみたいこと」をテーマに各班で討議し発表を行いました。
発表では、「川上から川下までの情報を収集し分析することで、木材の流れを通じた現状を把握し各課題を解決していく」 など、本研修を踏まえた内容に、各講師から助言と激励が送られました。
1 班 2 班
3 班 4 班
田口森林管理局森林整備部長から、「研修で得た知識・情報・ネットワークを活用し、それぞれの地域における取組みの参考としてください。」 と、これからフォレスターへなっていくみなさんにエールが送られ、2日間の研修を終えました。
みなさんのご活躍を心よりお祈り申し上げます !!
技術・支援センター(四国)
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