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更新日:26年10月14日
担当:発表元部局名
日時 平成26年9月29日(月曜日)午後1時~10月2日(木曜日)午後3時 会場 講義・グループ演習:オリエントホテル高知 (高知市升形5-37) 現地演習:高知県高岡郡中土佐町の国有林(四万十森林管理署管内) |
四国4県から19名の研修生が参加し、スタートしました。
四国森林管理局 井上次長 「地域の森林・林業を牽引する意気込みで研修に取り組んでください!」
進行を担当する西プロセスマネージャー 「ハイリターンな研修とするためには、遠慮せず、急所つく意見・ツッコミ大歓迎です !」
軽妙なリードにより班内の自己紹介を開始。(みなさん緊張も和らいできました。)
本研修に先立って実施された中央研修で学んだフォレスターの役割について、四国森林管理局 柳園企画官の説明で再確認。
森林総合研究所四国支所 酒井人工林保育管理チーム長による講義。
森づくりの構想にあたっては、公益的機能と木材生産機能を調和させながら、科学的・技術的な知見と理念に則った森林施業・管理を行うことが基本となります。
「スギとヒノキの樹種特性」、「目標林型と施業方法の選択の考え方」、「低コスト再造林とシカ対策」等についてご講義いただきました。
講義の節目節目に班ごとで理解を深め合いました。 業務で抱えている課題について、活発な質疑が行われました。
林分概要や施業履歴等を踏まえて現地の林況(ha本数、樹高、蓄積等)を評価した上で、将来的な目標林型を定め過程の施業を班ごとに検討します。
班ごとに調査・検討後、発表及び酒井講師からの講評が行われ、おのおの結果に基づき再度意見交換し理解を深めました。
1,000ha程度の団地を対象として、市町村森林整備計画策定を念頭に、間伐の計画と林業専用道の整備計画を演習します。
演習に先立ち、鶴園講師(四国森林管理局森林整備部長)から、効率的な林業専用道の線形や間伐の作業システムについて説明。
班ごとに、現地演習箇所の図面をもとに、10年間の間伐実施を効率的に行うため必要な林業専用道の配置についておおまかな検討を行います。
そのうえで、明日現地で確認したいポイントについて検討します。
遠く海から全体像を、現地の山で地形・林況等を、各ポイントへ全員で移動し、図面では読み取れない情報を確認します。
途中、森林作業道作設のポイントについても確認し、間伐作業システムの選択を検討します。最後に、バスに貼った図面で各班、線形や間伐計画を再確認。
明日(最終日)のプレゼンテーションに向け、これからの演習の留意事項について鶴園講師から説明し‥さあ作業開始 !
対象として地元町長を想定、町長に地域の森林・林業の発展のためのビジョンをプレゼンし理解と協力を求めるという設定の演習は、
10年間の林業専用道整備及び間伐計画を示す図面、森林経営ビジョンを端的に表したパワポなど、班内で作業を分担しながらプレゼン資料の作成を進めます。
限られた時間の中で、町長を説得できる資料づくりにみなさん力を合わせ、夜遅くまで真剣に取り組みました。
いよいよ、研修最終日、総仕上げの日です。
発表順は、2班→4班→1班→3班と決まりました。
各研修生はフォレスターとして町長(仮想)に対し地域の森林経営ビジョンについて提案を行います。
聞き手側は、町長や町の担当者、住民等になったつもりで質問します。
質問や他の班の発表を聞くことで、別の視点に気付き、新しい発見も生まれます。
全班の発表が終わると、林野庁の川嶋講師をはじめ各講師からの講評や補足、説明があり、演習は有意義のうちに終了しました。
「魂を込める !」、「連携を取る」、「研修を終えたあとが勝負 !」‥
本研修から自信を得たみなさんから、自分が目標とするフォレスター像に向けて力強い決意表明 !
四国森林管理局 浅川局長から「みなさまのご活躍で地域を元気にしてください!!」と、エールのあいさつ
技術・支援センター(四国)
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