紙一枚からの思いやり

「国民が支える森林づくり運動」と間伐紙「木になる紙」
間伐紙「木になる紙」シリーズの紹介
「木になる紙」とは
「木になる紙」とは、「国民が支える森林づくり運動」推進協議会が命名した間伐紙の商品シリーズです。紙を使う私たち一人ひとりが、ほんの少しお金を負担することで、これまで採算が合わず間伐できなかった森林などの森林整備を推進し、林業・山村の活性化と地球温暖化防止に貢献する「国民が支える森林づくり運動」の一環として、取組を行っています。
木になる紙の特長
間伐紙「木になる紙」は次の特長を持っています
1.間伐材を原料の一部に利用
スギやヒノキの人工林を育てるには、途中で「間伐」(かんばつ)という、木の間引き作業をする必要があります。しかし、間伐材(間伐によって出てきた丸太など)は細くて柱などには不向きであるという理由で山に捨てられてしまっていたり、お金にならないという理由で間伐自体がされないこともあります。
「木になる紙」は、これまで捨ててしまっていた間伐材を細かく砕き原料の一部として用いています。これにより、間伐の推進や資源の有効利用に取り組んでいます。
2.売上げの一部を山(森林所有者など)に還元
「木になる紙」の最大の特長は、売上げの一部が森林所有者など森林を手入れする人たちの元に還元される点です。例えば、A4コピー用紙一箱(2,500枚)ごとに約50円が原料の間伐材を供給した森林所有者に還元する仕組みとなっています。
木になる紙を購入することが森林を手入れする人々の支援にもつながり、間伐を一層の促進を後押しすることができます。
3.カーボンオフセット、グリーン購入法適合、グリーン購入大賞
「木になる紙」は、環境に負荷を掛けにくい商品であり、グリーン購入法では総合評価値が86点と高い評価を得ています。また、購入することで間伐が推進され、土砂災害や地球温暖化を防止する森林の育成につながるしくみが評価されており、「木になる紙」を全量導入した自治体が2011年のグリーン購入大賞で環境大臣賞(最高賞)を受賞しました。
また、「木になる紙」にはカーボンオフセットに使用できるCO2クレジットが付与されており、これを購入することにより、私たちが生きていく上で避けることができない様々な行為により排出した二酸化炭素(CO2)を相殺(オフセット)できます。例えば、A4コピー用紙1箱(2,500枚)にはカーボンオフセットクレジット1kgが付与されています。参考:「木になる紙」コピー用紙1箱の購入で相殺できる二酸化炭素を排出する行為
「このように、間伐材を利用した製品を調達(購入)することで、林業・山村の活性化と地球温暖化防止に貢献することができます。間伐紙「木になる紙」シリーズの調達(購入)につきまして、特段のご理解とご協力をお願い致します。
間伐紙「木になる紙」シリーズ
平成21年4月に販売されたコピー用紙をはじめ、様々な「木になる紙」シリーズが登場しています。
平成23年冬には「印刷用紙」(情報誌・広報誌、ポスター、パンフレットなどに用いる紙)や「名刺台紙」が加わりました。
木になる紙製品の例
紙ファイル | 封筒 | 印刷用紙 | 名刺台紙 | コピー用紙 |
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(チラシ、ポスター等用)![]() |
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![]() グリーン購入法総合評価 |
古紙70%【50点】 間伐材30%【30点】 白色度69%【6点】 総合評価値【86点】 間伐材の配合はクレジット方式による |
→間伐紙「木になる紙」シリーズの詳しい情報は製品パンフレット(PDF : 4,864KB)をご覧ください
お問合せ先
総務企画部企画調整課
ダイヤルイン:096-328-3642