ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 兵庫森林管理署 > 兵庫森林管理署 業務内容のご紹介 > 国有林について 管内概要 > 1.水土保全林
国有林では、その機能を発揮するための取組みとして、複層林化や伐期の長期化(80~150年生まで育てます)、針葉樹と広葉樹の混交した山づくりを推進しています。
坂ノ谷国有林(波賀町)での複層林施業です。50%択伐(抜き切り)した跡に苗木を植えて、成林と幼齢林の二段林とした森林で、森林が裸地化しない山づくりです。 (新戸倉トンネル入り口:波賀町) |
針葉樹と広葉樹の混在するモザイク状の山づくりも行っています。 (奥山国有林:大屋町) |
間伐前 |
間伐後 |
20年以上育ったスギ・ヒノキの人工林になると細い木が混み合って、林の中は暗くなり、小さな 広葉樹や下草がなくなるため、土砂の流失や雨水が一気に流れ出る危険があるほか、風雪害や病虫害 に対する抵抗力に弱くなります。このため、積極的に間伐を行っています。 間伐すると陽光が地表まで届いて下層植生を繁らせ、水源のかん養機能等が高まり、かつ、樹木も生長して元気な森林となります。 |