ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 東京事務所 > 南アルプス南部光岳森林生態系保護


ここから本文です。

東京事務所

南アルプス南部光岳森林生態系保護

設定の目的

原生的な天然林を保存することにより、森林生態系からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存を図ることができます。[面積:4,566.38ha]

また、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に役立てることを目的としています。

 

保護地域の特徴

南アルプス最南端に位置し、光岳をはじめ、加加森山、池口岳、中ノ尾根山など標高2,000mを越える一帯は、本州中部の太平洋側における山地帯から高山帯に至る典型的な垂直分布が残されています。

原生林地帯は、原生自然環境保全地域に指定されているなど森林生態系地域として後世に伝えていくにふさわしい森林といえます。

この地域の森林の特徴は、標高1,700m付近から上部は、亜寒帯の植生を示し、コメツガを主体とするウラジロモミ、トウヒ等の針葉樹が、更に尾根筋にかけては、シラベ、アオモリトドマツが多くなり、最上部にはハイマツ群落の南限の高山帯や石灰岩地特有の植生も見られ、変化に富んだ原生的な森林です。

 

 

南限のハイマツ群落 シラベの林内 コメツガの林内
南限のハイマツ群落 シラベの林内 コメツガの林内

希少野生動植物(政令指定)種保護管理事業

平成9年度に、南アルプス南部光岳森林生態系保護地域を中心とした区域において、ライチョウの保護増殖に役立てるため、分布と個体数、繁殖生態、生息環境の調査と繁殖・生息に適した森林の整備方法など総合的な保護管理について調査を行っています。

 

お問い合わせ先

東京事務所 
ダイヤルイン:03-3699-2512
FAX:03-3699-7137

森林管理局の案内

リンク集