親子樹木ラリー（平成23年11月5日実施）

関東森林管理局では、前橋市立荒牧小学校PTAからの依頼で、親子で樹木に親しむ「親子樹木ラリー」を実施しました。

親子で挑戦！「樹木ラリー」

正面玄関前で記念撮影

　関東森林管理局では、国際森林年のテーマ「森を歩く」にちなみ、関東森林管理局構内の森（庭園）を歩いてもらおうと、樹木ラリーのコースを設定しました。

　今回、前橋市立荒牧小学校PTAから「身近な場所で親子一緒に森林とふれあう体験をしたい」との依頼を受けたことから、このコースを利用し、親子で樹木や森林に親しんでもらおうと「親子樹木ラリー」を実施しました。

　秋晴れの中、応募した親子18組56名が参加し、朝早くから賑やかな歓声を局構内に響かせました。

　開会式の後、まず全員で記念撮影を行い、その後、職員が「樹木ラリー」のコースを巡りながら、樹木を「観るポイント」や見分けるときに「注意するポイント」などを葉や樹皮に触れながら説明しました。

　熱心にうなずく大人に対し、「早くラリーをやりたい！」とはやる子ども達でしたが、それでも「ヒントを逃してなるものか」とピッタリと職員をマークし、一言も聞き漏らすまいとする姿が印象的でした。

　説明後、親子1組ごとに問題を配り「親子樹木ラリー」がスタートしました。我先にと駆け出す子ども達や親子でゆっくりと回る組など、それぞれに分かれて、構内の樹名板を頼りに15問の問題を解く姿が見られました。

 　最初にゴールしたのは、貫禄の6年生。構内を走り回り、まさに「力走」といった感じでした。

木の樹皮を観察しよう！ （ナツツバキ）

葉っぱの匂いをかいでみよう！ （ニオイヒバ）

木の太さは何㎝かな？ （モミ）

木の高さを測ってみよう！ （ブルーメライス）

 

葉っぱde名探偵

　次に、ラリーが終わったチームが挑戦したのは「葉っぱde名探偵」です。これは、与えられたヒントを元に、局構内に隠れている犯人（葉っぱ）を探し出す推理型のゲームです。与えられたミッション5つを制覇すべく、またもや駆け出す子ども達でした。

　慣れないルーペを使いながら、「葉っぱの裏に毛があるか？」「葉っぱは同じところから出ているか？」など、ヒントを確認しながらひとつひとつミッションをクリアする子ども達の中で、お兄さんお姉さんが熱中するあまり、すっかり置き去りにされた感のある幼児達には、国際森林年をPRするぬり絵を渡し、こちらも親子仲良く色塗りを始めました。

　全員がミッションをクリアしたところで、本日の「親子樹木ラリー」はすべて終了しました。参加した子ども達は、「楽しかった！」「またやりたい！」「また局に遊びに来てもいい？」など、興奮しながら感想を口にし、笑顔で手を振って帰って行きました。

　近くに森林のない子ども達へ、森林の大切さや樹木についてどのように伝えたら良いか模索する中で、身近な局構内の樹木を利用し、体験させ、考えさせるという手法が有効だと改めて確認するとともに、今後この手法を学校の校庭や近くの公園などで応用し実施する新しい可能性を見いだすことができた有意義な1日でした。

 

　葉っぱde名探偵に挑戦したい方はこちら（PDF：957KB）へ。犯人はこの中にいる！

 

この木の特徴はなんだろう？

難しい漢字はお父さんの担当だよ！

じゃ～ん！ 僕らは葉っぱの名探偵！

ぬり絵も大好評！