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『草津・森の癒し歩道』 (10月13日寄稿)
一昨年私は仕事で草津温泉地内にある国有林の「森の癒し歩道」を取材し、その時の様子を寄稿文としてみました。
吾妻森林管理署では、温泉と森林浴を組み合わせた健康づくりのため、草津温泉に隣接する国有林に森の癒し歩道「ロイヤルコース」・「サイクリングロードコース」「やすらぎの森コース」の3つを設けてある。2年前、春の大型連休を控えた4月24日、ロイヤルコースに赤松のチップを敷いて歩道を整備していた様子を取材した。
天皇、皇后両陛下ご散策にちなむこのコースは全長1.3km、ホテルヴィレッジの北側に隣接する。道幅1mほどの歩道は一周約30分アップダウンのゆるやかな一般向けのコースだ。作業は町内のボランティア、森林管理署の職員など45名、長野県上田市から選んだ赤松材のチップ約40m3を3時間ほどかけて軽トラや一輪車でコース内に敷き込んだ。
歩道は赤松の芳醇な香りと程よいクッションで歩き易い。歩道内の「傘樅(かさもみ)の広場」では、一段落した人達が「樹林気功」を行ったり、横になって森林浴をして早速森の癒し効果を体感。「手の掌が温くなった」「体がリラックスした」などの感想をもらしていた。
ボランティアで草津町役場職員の一人は「草津町の掲げる『観光・環境・健康』にこの歩道は最適。多くの人達に気軽に利用して欲しい。」又、吾妻森林管理署長も「森林管理署がこのような形で地域と関わりを持つのは全国でも珍しいのではないか。健康づくりの為みんなの森として積極的に利用して欲しい」と語っていた。
最近特に関心の高い森林浴を大勢の人達が利用出来るこのような施設は、国有林野の有効活用のひとつとして身近にもっと欲しいのではないだろうかと強く感じました。
群馬県在住・羽鳥弘行(74歳)