北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2012年4月)
洞爺湖畔で休日を~仲洞爺キャンプ場(2012年4月30日撮影)
ゴールデンウィーク前半、洞爺湖畔にある「仲洞爺キャンプ場」へ出かけてみました。
このキャンプ場は、風致保安林である洞爺湖畔の国有林を活用したもので、壮瞥町が運営しています。
オープン直後の湖畔のサイトには、キャンプシーズンを待ちわびたキャンパーのみなさんが思い思いの場所にテントを張り、春の柔らかな日差しの下、洞爺湖の景色を楽しんでいました。
小川沿いの一等地には、インディアン風のテントがありました。
木々はまだ葉を広げていませんが、湖畔のテントの混み具合は夏休みのようです。
洞爺湖畔をくるっと取り巻く国有林は、「風致保安林」として大切に保全されています。
各地の国有林にはたくさんのキャンプ場があります。
新緑の季節、野山で楽しく過ごしましょう!
(撮影者:指導普及課 森林技術普及専門官 中鍵 貴之)
旭岳(2012年4月30日撮影)
快晴の下、旭岳に登りました。
標高は2,000メートルを超えますが、かなり雪融けが進んでいます。
前日にうっすら積雪があり、遠景もきれいでした。
頂上からお鉢平、北鎮岳、黒岳方面の眺めです。(クリックすると大きくなります)
この1週間ほど前に行きましたが、ずいぶんと雪が融けた印象です。
麓から頂上を見上げた写真。遠近感を強調してみました。
本当に天気のいい1日でした。
(撮影者:治山課 調査係長 西尾 悠佑)
吹上温泉~望岳台(2012年4月29日撮影)
十勝岳連峰の裙、標高1000メートル付近の富良野川でも雪融けが進んでいました。
背後には前十勝が見えます。
ハイマツやダケカンバしか生えていないところでも、クマの新しい足跡がみられました。
十分に注意したいものです。
吹上温泉~望岳台の遠景。
高山帯でもだいぶ雪融けが進んできました。
(撮影者:治山課 調査係長 西尾 悠佑)
西富良野岳(2012年4月28日撮影)
富良野市街からよく見える山です。
平地ではすっかり雪はなくなり、芽吹きの季節ですが、山にはまだまだ積雪があります。
芦別岳です。
こちらは富良野市街越しに見える十勝岳連峰です。
稜線では雪融けが進んでいるようでした。
(撮影者:治山課 調査係長 西尾 悠佑)
春のポロト湖と水芭蕉(2012年4月28日撮影)
ポロト自然休養林内植物観察用浮橋から撮影した、ポロト湖と水芭蕉です。
ポロト湖
水芭蕉
(撮影者:胆振東部森林管理署 署長 西 真)
座禅草(2012年4月27日撮影)
バイケイソウやオオバユリの出始めの緑色の小さい葉が目立つ中、濃い紫色の葉と、葉の中に黄色い花が見えました。
座禅草です。
サトイモ科の植物で、この科の植物は苞(ほう)が花の穂を包むような形をしており、濃い紫色の大きな仏焔苞(ぶつえんほう)のなかにある花を「座禅を組んだ”達磨”」に見立て、「座禅草」と言うようです。
(撮影者:石狩地域森林環境保全ふれあいセンター 自然再生指導官 佐藤 充)
珍しい(?)と思われる桜(2012年4月12日撮影)
収穫試験地の成長調査に行った際に、珍しい(?)と思われる桜を見かけました。
カラマツ人工林内にあったものですが、たぶん火入れ地拵えした際に残った(?)広葉樹の樹幹内から、桜の実生が成長したものと思われます。
撮影箇所は、上川北部森林管理署2343い林小班で、昭和33年植栽のカラマツ人工林内です。
(撮影者:森林技術センター 所長 横山 誠二)
春一休み?(2012年4月26日撮影)
小雨の中、苫小牧の森で春の訪れを感じてきました。
この日は霧も発生し肌寒い中、黄色い花がチラホラ。
ナニワズが、雨にも負けず少し控えめに咲いており…
(ちなみにナニワズは小低木です。)
春を告げる代表の花「福寿草」は、まだつぼみでした。
開花スタンバイOK状態で、気温が上がれば直ぐにでも咲きそうです。
ゴジュウカラも、寒そうに小枝に止まっていました。
そんな中、水芭蕉がとても元気に咲いていたのが印象的でした。
(撮影者:業務調整課 専門官 森本 和則)
釧路の森にも春(2012年4月26日撮影)
林道の雪が消え、釧路の国有林にもようやく遅い春がやってきました。
雷別地区の森林では、フキノトウが点々と出てきているのが確認できます。
花の一つを覗いてみると、真ん中がちょっとだけ寄っています。
あんまり早く出てきたので、まだ寝癖が直ってないのでしょうか。
春先の森林の楽しみに山菜がありますが、山菜の王様といえば「タラの木の新芽」。
タラの木はここにもたくさん出ていましたが、膨らむ前の芽は、あらかたエゾシカに食べられていました。
冬期間の餌の少ない時期の食痕だと思いますが、これを見て残念に思う方も少なくないのでは。
(撮影者:釧路湿原森林環境保全ふれあいセンター 所長 宮本 元宗)
残雪期の国有林(2012年4月21日・22日撮影)
チトカニウシ(4月21日)
旭川紋別道の開通によりめっきり車が通らなくなった北見峠から、チトカニウシ(1445m)に行きました。
頂上から南側を望む。 (クリックすると大きくなります)
ニセイカウシュッペ(中央)~表大雪(右にうっすら)の山並みが見えました。
北西方面。 (クリックすると大きくなります)
天塩岳(左)~渚滑岳(中央)です。
北見側(右)は高い山がなく雪が少ないのでしょうか。黒々としていて海のようでした。
黒岳~北鎮岳(4月22日)
この日も快晴でした。
層雲峡からロープウェイに乗り、黒岳、北鎮岳を目指しました。
黒岳(1984m)から御鉢平方面を望む。
山頂付近は常に風が強いためか、もう雪はありませんでした。
少し南進したところに雲の平という所があります。
ご覧のとおり広大な雪原が広がっていました。
右は凌雲岳、そして左奥が今回の目的地の北海道で2番目に高い山、北鎮岳(2244m)です。
北鎮岳山頂。
這わないと動けないぐらいの猛烈な風が常時吹いていました。
北鎮岳からみた御鉢平。
夏には何度か来ていたのですが、どかっと雪をかぶっていたのを見たのは初めてで新鮮でした。
帰りにみた黒岳から層雲峡方面。 (クリックすると大きくなります)
斜度がかなりあってスキーも楽しめました。
(撮影者:治山課 調査係長 西尾 悠佑)
石狩森林管理署庁舎構内のサクラ情報(2012年4月25日撮影)
サクラの花はまだまだですが。
近づいてみると、芽が膨らみ初めています。
ぷっくりしているのが花芽で、スマートなのが葉の芽でしょうか。
花の季節が楽しみです。
(撮影者:石狩地域森林環境保全ふれあいセンター 所長 志鎌 睦)
道南にも遅い春の訪れ(2012年4月24日撮影)
七飯町西大沼国有林の樹木博士認定常設コースには、49枚の樹名板が設置されています。
その中の一つ、「ブナ」の根本に、福寿草が一株、花を付けていました。
更に辺りを見渡すと、「ナナカマド」の根本にも咲いていました。
道南にも、遅かった春がようやく訪れました。
「ブナ」樹名板の根本に黄色い花が。
「ナナカマド」の下にも一株。
鮮やかな黄色が、落ち葉の中で一際輝いています。
(撮影者:駒ヶ岳・大沼森林環境保全ふれあいセンター 自然再生指導官 福士 忍)
早春の野幌自然公園(2012年4月21日撮影)
好天に恵まれた4月21日に、江別市の野幌森林公園を散策してきました。
野幌森林公園では、ミズバショウは数株ですが開花し始めていました。
例年のこのタイミングですと、ミズバショウは咲きそろっていることが多いとのことなので、今年の春はちょっと遅れ気味なようです。
左の赤い物体はミズバショウの仲間のザゼンソウ、中央の黄色い花はフクジュソウです。
どちらも春の早い時期に開花する花です。
あと一週間もすれば、もっと賑やかに様々な花が咲き乱れることでしょう。
昆虫たちも活動を始めました。
写真のチョウは、目玉模様がクジャクの飾り羽根の模様と似ているため、クジャクチョウの名前があります。
成虫で越冬するので、春に気温が上がると一番に飛び出してくるチョウの一種で、晩秋まで活動するので通年してみられますが、まだ青草が生えそろわないこの時期に、鮮やかな彼らは非常に目立つ存在であります。
寒さが残る季節は、写真のように日当たりのよい場所で翅を広げて日光浴をしているのをよく見かけます。
エゾアカガエルも出始めていました。
この日はすでに産卵が始まっていたようで、歩道淵では見えませんでしたが、日当たりのよい場所からは盛んに鳴き交わす声が遠くから聞こえていました。
彼らのおかげで水辺はしばらく賑わうことでしょう。
ヒガラが気持ちよさげに水浴びしていました。
彼らは年中通して拝める留鳥ですが、これからどんどん夏鳥が入ってきますので、森での鳥見が楽しい時期になってきます。
この日は姿は拝めませんでしたが、ウグイスもさえずっていました。
春の花が盛りの時期が近づいてきました。
野幌森林公園は、花も鳥も人も非常に賑わう時期になります。
非常に楽しく見応えはあるのですが、残念ながら雪解け水で歩道の路面状況は良いと言えるような状態ではありませんので、今しばらく足下装備の選択は慎重に行ってください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
流星の滝(2012年4月21日撮影)
層雲峡の流星の滝。
満天の星をバックに撮影しました。
(クリックすると大きくなります)
上の写真ではシルエットしかわかりませんが、6分ほどシャッターを開放すると、星が流れました。
(クリックすると大きくなります)
(撮影者:治山課 調査係長 西尾 悠佑)
円山公園のエゾリス(2012年4月16日撮影)
札幌市の円山は、市街地で外部と隔絶された、ちょうど大海に浮かぶ島のような森林です。
その円山にある円山公園には、都市部でありながら、木々の間を通り抜ける何とも贅沢な歩道があります。
通勤通学路として多くの市民に利用されており、通勤時に通り抜ける森林管理局職員も少なくありません。
大都市札幌の中にあって自然を感じ取れる貴重な空間であります。
市街地にあって動物たちを観察できるため、早朝からカメラや双眼鏡を携えた方も少なくありません。
そんな円山公園には、非常に多くのエゾリスが暮らしており、高頻度で彼らの姿を目にすることができます。
鋭い爪を持ち、樹上生活に適応した彼らは、垂直真っ逆さまに木を下るぐらいは朝飯前です。
色合いは地味ですが、動きが大きく、枝の上を走る際は「チャカチャカ」と足音がしますので、比較的見つけやすいとは思います。
さすがは180万都市札幌に住まうだけあって、人怖じしない性格です。
アクセサリーのつもりか、額に何か(ゴミ?)を乗っけています。
クルミをゲット。
2メートルほど頭上ですが、囓っている音が地べたのこちらまで聞こえます。
手にしているのは遠目ではっきりとは確認できませんが、おそらくは堅さには定評のあるオニグルミ。
果敢に挑んでいますが、しかし彼らの前歯を持ってしても堅すぎるようで、5分ほどクルミを回転させながら噛んでいましたが、特に進展はありませんでした。
森の中はまだ木の葉が出揃っていないため、樹上で生活するエゾリスや鳥たちの観察が非常にしやすい時期であります。
通勤や通学の際、円山公園内を通過する方は、5分か10分ほどでも頭上を観察すれば彼らに会えるかもしれません。
なお、野生動物観察の際は、大きな声を出したり、不用意に距離を詰めたり、相手さんを驚かせたりさせないよう適切な距離を持って、そっと見守ってあげてください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
雄阿寒岳(2012年4月10日撮影)
4月10日、双岳台パーキングより雄阿寒岳を撮影。
阿寒湖畔森林事務所と飽別森林事務所の境界国有林より撮影。
左側山は阿寒富士、中央は雌阿寒岳。
国有林の中にある白湯山より撮影。右側山は雄阿寒岳。
中央に見えるのは、温泉街と阿寒湖畔湖。まだ、凍っています。
飽別白水林道の一部に、1.5キロも続く直線林道。(積雪はまだ80センチもあります。)
(撮影者:根釧西部森林管理署 阿寒湖畔森林官 秋元 郁弥)
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