本日は雨の影響でなかなか計画通りの巡視ができない狩場山です。

1合目付近では【ナラタケ】や【ブドウマイマイ】を見ることができました。

6合目付近のお花畑の様子です。
もうじき花も終わりを迎えつつあります。

8合目付近では【ベニバナイチゴ】や【ダイセツトリカブト】が見られました。

山頂付近では紅葉した【イワイチョウ】が辺り一面に広がっていました。

狩場山一帯は「狩場茂津多道立自然公園」の特別区域内であり、許可なく高山植物の採取や、
ワナ等による昆虫等の捕獲はできませんので注意してください。

雨天の影響で巡視の延期が続いていた黒松内岳でしたが、ようやく本日巡視となりました。

入林箱を通過し6合目付近までは急な登りが続きます。

7～8合目にかけて笹が伸び歩道を覆っていました。

作業前  作業後

8合目から山頂にかけての急登は滑りやすい箇所もありますので登り降り共にご注意ください。

晴れた日の山頂からは狩場山や大平山を眺めることができますが、本日は雲の中で
確認することができませんでした。

ペーペナイ湿原植物保護林は北海道最古の高層湿原で、北限域イワイチョウ群が発達している湿原です。

鎌を使って手で刈ります。

背丈以上の植物が行く手を阻んでいましたが、見通しも良くなり歩きやすくなりました。
湿原までもう少しというところで時間切れとなり、残りは次回に持ち越しとなりました。

明け方から降り続いた雨の影響を確認する為、本日は徳舜瞥山を巡視しました。

登り初めて間もなく歩道が川のようになっていました。
沢筋を辿る歩道等は急な増水に注意してください。

徳舜瞥山山頂は大勢の小学生や引率の方で賑わっていました。

徳舜瞥山～ホロホロ山は美しい山岳景観が見られる人気の山ですが、本日は深い霧に覆われていました。

前回は合同パトロールでしたが、今回はGSS2名での巡視です。

前半はジャングルのように密集した沢筋をたどります。

夏の優秀な食菌【タモギダケ】です。
栽培品をスーパー等で見かけます。

ここは第一ピークです。
休憩する際は植生保護のため荷物等を植物の上に置かないようお願いします。

【カドバリヒメマイマイ】は大平山等のごく限られた地域でしか見ることができないカタツムリです。
歩道上にもたくさん見られました。通行時に踏みつけないようお願いします。

時間の経過と共に風や霧が激しくなってきました。

【エゾノホソバトリカブト】  【カラフトマンテマ】

落石注意の看板が落石で倒れかけていました。
通行の際は十分注意してください。

【オオヒラウスユキソウ】
今回のパトロールではオオヒラウスユキソウ、カラフトマンテマ等の希少種の盗掘、踏み荒らし跡は
見られませんでした。

山頂との寒暖の差が激しくなってきました。
入山する際は防寒、防露対策を忘れずに行ってください。

本日の巡視は長沼からビーナスの丘を経てシャクナゲ岳に至ります。

ビーナスの丘とシャクナゲ岳の分岐点です。

山頂手前の急登では岩に着いた苔で滑りやすくなっている箇所もあります。
足元には十分ご注意ください。

シャクナゲ岳はシャクナゲ沼を経て白樺山へと続くルートもあります。

前日の激しい雨により、白樺山へと続くシャクナゲ沼の歩道は冠水していました。
8月13日現在、シャクナゲ沼を渡ることはできません。

緑に光り輝く【ツノアオカメムシ】、日本に広く分布しています。

 最近の雨の影響で長沼付近の素掘り側溝に笹や枝が詰まっていたので除去しました。

作業前

作業中

作業後

場所が変わり今度は大谷地の木道の下にも大量のアシや枝が流れずに溜まっていたので除去しました。

作業前

作業中

作業後

今日は雨が降ったり止んだりとめまぐるしく天候が変化する一日でした。

ニセコアンヌプリ（万平の沢コース）の巡視です。入口の近くにはアーチ状になったミズナラの木が生えています。

前半はリフト線下の作業道沿いに進みます。

岩場には風穴があり8月だというのに大量の冷気を放出していました。そのおかげでしょうか？【ゴゼンタチバナ】がまだいきいきと咲いていました。

山頂付近で足元が見えづらい箇所の笹を刈りました。

ニセコ山地の利用マナーガイドを配布し登山のマナーについて話を聞いていただきました。