本日は、大平山高山植物保護対策協議会による合同パトロールを行いました。

後志管内島牧村に位置する大平山は標高1,191メートルの山で、林野庁の大平山石
灰岩植物保護林、大平山植物群落保護林に指定されており、貴重な植物が多数分布する国有林です。

誰が掘ったのでしょか？思い出は心にだけ刻んで帰りましょう。

踏み荒らしや落石等の恐れがある箇所には立ち入り禁止の標識を設置し、
併せて迂回路の修復や注意喚起標識なども設置しました。

ミツモリミミナグサ

テガタチドリ

フタマタタンポポ

オオヒラウスユキソウ

カドバリヒメマイマイ

本日の巡視では盗掘跡は見られませんでしたが、今後も希少な高山植物を保護するため、
関係行政機関と協力体制を図りながら現地調査及び盗掘防止パトロールを継続していきます。

目国内岳は新見峠沿いに歩道入口があり標高は1,220メートルです。
7月には登山や山菜採りの入山者でにぎわいます。

ゴゼンタチバナ

前目国内岳の標高は980メートルでここから目国内岳山頂を目指します。

ツマトリソウ

山頂からはパンケメクンナイ湿原を経て、岩内岳、雷電山へと縦走するルートもあります。

岩塊からは羊蹄山を背景に、アンヌプリ、イワオヌプリ、チセヌプリ、シャクナゲ岳等が望めます。

山に落としてはいけないものが命とゴミです。
この時期、道路沿いや駐車場付近の笹藪の中には軍手、長靴、カッパなどがたくさん捨てられています。
山はゴミ箱ではありません。

本日は快晴に恵まれた中での山開きとなり参加者全員で準備体操を行いました。

歩道沿いにブナの純林を楽しむことができます。

歩道脇には【ギンリョウソウ】他たくさんの草花が咲いています。
踏み荒らしの恐れがあるため歩道外には出ないでください。

【エゾゼンテイカ】

黒松内岳は739.8メートルの山で北海道百名山に選ばれており、年々登山者が増加しています。
毎年熊の糞や目撃情報が寄せられていますので、入山の際は、体に鈴を付けたり、歌を歌ったり、
音を出して人の存在をアピールしましょう。

大谷地植物群落保護林は昭和52年に制定され、面積は18ヘクタールとなっています。

大谷地植物群落保護林は、【フサスギナ】の群落地で、
他にこのような群生の例がなく維持保全が重要です。

区域の所々が湿原状態となっており、樹木はなく平坦地形な無立木地帯です。
また、この区域は【ニセコ神仙沼自然休養林】となっており、高山性の湿原植物が見られます。

大沼を抜けて五色温泉郷までは90分程です。

大沼は最大水深15メートル、湖岸線延長1.2キロメートルの火山湖で、雪解け直後は歩道が水没している時期がありますが、現時点では通ることができます。

大谷地はこの時期山菜採りの方でにぎわっていますが、路上駐車やゴミの
不法投棄などが問題になっており対策が急がれています。

雨が続く神仙沼です。

木道脇の笹を処理しました。処理後

風の強い日は帽子やハンカチなどの飛散防止対策をお願いします。

チングルマ

ミツガシワ

＊雨の日は木道が滑りやすくなっているので、足元には十分気をつけてください。

歌才ブナ林です。

本日は雨が強かった為、枝から幹へ伝ってきた雨（樹幹流）が泡になって溜まっていました。

ツクバネソウ

ブナの森は黒松内を境としてこれより北には分布していません。
歌才ブナ林は北限の地に純林状態で自生していることが学術的に評価され、昭和3年に国の天然記念物に指定されました。
天然記念物の森ではどんなものも採取してはいけません。

岩内スキー場のゲレンデ斜面を登り山頂へ至るルートです。

歩道にみかんの皮が落ちていました。岩内岳にみかんの木は生えていません。

ゴミは各自で持ち帰るようにしましょう。

行く手を倒木に阻まれていました。  倒木をよけて歩道外に出ることを防ぐ為に撤去しました。

  9合目の樹林帯を抜けた辺りから激しい風雨に見舞われた為、本日はやむなく下山しました。

徳舜瞥山は、トゥシシュウンペツ＝アメマスのいる川、その上部にある山ということで付けられた山名です。

歩道を覆っている倒木がありました。  手ノコにより速やかに撤去しました。

徳舜瞥山から向かいのホロホロ山山頂までの縦走は約30分です。

山頂には【ミヤマアズマギク】が咲いていました。 

＊ただいま入林箱は修理中です。