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北海道森林管理局

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    函館発!恵山GSS通信(2013)


    函館発!恵山GSS通信 

     2013年7月

    2013年7月31日(水曜日)曇り 

      昨日に引き続き濃霧がひどく何も見えないような状況でした。

    濃霧

    遠方から来た車があり、恵山に登るようだったので迷わないように声をかけておきました。

    天候が悪いときは無理をしないようにしてくださいね。 

    海向山の巡視の途中倒木が歩道をふさいでおり、歩道の脇によけてきました。

    倒木 歩道の脇によけた倒木

    歩道の様子も毎日変わります。

    恵山も海向山も登りやすい山ですが、あくまで山です。 

    ヒグマにあわないような工夫をし、しっかりとした靴で散策を楽しんでください。

    2013年7月30日(火曜日)曇り 

     今日は霧が非常に濃く、視界が悪かったです。

    歩道に開いていた穴

    歩道に穴が開いていたので直してきました。

    雨の翌日にしてはあまり歩道が荒れていませんでしたが、天候が悪かった日の翌日などは足元に気をつけてください。

    また、恵山の噴火口に立ち入る方が見られました。

    噴火口付近は大変危険です。近づき過ぎないようにご注意ください。

    イオウゴケ(硫黄苔)

    イオウゴケ(硫黄苔)

    イオウゴケがありました。コケの仲間ですが、アップしてみると・・・

    イオウゴケのアップ

      なんだか小さな花のようなキノコのような、不思議な植物です。

    ガンコウラン(岩高蘭)

    ガンコウラン(岩高蘭)

    ガンコウランの実がたくさんついていました。見た目はシカの糞のようですね。

    これでも立派な樹木です。

    カキラン(柿蘭)

    カキラン(柿蘭)

    こちらは草のランのカキランです。

    日当たりの良いところを好みます。花の色が柿に似ていることからこの名前があります。

    海向山は現在トウゲブキがたくさん咲いてきています。

    トウゲブキ

    一面がトウゲブキで覆われています。このお花畑ではヒョウモンチョウの仲間がせっせと蜜を集めていました。

    ヒョウモンチョウ ミドリヒョウモン

    ヒョウモンチョウ(左)とミドリヒョウモン(右)。

    とてもよく似ていますが、翅の裏側の模様が少し違うのがわかるでしょうか?

    お花畑を訪ねたらそっと観察してみてくださいね。

    コエゾゼミ

    コエゾゼミ

    トウゲブキの葉の上では、コエゾゼミが元気良くギィーと鳴いていました。

    今年はセミの当たり年なのか、たくさんのセミが山を賑やかにしています。

    歩道もセミの幼虫が出てきた穴でいっぱいです。

    2013年7月22日(月曜日)曇り 

     恵山
    今日は恵山の巡視とお天気があまりよくなかったのでゴミ拾いをしてきました。

    ゴミ拾いの結果
    ゴミ拾いの結果はこのくらい。

    故意に捨てたものは少ないと思いますが、
    散策される際は不意に落としてしまうゴミに注意してくださいね。

    恵山に霧がかかっていたので、植物たちもしっとりしていました。
    露がついた姿もまたきれいです。

    コナスビ
    コナスビ(小茄子)

    ノギラン
    ノギラン(芒蘭)

    ノギランにかかった蜘蛛の巣がきれいでした。

    ノリウツギ
    ノリウツギ(糊空木)

    樹皮から、和紙をすくときの糊を取ることからこの名前があるそうです。

    ウラジロタデ ウラジロタデの花、ズームアップ
    ウラジロタデ(裏白蓼)

    イタドリに似ていますが、高い山を好む植物です。
    花をアップしてみると白い星みたいで綺麗です。
    小さな花もよくよく観察してみると面白いものです。

    2013年7月20日(土曜日)晴れ 

    海向山
    本日は海向山の巡視をしてきました。
    恵山の登山者は20名以上登ったようですが、海向山は4名だけでした。
    お昼ごろにはたくさんの車が駐車場を賑わしていました。

    クルマユリ
    クルマユリ(車百合)

    巡視中に見つけたクルマユリ。
    おしべがとってもしっかりしていたので今日咲いたばかりかもしれません。

    トウゲブキ
    トウゲブキ(峠蕗)

    写真では分からないのですが、葉はフキの葉によく似ています。

    フキは風通しの良い湿り気のある土がある沢沿いなどを好みますが、
    トウゲブキはその名のとおり山地の草原を好みます。

    ピンク色のヨツバヒヨドリ 白色のヨツバヒヨドリ
    歩道の整備をしていると、ピンクと白のヨツバヒヨドリ(四葉鵯)が咲いていました。

    1ヶ所から4枚葉を出し、ヒヨドリが鳴くころに咲くことからこの名前があるそうですが、4枚以上出ていることもざらです。

    セミの幼虫が木にとまっている所
    セミの幼虫も見つけました。羽化前なので、夜にでも成虫へと変わるのでしょうか?

    2013年7月14日(日曜日)晴れ 

    海向山の歩道の整備の様子
    今日は海向山の歩道の整備をしてきました。
    歩道に植生保護のためピンクテープをつけています。

    歩道以外は踏み込まないようにご協力ください。

    エゾアカガエル 付近の葉で顔だけ隠しているエゾアカガエル
    歩道整備をしていると、エゾアカガエルが様子を見に来たようです。
    カメラを向けると恥ずかしいのか顔を隠してしまいました。

    シュロソウ
    シュロソウ(棕櫚草)

    暗い林の中を好む植物です。暗紫褐色の花が少し怪しげな雰囲気。
    よく見ると花は可愛らしいです。意外と毛むくじゃらです。

    エゾゼンテイカ
    エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花)

    鮮やかな黄色い花が目を引きます。夏を感じさせてくれる花ですね。

    ウツボグサ
    ウツボグサ(靫草)

    花が終わると弓道の矢を納める細長い筒の「靫(ウツボ)」に似ることからこの名前があります。
    「夏枯草(カゴソウ)」とも呼ばれ、真夏になると茶色く枯れます。

    ノコギリソウ
    ノコギリソウ(鋸草)

    葉がノコギリの刃のように見えることからこの名前があります。
    花は白いのですが、この個体は少し紫がかっていました。

    ヒョウモンチョウの仲間
    ヒョウモンチョウの仲間

    初夏から夏にかけて咲く花たちがだいぶそろってきました。
    蝶々も大忙しのようです。

    2013年7月13日(土曜日)晴れ 

    恵山

    20人の登山者と会いました
    恵山は午前中、20人の登山者と会いました。
    午後からもたくさんの方が登ったと思います。

    恵山の山頂、どんより曇り空
    恵山の山頂に着くとお天気が…残念。

    海向山の看板に蝉の抜け殻がついている所
    海向山の登山者は2名でしたがセミも登頂したようです。
    無事に旅立ったのでしょうか。

    朝夕少し肌寒い日が続いていますが、夏は着々と訪れているようです。

    2013年7月7日(日曜日)晴れ 

    海向山からの眺め
    今日は良く晴れて海向山からの眺めがとても良かったです。

    ノハナショウブ
    ノハナショウブ(野花菖蒲)の花が晴れた日は鮮やかに見えます。

    コメツツジ
    コメツツジ(米躑躅)

    ほかにもウメガサソウやイチヤクソウ、ヤマトキソウなども咲き始めています。
    海向山の山頂ではコメツツジがたくさん咲いています。

    チョウ
    山の上は日差しも強いです。
    チョウも日陰で休憩していました。

    2013年7月6日(土曜日)くもり 

    午前中、霧が濃かった様子
    午前中は霧が濃かったので、登山者にパンフレットを配りました。
    パンフレットには恵山自然休養林を利用する方々への注意喚起や、
    恵山に住む植物や生き物なども紹介されています。

     恵山からの景色
    午後からは恵山に登りましたが、30名程度の登山者でした。
    海向山は登山者が2名と少なかったですが、この時期色んな植物が咲き始めています。

    コバノトンボソウ
    コバノトンボソウ(小葉蜻蛉草)
    緑色であまり目立ちませんが花がトンボのような形をしています。

    アオダモ
    アオダモ(青梻)の種
    ピンク色の部分はアオダモの種です。
    熟すと茶色っぽくなり風に乗ってクルクル回りながら種を遠くに飛ばします。

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