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中部森林管理局

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    2016年9月7日(第92号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」を中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、お読みいただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。


    皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
    メールマガジンの6月号では、今年は台風が来ないですね~などとお話ししていたのですが、8月末までに立続けに発生し台風10号にまでなってしまいました。それも一度に三つも同時発生、北海道に8月に三つの上陸、ブーメラン台風、東北の太平洋側に台風が上陸するのは統計上初めてなど、また世界的に見ても熱波、洪水、豪雨、干ばつ、加えて地震など異常気象がこの頃多すぎると思いませんか。一説によれば地球温暖化の影響とも言われていますが、有効な対策を早めに打ち出せないものでしょうか。
    いずれにせよ転ばぬ先の杖、災害時の対応について、常日頃から備えておく必要があるのではないでしょうか。
     
    さて、今回のメールマガジンですが、飛騨森林管理署長からのメッセージの他、注目情報には、「山の日制定記念「御岳の自然と江戸時代のヒノキを見に行こう」今月のトピックスには「木曽路の遊歩道を歩こう「パズルラリー(再)」について取り上げています。

    最期までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ------------------飛騨森林管理署長

    2.注目情報------------------------------------山の日制定記念「御岳の自然と江戸時代のヒノキを見に行こう」

    3.今月のトピックス------------------------------木曽路の遊歩道を歩こう「パズルラリー(再)」

    4.お知らせ-------------------------------------・世界遺産の森と木フォトコンテスト

                                                                 ・夏休み親子体験セミナー「森林の大切さを学び、木でいすを作ろう!」を
                                                                 開催しました(東海農政局)

    5.広報「中部の森林」----------------------------8月号掲載

    6.業務関連情報--------------------------------公売・入札情報

    7.参考情報------------------------------------林業用語の解説等

    1.森林管理局からのメッセージ

    林野庁 飛騨森林管理署長 坂本和隆

    「心の中の思い  木のレリーフ」

    飛騨森林管理署は岐阜県北部、東に飛騨山脈、西に白山、南東に御嶽山に囲まれた地域で、市の木「イチイ」の高山市、市の木「ブナ」の飛騨市、そして、村の木「ブナ」の白川村、2市1村の93%を占める森林面積(約31万ha)の約4割に当たるの国有林(約12万ha)を管轄しており、スギ・ヒノキ・カラマツ等の人工林が35%、ブナ・ナラ・シラベ等の天然林が65%を占めています。
    当署庁舎内の壁面には高山祭をイメージした木の彫刻があり、調べていたところ、高山市出身の彫刻家『喜代志松治(きよしまつじ)』氏による作品であるとわかりましたが、残念ながら、今年5月に87歳で他界されていました。
    当該彫刻は、昨年度の庁舎耐震改修の際に特段の保存対策がなされておらず、今後、貴重な作品として大切に維持・保存しなければならいと考えております。
    高山市図書館「煥章館」に蔵書『喜代志松治作品集』があり、「豊富な材料が身近に存在する飛騨高山は工房」「工房で心の中の思いを表現した」作品は、仁科展出品作品、高山市議事堂、高山市清見「ウッドフォーラム」、清見保育園、高山日赤看護学校、中津川中央保険センター、名古屋スバル本社ビル、蒲郡市立図書館、伊那市立図書館等、数多く紹介されており
    ます。
    喜代志氏が主に手がけた彫刻の材料の中心は木で、針葉樹に限らず広葉樹も含めた様々な樹木が使われております。建築材料、バイオマス原料のみならず地域経済・文化発展の材料、「心の思い」等々となる樹を供給するためにも、主に植栽している針葉樹の育成にとどまらず、天然の力により生育する広葉樹等の育成も含め、これからも「多様で健全な森づくり」を進めていくことが大切だと思っております。
    最後に、今から約半世紀前の昭和40年、当署庁舎の落成時に『合同庁舎の山車屋台と私』と題する喜代志氏寄稿の前段をご紹介し、哀悼の意を著したいと思います。
    『山に育った者として私は、飛騨の樹を存分に使ったレリーフ(浮彫)を一度使ってみたいとひそかに考えていました。今までに大理石やモルタルのレリーフ、ガラスやロッキーという陶器等いろいろ手がけてはみましたが、最も手こずり、その反面、やりがいのあったのは今度の各種の木を使ったレリーフでした。木は生きているので常にのび縮みし、絶対に不変ということはありません。しかし、自然そのものであり、最高の贅沢なものであります。(後略)』。

     

    喜代志松治氏略歴(作品集より)

        ・昭和4年(1929)高山市生まれ

        ・昭和31年(1956)仁科展入選(以降、連続入選)

        ・昭和41年(1966)仁科展特選

        ・昭和45年(1970)仁科会会友推挙

        ・昭和51年(1976)岐阜県展彫刻部門審査員

        ・昭和55年(1980)個展名古屋市ギャラリーSEKI(以後、同所にて2回開催)

        ・昭和57年(1982)仁科会会友賞受賞

        ・平成21年(2009)岐阜県芸術文化顕彰受賞

        ・平成21年(2009)個展高山市遊朴館

    2.注目情報

    山の日制定記念「御岳の自然と江戸時代のヒノキを見に行こう」

    今年から8月11日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日として、国民の祝日「山の日」となりました。そこで、山の日制定を記念して、国有林を見学するバスツアーを10月22日(土曜日)に開催します。
    美濃、尾張、名古屋の水は美味しいと言われます。それは下呂市をはじめ、飛騨川、木曽川の上流域の森林が綺麗で美味しい水を生産しているからです。
    このイベントでは、森林の役割や大切さを知っていただくとともに、森の専門家が、江戸時代に植えられた人工林や、御岳山麓の自然林へご案内します。

    参加者を募集中です。お一人でも気軽にお申し込みください。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/pdf/ontake-sankabosyu.pdf

    3.今月のトピックス

     木曽路の遊歩道を歩こう「パズルラリー」

    9月23日(金曜日)から「赤沢自然休養林遊歩道トレッキングパズルラリー」がリニューアルし再開します。
    自分の足で歩き、集めたパズルで絵を完成させて応募すると木製パズル、貼り板、台座をプレゼント。秋の紅葉を感じながら、パズルラリーで心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
    「木曽路トレッキングパズルラリー」も開催中です。
    ぜひ、木曽路へお越しの際は「パズルラリー」に挑戦してください。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/kiso_fc/other/160408.html

    4.お知らせ

    世界遺産の森と木フォトコンテスト

    平成28年、「山の日」が制定され第一回の祝日(平成28年8月11日)を迎えること及び平成27年7月に明治日本の産業革命遺産が世界文化遺産に登録され、同年12月には世界文化遺産の白川郷・五箇山の合掌造り集落が登録20周年を迎えました。日本人が守ってきた森林の大切さ、木を取り入れた暮らしの素晴らしさを人々に知っていただくため、「世界遺産の森と木」をテーマとする作品を募集します。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/event/moritoki-fotokon-h28.html

     

    夏休み親子体験セミナー「森林の大切さを学び、木でいすを作ろう!」を開催しました

    平成28年8月25日(木曜日)、熱田白鳥の歴史館において、森の大切さを学んでいただくため、東海農政局主催の夏休み親子体験セミナー「森林の大切さを学び、木でいすを作ろう!」が開催されました。
    中部森林管理局名古屋事務所は、このイベントに協力し「木工クラフト教室」を開催し、参加された小学生と保護者の方にミニイス作り、マイ箸作り等を体験していただきました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/summer/20160825.html

    5.広報「中部の森林」8月号

    中部の森林8月号(第149号)

    「中部の森林」8月号は、「御嶽山登山道の清掃と修繕」の様子や熱田白鳥の歴史館で開催された「山の日」記念『山岳写真展』の様子などを掲載しました。
    各地からの便りには、「教職員を対象とした森林・林業学習会を開催」の記事などが届きました。
    シリーズ「森林官からの便り」には、南信署 駒ヶ根森林事務所の「今村主席森林官」からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」は、富山署から「富山県魚津市編」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    6.業務関連情報

    公売・入札情報

    7.参考情報

    林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)

    https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/index.html


    過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。

    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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