2016年6月2日(第89号)
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皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
沖縄では梅雨入りとのニュースがありましたが、長野市では五月末から30度を超す日があり梅雨を飛び越して夏が来てしまったかのようですが、長野市の梅雨入りは何時ごろになることでしょう。そういえば、昨年は毎月発生していた台風ですが、今年はまだ発生していません。台風1号の発生が5月下旬以降になるのは1998年以来で十八年ぶりとのことです。
いずれにしても梅雨も台風も時期に来て、大雨でなく適度な雨で土砂災害など起こさないようにお願いしたいものです。
今回のメールマガジンですが、南信森林管理署長からのメッセージの他、注目情報には、「全国林業後継者大会」について取り上げています。
最期までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ------------------南信森林管理署長
2.注目情報------------------------------------第67回全国植樹祭ながの2016
3.今月のトピックス------------------------------第67回全国植樹祭関連行事 第45回 2016長野県 全国林業後継者大会
4.お知らせ-------------------------------------・平成28年度 山地災害防止標語及び写真コンクール作品募集
・平成28年度高山植物等保護パトロール員の募集
・第15回「聞き書き甲子園」の開催について
5.広報「中部の森林」----------------------------5月号掲載
6.業務関連情報---------------------------------公売・入札情報
7.参考情報--------------------------------------林業用語の解説等
1.森林管理局からのメッセージ
林野庁 中部森林管理局 南信森林管理署長 花村健治
「諏訪大社御柱用材の生い立ち」
平成28年4月から5月にかけて、数えで7年(満6年)ごとに行われる天下の大祭「諏訪大社御柱祭」が行われました。
御柱祭の主役は御柱となるモミの木です。諏訪大社には、上社と下社があり、上社には本宮(諏訪市)と前宮(茅野市)が、下社には秋宮と春宮(共に下諏訪町)が置かれていますので、この2社4宮の境内4箇所に建てられる御柱として、計16本のモミの大木が御柱祭には必要となります。
このモミの大木は、今回の御柱祭では16本全てが当署管内の下諏訪町、辰野町に所在する国有林から供給されました。
御柱用材となるモミの木は天然木で、胸高直径(地面から1.2m程度の高さでの立木の直径)は100cmを超え、樹齢は150年近くになっています。一般的にはこのようなモミの大木が国有林内に一斉に生えていると思われがちですが、実は、80~90年生ほどのヒノキ、カラマツの人工林内にモミが点在しているものがほとんどです。
なぜ、ヒノキ、カラマツの人工林内にモミの大木があるのでしょうか?
それは、80~90年前にこの国有林を伐採する際に「将来の御柱のために残しておこう」、「モミを今伐っても材としてあまり価値がないから太くなるまで残しておこう」等の先人の想いや考えからモミの木が残されたものと推測されます。
そして、大きくなったそのモミの木が、今、御柱用材として生かされているのです!
林野庁では、地域に伝わる木の文化を継承する観点から「木の文化を支える森」が全国各地で設定され、当署管内でも「御柱の森」(下社)と「御柱の心をつなぐ森」(上社)が地域の方々との協定により設定されています。今後とも、先人たちの想いなどを引き継ぎながら、地域の方々とともに木の文化継承の森林づくりに取り組んでまいりたいと考えています。
2.注目情報
第67回全国植樹祭ながの2016
平成28年6月5日に長野市オリンピック記念アリーナ エムウェーブで第67回全国植樹祭式典が行われます。
☆詳しくはこちらをご覧ください。http://zensyoku-nagano.com/
3.今月のトピックス
第67回全国植樹祭関連行事 第45回 2016長野県 全国林業後継者大会
第67回全国植樹祭関連行事として、全国の林業後継者が一堂に会し、森林を育む担い手として果たす役割について意見を交わし、健全な森林を持続的に育成することにより、豊かな社会を築くことを全国へ発信するために開催されます。
開催日:平成28年6月4日(土曜日)
場所:長野県飯山市飯山市文化交流館なちゅら
開催内容
1.開催式典
2.トークセッション
3.閉会式典
☆こちらをご覧ください。 (PDF:1,033KB)
4.お知らせ
平成28年度 山地災害防止標語及び写真コンクール作品募集
林野庁、都道府県及び市町村が行う「山地災害防止キャンペーン」の関連行事として、標語及び写真の作品を募集しています。
どなたでも何点でも応募できます。【締切は、平成28年9月30日】
☆詳しくはこちらをご覧ください。 (PDF:8,166KB)
平成28年度高山植物等保護パトロール員の募集
高山植物やライチョウなど、稀少な野生動植物の保護のために、登山者への注意喚起や清掃活動を行う、高山植物等保護パトロール員を募集します。
パトロール期間は、平成28年7月20日から8月19日まで。
募集期限は、平成28年6月30日(木曜日)
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/toyama/gurin1.html
第15回「聞き書き甲子園」の開催について
農林水産省では、第15回「聞き書き甲子園」の開催に当たり、参加を希望する高校生を募集しています。
「聞き書き甲子園」は、全国の高校生が、森や海、川とともに生きる知恵や技を持つ「森の名手・名人」、「海・川の名人」を訪ね、その知恵や技術、人となりを聞き書きし、記録する活動です。
募集人数は「森の名手・名人」もしくは「海・川の名人」への聞き書きが100名となっています。高校生の皆さんぜひ参加してみてください。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/160516.html
5.広報「中部の森林」5月号
中部の森林5月号(第146号)
「中部の森林」5月号は、イラン・イスラム共和国より研修生が来局、木質バイオマスで温熱利用!バイオマス利用WGのセミナーの開催の様子の記事を掲載しています。
各地からの便りには、南信署から「式年造営御柱大祭」の記事、木曽署から「赤沢自然休養林の遊歩道整備」の記事などが届きました。
シリーズ「森林官からの便り」には、北信署戸隠森林事務所の「木内地域総括森林官」からの便りを掲載しています。
シリーズ「ご当地自慢」は、南木曽支署から「中山道野尻宿」を掲載しました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
6.業務関連情報
公売・入札情報
7.参考情報
林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうござました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
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