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中部森林管理局

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    2015年11月5日(第81号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」を中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、お読みいただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。


    皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか。朝夕めっきり寒くなり霜が降りる頃になりました。紅葉も北から南へ、山から里へと進んできました。
    晴れた日には日差しが心地よく感じられ、積み重なった落葉の上を歩きながらのハイキングなどには絶好の季節ではないでしょうか。
    今回のメールマガジンですが、技術普及課長からのメッセージの他、注目情報として平成28年度林野庁予算概算要求の概要、今月のトピックスには、鳥獣の捕獲等のための入林届について等を掲載しております。
    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ---------------技術普及課長

    2.注目情報---------------------------------平成28年度林野庁予算概算要求の概要

    3.今月のトピックス---------------------------鳥獣の捕獲等のための入林届について

    4.お知らせ----------------------------------御神木の里で「語ろまいか」

    5.広報「中部の森林」-------------------------10月号掲載

    6.業務関連情報------------------------------公売・入札情報

    7.参考情報----------------------------------林業用語の解説等

    森林管理局からのメッセージ

    中部森林管理局 森林整備部 技術普及課長 有井寿美男 

    「三浦実験林設定50年を迎えて」

    木曽谷は古くから木曽ヒノキの産地として知られています。安土桃山時代から江戸時代初期にかけて、戦乱により消失したお城や社寺の建築や市街地整備に膨大な木材が必要となりました。
    木曽地方は、徳川幕府の直轄領地として森林の管理を尾張藩が行っており、この木材需要に応えて大規模な伐採を実施しました。そのため、17世紀半ばには伐採により木曽ヒノキがなくなった「尽き山」が広がりました。尾張藩は森林資源を保護するため「留山」といった禁伐区を設け、ヒノキほか4種を木曽五木に指定して伐採禁止木としました。これらは厳しく守られ「木
    一本、首一つ」言われました。
    この伐採禁止木政策が功を奏し300年の歳月を経て、現在の豊かな木曽ヒノキ林が形成されました。
    木曽谷には、石英班岩を母材とする湿性ポドゾルの土壌が約8,000ヘクタール分布しています。この土壌は、粗腐植が厚く堆積することで酸性の粘質土を形成し、植物が生育するにはきわめてせき悪な土壌であります。また、昭和34年の伊勢湾台風、昭和36年の第二室戸台風の二つの台風により木曽谷では330万立方メートルもの風倒被害が発生しました。
    この膨大な面積の風倒被害造林地が生育不良となる原因究明をして更新方法の確立するため、昭和41年に、旧王滝営林署管内の三浦国有林に約420ヘクタールの広大な「三浦実験林」を設定して、今年まで半世紀に及ぶ試験・研究を継続してきました。
    この研究成果として、昭和61年度には、設定20年目として中間報告を発表し、平成11年度には、30年目として「三浦実験林30年のあゆみ」を発行しました。
    そして今年は、50年目の節目として「三浦実験林50年史」を発行いたします。
    三浦実験林においての試験研究が50年間営々と継続できたのも、設定当時から関わってこられた元京都大学 赤井龍男助教授のご尽力によるものであり、同氏のご努力に心からお礼申し上げる次第です。
    (赤井先生は今年1月に永眠されました。ご冥福をお祈りいたします。)
    私ごとですが、平成11年度の「三浦実験林30年のあゆみ」は担当者として、今回の「三浦実験林50年史」は技術普及課長として発行に携わることができ、運命的なものを感じております。
    最後に、この三浦実験林の成果が木曽ヒノキの天然更新の指針となり、更なる天然更新技術の確立と普及を期待するところです。
      (「三浦実験林50年史」は平成28年3月発行予定)。 

    注目情報

    平成28年度林野庁予算概算要求の概要

    平成28年度の林野庁予算概算要求の概要が公表されました。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/rinsei/yosankesan/28gaisan.html

    今月のトピックス

    鳥獣の捕獲等のための入林届について

    11月15日から狩猟が解禁されます。国有林野内に入林される場合には、事前の手続きが必要となりますが、平成27年10月1日以降「鳥獣の捕獲等のための入林届」の様式が変更となっております。国有林には、伐採作業、林道工事、治山工事などのために多くの方が入林していますので、これらの方々の安全を確保し事故を未然に防止するため、森林管理署等ごとに、立入禁止とする区域と期間があります。 
    入林者は、重大事故を発生させないため、注意事項を遵守するとともに立入禁止区域図面を必ず確認していただきますようご理解とご協力をお願いします。 

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/nyurin/index.html

    お知らせ

    御神木の里で「語ろまいか」

    岐阜県中津川市にある「木曽ヒノキ備林」は、伊勢神宮の御杣山(みそまやま)として、古くより御神木を産出してきました。そんな御神木の里において、木曽ヒノキにまつわる文化や歴史を地元の研究家らと語り合い、木曽ヒノキ備林の散策もあわせたイベントを開催いたします。
    皆様のご参加をお待ちしています。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/sidou/27kataromaika.html 

    広報「中部の森林」10月号

    中部の森林10月号(第139号)

    「中部の森林」10月号は、ミス日本みどりの女神が「木曽悠久の森」で植樹、「木曽悠久の森」写真コンテスト表彰式、平成27年度国有林モニター会議(現地見学)の開催などの記事や各地からのたよりには濁川復旧治山工事「現場見学会」の開催などの記事が届きました。また、シリーズ「森林官からの便り」には、南信署伊那里森林事務所の「大溝首席森林官」からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」として、北信署からの「戸隠そば」を掲載しました。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    業務関連情報

    公売・入札情報

    参考情報

    林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)

    https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/index.html


    過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。

    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうございました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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