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中部森林管理局

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    2014年11月5日(第69号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」を中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、お読みいただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。


    皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?朝夕めっきり寒くなり山々からは初雪の便りも届くようになりました。紅葉前線も北から南へ、山間部から平地へと進んできました。晴れた日には日差しが心地よく感じられ、紅葉を見ながらのハイキングなどには絶好の季節ではないでしょうか。
    今回のメールマガジンですが、東濃森林管理署長からのメッセージの他、注目情報として「温帯性針葉樹林の保存・復元に向けた取組を行なう地域の愛称が決定しました」のほか、今月のトピックスには、信州のカラマツ撮影地マップの公開等を掲載しております。
    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ--------------東濃森林管理署長

    2.注目情報--------------------------------温帯性針葉樹林の保存・復元に向けた取組を行なう地域の愛称が決定しました

    3.今月のトピックス--------------------------信州カラマツ撮影地マップ

    4.お知らせ---------------------------------「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について(公告・縦覧)

                                                             ブナ林結実調査の結果

    5.広報「中部の森林」------------------------10月号掲載

    6.業務関連情報-----------------------------公売・入札情報

    7.参考情報---------------------------------林業用語の解説等

    森林管理局からのメッセージ

    東濃森林管理署長 間島 重道

    「地域とともに」

    東濃森林管理署が管轄する国有林野の多くは、岐阜県東部の裏木曽と呼ばれる地域にあります。この地域は、長野県境を挟んで接する木曽谷とともに古くから良質の天然ヒノキの産地として知られ、森林との深い関わりの中で人々の生活が営まれてきました。
    江戸時代には尾張藩の直轄地(飛び地)として江戸城、名古屋城等の築城・修改築のためなどに用材が度々伐り出され、伐採を行う杣、川の流れを利用して丸太を運び出す川狩衆など多くの人たちが携わりました。また、隣接する裏木曽3ヶ村(付知、加子母、川上)と木曽の王滝は、山林を管理するために置かれた山守が一体として管轄するなど結びつきが強く、西国から王滝を経て御嶽山に詣でる街道の宿場としても栄えたそうです。
    また、18世紀末からは伊勢神宮の遷宮用材供給地としての役割が定着し、御料林(皇室財産)時代には「神宮備林」が設定されました。戦後、国民の森林として林野庁が所管するようになってからも、法隆寺、東大寺、姫路城等歴史的建造物の修築などに多くの材が用いられました。
    これらの歴史とともに、一方で、民有林も合わせて地域の約9割を占める森林のうち70%近くが人工林、その半分以上がヒノキということも特徴で、先人達が森を大切に育ててきた証です(全国平均の人工林率は約4割。そのうちヒノキは約1/4)。東濃檜などのブランド材を挽く製材所や大工さん、(木曽ヒノキなど天然木も含めて)木工や寺社建築に携わる方々も多くおら
    れます。
    こうした地域の文化や歴史を地元の子ども達にしっかりと伝えようと、「中部の森林」にも活動をご紹介した裏木曽古事の森育成協議会をはじめ林研グループや林業・木材産業の方々が、国有林のフィールドも活用しながら森林教室や林業体験、木工教室などに大変熱心に取り組んでおられます。その甲斐あって、中学生の課題発表でヒノキを通じた地域おこしが取り上げられたり、家業を継ぎたいという声が多くきかれるなど、子ども達にも森林・林業が浸透しているようです。
    東濃森林管理署は、明治19年に付知村(当時)に山林局の派出所が開設されて以来、地域とともに128年の歴史を重ねてきました。間伐等森林の整備や、最新の林業技術の普及などとともに、歴史・文化を伝えるなどのいわば草の根の活動についても地元と一緒に取り組んでいくことも国有林の大切な役割のひとつであり、今後もしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

    注目情報

    温帯性針葉樹林の保存・復元に向けた取組を行なう地域の愛称が決定しました

    中部森林管理局では、ヒノキ、サワラ等の温帯性針葉樹がまとまって自然度の高い状態を構成している木曽地方の貴重な森林の保存・復元に向けた取組についての検討を行なっていますが、その取り組みを行なう地域(森林生物多様性復元地域)について国民の皆様に広く親しんでいただくために愛称を付けることとし、平成26年7月5日から8月18日まで公募を行いました。
    この度、その愛称が決定しましたのでお知らせします。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/keikaku/ontaisei/14aisyoukettei.html

    今月のトピックス

    信州のカラマツ撮影地マップ

    中部森林管理局では、平成24年度に長野県と連携して「カラマツ黄葉写真コンテスト」を実施し、190点の応募をいただき、このうち9点を最優秀賞、優秀賞として表彰いたしました。また、平成25年度には、中部森林管理局と長野県林務部による「長野林政協議会※」が「カラマツ新緑写真コンテスト」を実施し、108点の応募をいただき、このうち6点を最優秀賞、優秀賞として
    表彰いたしました。
    「信州のカラマツ撮影地マップ」は、これらの入選作品および応募作品の撮影地を中部森林管理局のホームページにマップとして公開するものです。
     写真愛好家の皆さんをはじめとした多くの皆さんに、信州を代表する木であるカラマツが織りなす長野県内の景観を紹介し、旅行、ハイキング、登山などの計画の参考となることを期待しています。

    長野林政協議会とは長野県内の国有林及び民有林の森林・林業施策を統一的に推進するために長野県林務部と中部森林管理局の間で設置している協議会です。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kouhou/141017.html  

    お知らせ

    「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について(公告・縦覧)

    千曲川下流、宮・庄川の各森林計画区における国有林の森林整備及び保全に関する基本的な事項等を定める「国有林の地域別の森林計画」を樹立するとともに、伊那谷、木曽川、東三河の各森林計画区の「国有林の地域別の森林計画」の変更を行うため下記のとおり公告・縦覧しています。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kouhou/141031.html

     

    ブナ林結実調査の結果

    中部森林管理局では、平成17年度から長野・富山・岐阜・愛知各県の国有林内に所在するブナ林において結実調査を実施しており、平成26年度の調査結果をお知らせします。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/gijyutu/pdf/141029-bunatyousa.pdf

    広報「中部の森林」10月号

    中部の森林10月号(第127号)

    「中部の森林」10月号は、長野県西部地震復興30周年シンポジウム、「信州 山の日」制定記念イベント、学生によるインターンシップなどの記事や各地からのたよりには「真弓峠・白巣峠を越えておんたけ王滝に行こまいかツアー」などの記事が届きました。また、シリーズ「森林官からの便り」には、南信署豊丘森林事務所の「南坂森林官」からの便りを掲載しています。
    シリーズ「ご当地自慢」として、北信署からの「秘境・秋山郷」を掲載しました。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    業務関連情報

    公売・入札情報

    参考情報

    林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)

    https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/index.html


    過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。

    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうございました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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    FAX:026-236-2733

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