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中部森林管理局

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    2012年8月3日(第42号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」を中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、お読みいただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。


    皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
    ロンドンオリンピックが始まりました。体操、柔道、サッカー……テレビを見ながら応援していると、ついつい寝るのが遅くなってしまいますね。寝苦しい夜の影響もあって、体調を崩しやすい時期でもあります。競技の結果も気になるところですが、朝のテレビ放送を楽しみに早寝早起きに努めたいと思っております。
    今回のメールマガジンですが、名古屋事務所長からのメッセージの他、イベント情報を掲載したほか、今月のトピックスには、「国有林モニター制度」を取り上げています。
    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1.森林管理局からのメッセージ------------名古屋事務所長                                                                  

    2.イベント情報-----------------------------------「木曽川・森づくりin赤沢」参加者募集について

    3.今月のトピックス-----------------------------「国有林モニター制度」について

    4.お知らせ--------------------------------------「子ども霞ヶ関見学デー」

    5.広報「中部の森林」--------------------------7月号掲載

    6.業務関連情報---------------------------------公売・入札情報 

    森林管理局からのメッセージ

    「試練のとき(木材価格急落への対応)」          中部森林管理局次長(名古屋事務所長)  田中謙司 

    4月・5月と国産のヒノキ価格が急落し、市場での取引が滞ったり、在庫が急増したり、雇用問題や生産調整が云々されるなど、地域によって濃淡はあるもののかなり深刻な事態となっています。
    原因の解明には、十分な情報収集と綿密な分析が不可欠ですが、関係者の中には、民有林での間伐補助制度が変わり、搬出が条件になったために市場に木材が大量に供給されたのではないか?とか、急激な円高による欧州材との価格差によって、国産の合板や集成材が売れなくなったからではないか?などの声が聞かれます。
    現在、森林・林業再生プランに掲げた平成32年の木材自給率50%以上を目指して、森林・林業関係者が一丸となって森林施業の集約化、路網整備と高性能林業機械による低コストで高効率な作業システムの積極的な導入など、川上から川下に至る各段階での体質等の改善や准フォレスター研修等を始めとする人材育成に取り組んでいるときに、先般の九州北部豪雨の凄さを示す言葉ではありませんが、"これまでに経験したことのない"ヒノキの価格急落は、森林・林業関係者にとってショックであり、改めて、木材需要の拡大無くして国産材時代は来ないことを痛感させられた次第です。
    森林・林業再生に向けて船出したばかりなのにこのような"試練"に遭遇し、我が国最大の山主であり、かつ最大の木材供給者でもある国有林野事業の果たすべき役割は大きく、我々、現場業務に携わる職員は、前の農林水産大臣が言われた「林野庁職員は木造セールスマンたれ。」を肝に銘じ、木材利用を推進するための尖兵として、「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」に基づく公共機関への働きかけや「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」による木質バイオマス発電への国有林からの原料供給の取組みに加え、私の持論ですが、国内需要の半分を占めるパルプ・チップ用材の国産材へのシフト等に率先して取り組む必要があると考えます。
    スギに比べるとヒノキの需要開発はまだまだの感があります。国産材供給の弱点克服のため、「量の安定」「質の安定」「価格の安定」に向け、今回の"試練"の原因分析と再発防止のための対策をキチンと整理するとともに、木材関連業界はもとより、他産業分野での木材の新たな利用の可能性等について幅広く情報収集するなど、職員一人一人がセールスマンとしての営業活動を行っていくことに加え、森林・林業技術者として、再生プランの目標達成のために、それぞれの作業現地にマッチした低コスト・高効率作業システムやコンテナ苗等を活用した低コスト造林等の普及を、民有林関係者と協働・連携して進めていくことが極めて重要と考えます。

    イベント情報

    「木曽川・森づくりin赤沢」参加者募集について

    木曽川上流域にある森林浴発祥の地「赤沢自然休養林」において、下流域の名古屋市等の住民と上流域の木曽郡内の住民や森林ボランティア団体等による間伐作業、自然観察会等を通じ、交流を深めて頂くとともに、森林の大切さや役割、国有林野事業の様々な取組についてPRすることを目的とした「木曽川森づくりin赤沢」を開催します。

    1開催日         平成24年9月8日(土曜日)9時30分から15時まで
    2開催地         長野県 木曽郡 上松町 赤沢自然休養林及び周辺
    3募集定員     80名
    4内容
             みんなで豊かな森を育てよう(間伐作業)[大人の方のみ]
             森林鉄道乗車体験と木曽ヒノキの森とのふれあい(自然観察)
             自然の恵みを使って工作をしよう[小学生以下のお子様のみ]
    5参加料         大人1,000円、小学生以下800円です
    6その他         内容、申し込み方法等の詳細については、ホームページの「イベント情報」をご覧ください。

     

       ☆当局ホームページはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/

    今月のトピックス

    「国有林モニター制度」について

    国有林モニター制度は、より多くの国民の皆様に身近な存在として国有林を感じていただけるよう、広く一般から国有林モニターを募り、国有林野事業についての理解を深めていただくと同時に、国有林野事業についての幅広いご意見等をいただき、これらのご意見を管理経営に役立てることで、「開かれた国有林」にふさわしい管理経営を行うことを目的としています。
    平成24年6月26日「国有林モニター会議」を開催し、国有林モニターの皆様にご参加いただきました。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/kikaku/kikakutyousei/kokuyurinmoniter/kokuyurin_monitor2011.html

     お知らせ

    「子ども霞ヶ関見学デー」のご案内

    「子ども霞が関見学デー」は、文部科学省をはじめとした府省庁等が連携して、業務説明や省内見学などを行うことにより、親子のふれあいを深め、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とするとともに、府省庁等の施策に対する理解を深めてもらうことを目的として、平成12年度から実施しています。
    本年は8月8日、9日に開催されます。農林水産省においても、子ども霞が関木工教室(もっこうきょうしつ)などの催しがあります。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.maff.go.jp/j/kids/k_d/index.html

     広報「中部の森林」7月号

    中部の森林 7月号(第100号)

    「中部の森林」7月号は、局長、森林整備部長の異動に関する記事、管内各県との連携強化に向けた取組や国有林モニター会議の開催といった記事を掲載しました。各地からのたよりには、南信署から高山植物をニホンジカの食害から守る防護ネットの設置作業、東濃署から署内研修の開催に関する記事が届きました。
    また、シリーズ「森林官からの便り」には、中信森林管理署奈川森林事務所の「南坂森林官」からの便りを掲載しています。
    風景紀行は南木曽支署管内の「田立の滝等」を掲載しました。


    ☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    業務関連情報

    公売・入札情報

      


    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに! 


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    総務部総務課広報担当
    ダイヤルイン:050-3160-6513
    FAX:026-236-2733

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