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中部森林管理局

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    2011年10月4日(第32号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」を中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、お読みいただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。

    皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
    日に日に秋も深まり、秋の行楽シーズンがやってきました。ぶどう狩りや紅葉狩りなど楽しみな季節ですよね。秋といえば新そば(秋そば)の収穫も始まり、各地でそば祭りも開催されるようです。風味豊かな新そばを食べに出かけてみたいものです。
    さて、今回のメールマガジンでは、中信森林管理署からのメッセージの他、イベントの案内、今月のトピックスは、「木づかい運動」を取り上げています。
    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX 

    1. 森林管理局からのメッセージ--------------中信森林管理署より
                                                          「歴史ある上高地」
    2. イベント情報-----------------------------親子の森林体験教室
                                                           金華山再発見!歴史と自然探訪ウォーク
    3. 今月のトピックス-------------------------木づかい運動
    4. お知らせ--------------------------------講演会の開催について
    5. 広報「中部の森林」-----------------------9月号掲載
    6. 業務関連情報---------------------------公売入札情報 

    森林管理局からのメッセージ

    「歴史ある上高地」              中部森林管理局 中信森林管理署

    南北に約100kmに及ぶ「北アルプス」、標高3180mの槍ヶ岳を始め、奥穂高岳、乗鞍岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳、鷲羽岳と著名な山岳が連なり、日本百名山9座、日本200名山7座と壮大な山脈が横たわります。
    北アルプスの南部の山岳に抱かれるように「上高地」があります。ここは標高1500mで南北10km、東西約1kmの梓川の堆積平野です。上高地は、1673年頃から松本藩により杣小屋が建てられ、藩林として森林の育成、伐採、流送などの林業が行われ1923年(大正12年)まで続けられました。
    1841年に徳本峠道が新設され、現在の北アルプスを「日本アルプス」と紹介したウイリアム・ガウランドやウォルター・ウエストンなどの槍ヶ岳登山の経路となりました。
    1885年には、80haの上高地牧場が開かれ、1910年(明治43年)には河童橋の初代が作られ1915年(大正4年)には焼岳の大噴火があり大正池が出現しましたが上高地は、一部の限られた人達だけの利用となっていました。
    1927年(昭和2年)に、芥川龍之介が小説「河童」を発表し、理学博士中井猛之助先生がケショウヤナギを発見し、翌年に上高地は国の名勝及び天然記念物に指定されました。
    1928年(昭和3年)に、帝国ホテルが開業し、1934年(昭和9年)に中部山岳国立公園に指定されことにより牧場も閉鎖され、河童橋までバスが運行するようになり、だれでも行くことが出来る観光地となっていきました。
    上高地を流れる梓川は、槍ヶ岳を源としています。安曇野節に「槍で別れた梓と高瀬、めぐり合うのが押野崎」とあり南に流れる梓川、北へ流れる高瀬川が松本市の押野崎で合流して犀川となり、長野市で千曲川と合流し新潟県で信濃川となって日本海に注いでいます。
    この梓川も12,000年前は現在の高山市、飛騨市、富山県を経て日本海に注いでいましたが、アカンダナ火山(現安房峠近く)の噴火により巨大なせきとめ湖が出現し、現在の上高地の地形は4,000年前頃に形成されたと推測されています。
    上高地には、ケショウヤナギを始め、エゾヤナギ、カミコウチテンナンショウ、ヤマシャクヤク、イチョウバイカモなどの希少植物やオオイチモンジ、クモマツマキチョウ、コヒオドシ、カモシカ、ヤマネなどの希少生物も生育しています。
    このようなことから、今年度、上高地周辺と北海道に隔離分布するケショウヤナギについて保護林の設定を検討しており区域には、氾濫原の入った保護林となる予定です。
    また、ニホンザルの生息数の増加から、オオバヤナギなどの食害も見受けられケショウヤナギへの被害が懸念されています。

    イベント情報

    国際森林年記念 「親子の森林体験教室」参加者募集

    長野市の戸隠高原の国有林で森林づくりの作業体験と自然散策を通して、森林の役割や森林づくりの大切さについて学んでいただくものです。
    ご家族で参加してみませんか。

    開催日        平成23年10月15日(土曜日)

    開催場所    長野市戸隠  戸隠山国有林

    募集定員    40名(定員になり次第締め切り)

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/

    国際森林年記念 「金華山再発見!歴史と自然探訪ウォーク」参加者募集

    岐阜市のシンボル金華山、そんな金華山を学識経験者による植生と史跡の解説を織り込んだ探訪ウォークを開催します。

    開催日        平成23年11月10日(木曜日)

    開催場所    岐阜市岐阜公園

    募集定員     20名程度(申し込み先着順)

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/

    今月のトピックス

    木づかい運動

    「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てるエコ活動です。CO2の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、国産材を使って森を育てることは大切なことです。
    林野庁では、木材、とりわけ国産材利用の意義を広め、実需の拡大につなげていくため、平成17年度から国産材利用に関しての普及啓発活動を強化し、国民運動として「木づかい運動」を行っています。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/kidukai/top.html

     お知らせ

    講演会の開催について

    平成21年12月に策定された「森林・林業再生プラン」は、10年後の木材自給率50%を目指しています。そのためのひとつとして木材搬出コストの低減があります。そこで国有林としても路網と高性能林業機械を組み合わせた低コスト作業システムを普及・推進してきたところですが、そこに列状に間伐する方法を組み合わせることにより、更にコスト削減やその他のメリットが成果として報告されています。
    列状間伐の実践例を多く分析し「列状間伐の考え方と実践」の著者である信州大学の植木教授を講師とした講演会を計画しました。

    日時     平成23年11月29日 13時00分~15時00分

    場所     長野県松本市県3丁目1月1日あがたの森文化会館

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/

    広報「中部の森林」9月号

    中部の森林 9月号(第90号)

    「中部の森林」9月号は、長野県松本市で開催された「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin信州に関する記事、イベントを通じたPR活動に関する記事を掲載した他、各地からのたよりには、東信署から、軽井沢で開催された国際森林年記念シンポジウムと自然観察ツアー、南木曽支署からは伝統工芸継承に向け森林整備といった記事が届きました。
    シリーズ現場最前線は、「安全で効率よい業務に努める」と題して木曽署開田森林事務所班を紹介しています。
    風景紀行は南信署管内の「遠山郷」を掲載しました。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    業務関連情報

    公売・入札情報

      


    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!

     


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    ダイヤルイン:050-3160-6513
    FAX:026-236-2733

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