弘南森の会への山火事防止パトロール依頼証明書の交付について

  平成27年5月11日(月曜日)午前10時00分から津軽森林管理署において、山火事防止パトロール依頼証明書の交付式を行いましたのでその様子についてお知らせします。

  この森林パトロールは東北森林管理局青森事務所と三陸森の会との間で締結されている「国有林野内の山火事予防啓発活動に関する協定」に基づき、当署管内の弘南森の会に毎年行っていただいているもので、当署管内のうち、弘前市、黒石市、平川市、大鰐町、西目屋村に所在する国有林の林道を確認しながら、入山されている方々へパンフレットの配布、喫煙者へ携帯灰皿を配布を行い、火の不始末の防止など、山火事防止の啓発活動を実施しているものです。

 

山火事防止パトロール依頼証明書の交付

  当署署長より弘南森の会会長へ山火事防止パトロール依頼証明書と合わせて、森林パトロールステッカー、腕章、パンフレットなどの交付を行いました。

 

 

	パトロール依頼証明書などの交付の様子 当署署長の佐山より、弘南森の会会長の尾崎様と事務局長の川嶋様に証明書とステッカーが交付されました。
	交付後、今年度のパトロール予定日や回数、パトロール区域、啓発活動の内容、緊急連絡先などについて確認を行い、安全なパトロールとなるように打合せを行いました。
	配布されるチラシです。 山で見かけましたら、趣旨をご理解していただき、お受け取り願います。 また、友人・知人の皆様にも趣旨を紹介していただけましたら幸いです。

 

  弘南森の会

        弘南森の会とは、旧青森営林局管内(青森県・岩手県・宮城県)に所在する森林管理署(旧営林署)の退職者で構成される組織の「三陸森の会」の支部で、旧弘前営林署の管内（弘前市・黒石市・平川市・西目屋村）に居住する会員で構成されています。

        今回の山火事防止パトロールのほか、森林整備などのボランティア活動を行っており、日頃より国有林野事業へ協力をいただいております。

 

おわりに

  今年、津軽地方は例年よりも積雪が多かったものの、4月後半からの高温により例年よりも融雪がすすんでおり、原野火災などが毎日のように報道されているところです。

  当署管内でも国有林内ではなかったものの、深浦町、西目屋村において林野火災が発生しているところです。

  今後、本格的な山菜シーズン、釣りシーズンを迎えることになり入山者も増えることが予想されますので、入山者へ山火事防止の啓発活動が大切になります。

  入山される皆様には、山では火を使わない、たばこのポイ捨ては絶対しないなど、入山マナーを守っていただくとともに、林道の安全走行やゴミの持ち帰りを守っていただき、安全に下山していただくようにお願いします。

  国有林は国民共有の財産です、後世に緑の森林をつないでいくためにも山火事は絶対起こしてはいけません、皆様のご協力をお願いします。

 

熊と出会わないために

      こちらが熊を恐れているのと同じように、熊もこちらを恐れています、熊にこちらの存在を知らせることにより、熊と出会う機会を少なくすることが出来ます。

      山に入る前に爆竹など音を出す。

      山中を歩く際は熊よけ鈴などで音をだす。

      糞や足跡を見つけたら迂回するか引き返す。

 

      ただし、子連れの熊は子どもを守るため、非常に敏感になっていますので、特に注意が必要です。子熊の近くには必ず親熊がいます。

      また、食べ物（ゴミや残飯）などを山中に捨てると、食べ物のにおいを覚えて、こちらに近寄ってくる（人に慣れてしまう）ようになります。山中には食べ物を絶対に捨てないようにしましょう。