ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の所在について > 津軽森林管理署 > わぃはぁ通信 > 白神山地世界遺産地域の合同パトロール
「白神山地世界遺産地域合同パトロール」は「白神山地世界遺産地域連絡会議」が主催で毎年、年数回白神山地世界遺産地域を関係機関が合同でパトロールを行い、入山者への入山マナーの啓発活動、入山マナーが守られているかの確認などを目的に行われており、参加機関は白神山地世界遺産地域連絡会議の構成組織である環境省、林野庁、青森県、関係市町村となっています。
今年度第1回は悪天候により各コースとも中止となりましたが、第2回(8月27日)は好天となり、予定された(クマゲラの森、横倉沢、白神岳、暗門)の各コースとも予定どおり行われました。
津軽森林管理署からは全コースに職員が参加しましたが、今回はクマゲラの森コースへ参加した状況についてお知らせします。
当日、クマゲラの森コース(櫛石登山道からルート16、ルート17、ルート22、ルート24を経て櫛石登山道)へは環境省、林野庁、青森県の各機関より総勢16名の参加で実施されました。
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櫛石登山道入口に到着後パトロールの準備をします。 今回のルートは山中の歩行、川の遡行となるので、 足拵えは入念にします。 |
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パトロール開始前の打ち合わせです。 リーダーより当日のルート確認、点検事項、注意事項などについて説明がありました。 午前8時37分、日頃、白神山地世界遺産地域の巡視を行っている当署のグリーンサポートスタッフを先頭に全員そろって出発です。 |
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櫛石登山道(既存の歩道)の途中で岩木山を遠望できました。 当日は天気も良く岩木山山頂まではっきりと見えました。 |
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午前9時25分、途中一度の休息を入れ、「白神山地生態系保護地域」(白神山地世界遺産地域の核心地域)に到着です。
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午前10時クマゲラの森に到着です。 グリーンサポートスタッフによると、クマゲラの森ではクマゲラは営巣していないのではないかとのことでした。 しばし休息のあとルート16(赤石川)を目指します。
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赤石川到着後ルート16を上流に向かいルート15(滝川)との合流点、通称二股を目指します。 |
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当日の赤石川は通常より10センチメートルほど水深があり、渡るのに苦労する場面もありました。 |
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午前11時10分、二股に到着です。 |
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二股には以前からテントを張る場所に利用されているところがあり、以前その場所でたき火の跡が見つかりました。 もちろん生態系保護地域でのたき火は禁止されています。 今年は使用された形跡はありませんでした。 |
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二股からルート17に入り、ルート22との合流点を目指します。 途中、以前たき火跡が発見された場所がありましたが、今年は使用されていないようでした。 |
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午前11時50分、ルート22(ヤナタキ)との合流点に到着、ここで昼食をとりました。 |
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昼食後ルート22に入ります。 |
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ヤナタキの大滝です。 水量が多くすごい迫力がありました。 水量が少ない時は直接大滝を登るとのことですが、今回は危険なため回避しました。
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ルート22をルート24を目指しヤナタキ上流へ進みます。 |
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ルート22からルート24に入ります。 入ってまもなく急な登りとなります、この辺で先頭の方々は木からツキノワグマが降りてくるのを見たそうです。 木から降りたツキノワグマは気配を消し、どこに行ったかわからなくなったそうです。 |
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午後3時10分、出発点に全員無事に下山できました。 |
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奥赤石林道ゲート前でリーダーよりパトロール結果について報告がありました。
以上で本日のパトロールは、無事に参会となりました。 参加された各団体の皆様お疲れさまでした。
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今回のパトロールに参加して、改めて白神山地世界遺産地域の自然の豊かさを感じ、絶対にこの自然をこのまま後世に引き継ぎたいと強く感じました。
そのためには、入山する方のマナーとルールをしっかり守っていただきたいと思います。
今後も各機関で行われている日頃に巡視に加えこのような合同パトロールを実施し、入山マナーの普及啓発に努めてまいりますので、ご協力をお願いします。
津軽森林管理署
ダイヤルイン:0172-27-2800
FAX:0172-27-0733