ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の所在について > 津軽森林管理署 > わぃはぁ通信 > 平成26年度弘前市総合防災訓練への参加について
平成26年8月21日(木曜日)午前9時30分から弘前市内で実施されました「平成26年度弘前市総合防災訓練」内の様々な訓練の中の「林野火災防ぎょ訓練」に当署職員9名が消防署員とともに訓練を行ったのでお知らせします。
この総合防災訓練は地震及び風水害等の災害発生時における応急対策等の防災活動を迅速かつ的確に実施できるよう、災害対策基本法第48条及び弘前市地域防災計画に基づき、防災関係機関・団体と地域住民の参加・連携のもとに総合防災訓練を行い、防災対策の強化と市民及び市職員の防災を図ることを目的に行われています。
総合防災訓練開始約1時間30分前に「林野火災防ぎょ訓練」に参加する消防署、弘前市、森林管理署が集まり訓練の打ち合わせとリハーサルを行いました。
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打ち合わせの風景 参加者全員が集合し訓練の内容について周知、段取りについて隊長(消防署)より説明がありました。
「林野火災防ぎょ訓練」の内容「森林管理署のパトロールカーで林野パトロール中に林野火災現場を発見し、消防署等に連絡、連絡を受けた消防署等が直ちに現場に向かい、森林管理署員とともに林野火災の消火にあたる。」というものです。
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隊列を組んで火災現場へ急行します。 普段このように隊列を組んで行動することに慣れていない当署職員はやや緊張しているように見えました。 |
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火災発生現場に到着したら消火活動を行います。 これで練習の終了です。 |
平成26年8月21日(木曜日) 9時30分、会場に緊急地震速報が流され訓練開始です。
訓練は災害対策本部の設置訓練から始まり、情報伝達、被害状況の把握、救助、火災防ぎょなど、19項目もの訓練を民間団体を含めた多くの機関が実施していき、統監(弘前市長)をはじめ各機関の代表が各訓練を点検して行きます。
平成26年8月21日午前9時30分、青森県東方沖を震源とするマグネチュード8.2の地震が発生。
弘前市周辺の震度は最大で「震度6弱」を記録し、建物の倒壊、土砂災害の発生、火災の発生、電力、水道、通信、ガス施設いわゆるライフラインに甚大な被害が生じた、甚大な被害により、当初開設した避難所のみでは収容人数が不足し、追加で避難所を開設する必要が生じた。
また、弘前市内は前日からの大雨により、北部を中心に24時間で150ミリメートルの降水量を記録。雨はなおも断続的に降り続いており、高杉地区を中心に避難が必要な地域が発生している。
11時10分頃いよいよ林野火災防ぎょ訓練が始まりました。
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林野火災が発生しました。 |
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森林パトロール車両による巡視中に煙りを発見し、すぐに確認に向かいます。 |
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森林パトロール員が林野火災であることを確認し「火事だ、消防署に連絡してください」と大声で叫び、車で待機中の職員へ連絡します。 |
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森林パトロール員が衛星携帯電話を使用し消防署などに林野火災発生の連絡と消火隊の出動要請をします。 要請を受けた消火隊(消防署員、市町村職員、森林管理署職員は合同で林野火災発生現場に向かいます。 |
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消火隊が現地へ到着しました。 |
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消火活動開始です。 背負い式放水器具(ジェットシューター)による消火です。 |
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各機関とも本番を想定し、短時間ではありましたがチームワークよく消火活動がを行っています。 |
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消火活動を終了した消火隊が整列し撤収していきます。 |
津軽森林管理署では、6月5日大鰐町の三ツ目内山国有林から出火し、国有林約15ヘクタール焼失するという林野火災がありました。
その際、地域の消防署をはじめ地元消防団、また関係者の皆様にご協力を得て、最小限の被害で消火できたことに感謝申し上げるとともに、各方面へ多大なるご迷惑をお掛けしましたこと、この場をお借りしましてお詫び申し上げます。
今後はこのような事態を引き起こすことのないように林野火災防止に取り組んでまいりますので、引き続き関係各位のご協力をお願いいたします。
6月5日の林野火災の消火活動の際に、林野火災の消火には水の確保と消火器具の整備が非常に大切であると強く感じました。
今後は万が一の際にきちんと対応できるように、それらの対策についても進めて参りたいと考えております。
津軽森林管理署
ダイヤルイン:0172-27-2800
FAX:0172-27-0733