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下北森林管理署

下北森林管理署の取組

森林機能の維持増進のためにさまざまな取組を進めています

保安林の整備

森林の持つ多面的機能のうち、土砂の流出、崩壊の防備や水源のかん養が特に求められる森林は「保安林」に指定し、良好な森林に整備しています。
下北森林管理署の管理する国有林には、下北流域の水源林など、全体の約50%の森林が保安林に指定されています。
これらの保安林では、災害を防止するための「防風林」や「えん堤」を整備したり、崩壊地の植生を回復したりする「治山事業」を推進しています。

城ヶ沢海岸治山工事

レクリェーションの森の整備

人と森林とのふれあいの場を提供するため、四季折々の自然の美しさを楽しむことができる自然休養林や野外スポーツ林などのレクリェーションの森を設定し、森林とのふれあい環境を整備しています。
下北森林管理署には「恐山・薬研森林レクリェーション地区」「川内レクリェーション地区」の2箇所、1,787haのレクリェーションの森があり、春の新緑、秋の紅葉の美しさから皆さんに親しまれています。

大滝(川内町)

保護林の指定

国有林では、貴重な野生動植物が生息生育する森林などを保護林に指定し、その保護・保全に努めています。
下北森林管理署の管理する国有林には、恐山山地森林生態系保護地域(1,187ha)をはじめ、6箇所、1,335haの保護林があり、保護・保全が図られています。
また、野生動物保護のため国設下北西部鳥獣保護区として4,904ha (特別保護地区1,068ha)が設定され、北限のニホンザルやニホンカモシカ等の効果的な保全に利用されています。その結果、北限のニホンザルは30年間に群れ数は8群から27群へ、個体数300頭から1,090頭に増えました。(平成15年2月青森県調)頭 数の増加は群れの分裂を誘引し、農作物等に被害を与えその対策が求められています。

脇野沢の北限ニホンザル

森林整備と木材の安定供給

再生可能な資源である木材を循環的に利用するため、「大畑ヒバ施業実験林」の成果に学び、自然条件等を勘案しながら、収穫と森林整備をバランスあるものとし、木材の安定供給と森林整備が両立するよう努めています。
下北森林管理署は、品質の良い青森ヒバの主産地として知られており、ヒバや広葉樹の成育に適した土地であることから、郷土樹種の計画的かつ安定的な供給に努めています。
戦後植樹した人工林の有効な活用に向け民有林などと協力しています。

天1地拵作業風景

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