旧釜石街道・仙人峠の集い

旧釜石街道は、釜石市と遠野市の市境にある仙人峠を越えて、沿岸部と内陸部をつなぐ交通ルートとして、先人が築いた歴史の道です。 
この街道では毎年8月10日の「道の日」に「仙人峠の集い」が釜石市の主催で開催されており、今年は森林管理署から3名の職員が参加しました。 
このイベントは、参加者に道路の重要性を知ってもらうために開催されており、旧街道の道のり約5kmを実際に歩いてみることで、当時の苦労を体験し、道路の大切さを再認識できるきっかけとなっています。 
当日は、あいにくの雨で、仙人峠頂上からの絶景を眺めることができませんでしたが、当署が管理する国有林の木々が生い茂る中を歩きながら、先人が山中に人力のみで道を通した苦労と、技術の高さを肌で感じるとともに、途中、この時期ならではのタモキノコ（タモギダケ）、コクワなどの自然の宝庫を見ることができました。