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4月以降、飯豊山がはっきりと見える日が少なかったが、5月9日は快晴に恵まれたので、大日杉から飯豊山(本山)を目指しました。大日杉の登山口までは連休前に通行できる状態で、駐車場には既に5台ほど車がありました。スキーの準備をしている人もいました。雪はザンゲ坂まではなく、ザンゲ坂の3分の2位は残雪に覆われていました。長之助清水は、登山道からも水の流れる音が聞こえるくらい豊富でした。御田付近は残雪が広く残っていたので、夏場では撮れない方向から撮影できました。この辺から夏道と残雪を行き来しながら進み、高度を上げ、だまし地蔵手前からは残雪の量が増し、地蔵手前は5メートル以上の雪の壁が残っていました。ただし、地蔵岳の道標の頭は出ていました。御坪までは大半は雪の上でしたが、ところどころ夏道が使えました。御坪周辺は雪が全くない状況でした。
これから先は先に行った足跡に沿って進みました。御坪の先から右斜面を下り、御沢をわたり尾根に沿って上がり、途中から右斜面をトラバースして、草履塚手前の鞍部に出ました。ここから草履塚までは風が強かったこともあり予想以上に時間がかかりました。草履塚の道標周辺は全く雪がなく、風の強さを感じました。姥権現までは夏道を進みましたが、4月に降った雪がところどころ残っていて歩きにくい状況でした。姥権現から本山小屋までは夏道を進みました。飯豊山山頂付近も雪はありませんでした。本山小屋は無人でした。山頂で昼食をとり、大日岳や御西、天狗、烏帽子、北股と続くやまなみや青空に浮かんでいるように見える朝日連峰などの景色を満喫することができました。
帰りは、切合小屋の様子を見てから尾根を下り、御沢をわたり、地蔵までは左手に飯豊山を見ながら進みました。
大日杉小屋周辺はブナの新緑が見頃
ザンゲ坂の状況
長之助清水は水量豊富
長之助清水から五段山方向
夏道は雪の下
御田の杉
青空に飯豊山が見える
三国岳、種蒔山方向
地蔵岳方向
地蔵岳山頂手前から振り返る
中央付近に見えるのが地蔵岳の道標の頭
飯豊山
三国、種蒔、草履塚方向
御坪までの峰
雪庇の状況
御坪
御沢をわたる
尾根に続く足跡に沿って進む
斜面を横切る
草履塚から大日岳
大日岳
御秘所、一ノ王子、飯豊山
御秘所の道標が倒れていた
本山小屋
飯豊山
宝珠山
山頂
駒形山、御西岳、大日岳
御西岳、天狗岳
天狗の庭、烏帽子、梅花皮、北股、門内
烏帽子、梅花皮、北股、門内、地神、エブリサシ
ダイグラ尾根、宝珠山
朝日連峰
一ノ王子付近から草履塚方向
ハイマツも寒風のためか変色している
切合小屋の入口は雪で塞がっている
大日杉の上流部
一日中、快晴、飯豊山
カタクリ
イワウチワ
イワナシ
ムラサキヤシオ
帰りに長之助清水で水分補給
一日中、快晴に恵まれた。途中、風が強いこともあったが、飯豊山頂では、風もなく寒くなかった。
むしろ、暑いくらいであった。
こんな日にもかかわらず、登山者は少なかった。
連休中はにぎわったのでしょう。
どの山でも遭難や怪我のないシーズンとしたい。
(報告:川村)