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貴重な生態系の維持、野生動植物の保護、遺伝資源の保存等良好な自然環境の維持のための保護管理。 また、 国民が気軽に森林とふれあえる場所づくりのための施設の整備を行います。
貴重な野生動植物保護のため栗駒山・栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域が設定されています。
森林生態系保護地域は、国有林のうち原生的な動植物の保護、遺伝資源の保存、学術研究に役立てるために設定したものです。
森林生態系保護地域は、保存地区と保全利用地区に区分されています。
保存地区は、その区域の核となる部分で、人手を加えず自然の推移に委ねることとしています。
保全利用地区は、保存地区に外部の環境変化の影響が直接及ばない役割を担っています。
また、自然観察・森林浴など森林レクリェーションの場として利用できます。
栗駒山・栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域の位置図
緑の回廊(コリドー)図
緑の回廊は、保護林と保護林を樹林帯で結んだもので、森林の連続性を確保し、森林生態系の一層の保護・保全を図り、もって、生物多様性の維持に資するものです。
当管内では、栗駒山の森林生態系保護地域から、船形山植物群落保護林までの間、(延長73km、面積10,145ha)が奥羽山脈緑の回廊の一部を形成しています。
南三陸金華山国定公園の大谷海岸海水浴場や金華山自然休養林など保健休養の場、矢本、船形山自然観察教育林の野外教育活動の場、鬼首地区のスキー場などの野外スポーツ地域、世界谷地湿原のニッコウキスゲ等の湿生植物の観察など、野外活動の場として広く利用されています。
湿性植物の観光客で賑わう世界谷地(栗原市)