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更新日:2016年10月7日
担当:三陸北部森林管理署久慈支署
平成28年10月4日(火曜日)、台風一過の青空の下、久慈市立三崎中学校の「勤労体験学習」として、第2学年の生徒20名を対象に当支署管内国有林にて林業体験を実施しました。 |
この体験学習の目的は、『勤労体験を通して働くことの意義を考える。郷土について理解を深めるとともに、そこで生活するみんなのためになる活動について考える機会にする。』ことです。
豊かな海と森林を併せ持つこの地域に住む三崎中学校の皆さんに下刈作業と除伐作業を体験していただきました。
午前中は、三崎山国有林96ほ林小班で下刈作業を実施しました。この場所での下刈体験は4年目。先輩たちの仕事を後輩の皆さんが受け継ぎます。
10月に入り肌寒いほどですが、蜂の活動は活発です。全員『防蜂網』を着用しました。
蜂や熊の危険性についてもお話しました。職員の持つ『EPIPEN』や『熊スプレー』は初めて見る方が多かったようです。
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はじめの挨拶『よろしくお願いします』 |
道具の使い方をしっかり聴いて・・・ |
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実際に使ってみましょう。 |
慣れてきたでしょうか。 |
午前の作業の終わりに、久慈地域でも目撃情報が増加している『ニホンジカ』の生態や森林被害についてお話をしました。
まだまだ身近には感じられないかもしれません。が、実は作業しているこの場所にも糞や食害が見られたのです。
シカを捕獲するための『足くくり罠』について、実演をしました。実際に使用するにはもちろん免許が必要です。
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ポールをシカの足に見立てて、足を踏み入れると・・・ |
先生も捕まってみます。 |
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「ばね式足くくり罠」です。 円筒の部分を踏むとワイヤがシカの足を捕らえます。 |
午後は、同じく三崎山国有林98い3林小班のアカマツ林で除伐体験です。倒木もある混み合った林内を足元に気をつけながら移動し、慣れない鋸を手に作業しました。
初めて立っている木を切る感触を皆さんはどのように感じたでしょうか。
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まず、注意事項をしっかりと |
講師の実演のあと、実践です。 |
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『あと少し!』クラスメートが応援します。 |
短く切って片付けます。 |
最後に、皆さんから感想をいただきました。『楽しかった』という感想が大変うれしいです。
身近な森林に触れ、親しみ、楽しく体験することで郷土の森林について考える機会となってくれたらと思います。
前日の雨で心配しましたが、素晴らしい天候に恵まれ、蜂刺されや怪我もなく無事に体験を終えることができました。お疲れ様でした。
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久慈支署
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