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森林は、水源のかん養、山地災害の防止、保健休養の場の提供、林産物の供給等の諸機能の発揮を通
じて、国民生活と深く結びついており、これらの森林の機能が高度に発揮されることを国民は期待してい
ます。
国有林は奥地水源地域に広く分布していることから、水源涵養機能について、すべての国有林で発揮
する基礎と考え、森林を「自然維持タイプ」「森林空間利用タイプ」「山地災害防止タイプ」「快適環境形成
タイプ」「水源かん養タイプ」の5タイプに区分して管理経営を行っています。
上小阿仁支署においては「快適環境形成タイプ」は区分されていません。

山地災害防止タイプについては、保全の目的に応じ、保全対象と当該林分の位置的関係、地質や地形等の地況、森林の現況等を踏まえて、土砂流出・崩壊防備エリアと気象害防備エリアに分け管理経営を行います。
1.土砂流出・崩壊防備エリア(5,892ha)
土砂の流出、崩壊等山地災害による人命・施設の防備を目的とし、下層植生の発達が良好な森林であって、治山施設等が整備されている森林を目標として、管理経営を行うものとします。
風害、飛砂、潮害、濃霧等の気象害による居住・産業活動に係る環境の悪化の防備を目的とした、諸害に対する抵抗性の高い樹種によって構成される森林を目標とし、管理経営を行います。

水源涵養タイプについては、多様な樹種で構成される、諸被害に強い森林を目標として、流域としてのまとまりやそれぞれの森林の現況等に応じ施業を行うものとします。
なお、これらの条件を維持できる範囲で森林資源の有効利用に配慮します。

自然維持タイプについては、良好な自然環境を保持する森林、希少な動植物の生育・生息に適している森林等を目標として、保護を図る森林生態系、動植物等の特性に応じ、保全すべき環境の維持・形成を図るために必要な管理経営を行います。
森林空間利用タイプ(8,004ha)

森林空間利用タイプについては、多様な樹種からなり林木が適度な間隔で配置されている森林、優れた自然美を構成する森林、史跡・名勝等と一体となって自然環境や歴史的風致を構成している森林、保健・文化・教育的活動に適した施設が整備されている森林等を目標として、それぞれの形態に応じ管理経営を行います。
森林には、水源かん養や災害防止等の公益目的を達成するため保安林に指定している箇所があり、適切な維持管理を行っています。
保安林には水源かん養保安林、土砂流出防備保安林など17種類があります。
管内国有林の91%、5万8千haが保安林で、そのうちの97%が水源かん養保安林になっています。
大雨による山崩れなどの山地災害を防止したり、荒廃した森林の復旧を図るために計画的に治山事業を行い、人命や国土の保全に努めています。

緑の回廊は、保護林(原生的な天然林や貴重な動植物の保護、遺伝資源の保存等を目的として管理経営を行う国有林野)と保護林の間をつなぐ国有林野であり、野生生物の自由な移動の場として保護することにより、野生動植物の生息・生育地の拡大と相互交流を図り、分断された個体群を保全し、遺伝的多様性を確保し、広範囲で効果的に森林生態系全体を保護することを目的としています 。
原則として緑の回廊内の人工林においては、広葉樹を導入し、針広混交林化を図り、将来天然林に誘導し、野生動物の営巣等に重要な古木や餌となる植物を残すなど、野生動植物に配慮した森林施業を行います。
八幡平周辺から太平山に至る緑の回廊を設定し、奥羽山脈の回廊と接続させることによって回廊のネットワーク化を促進し、森林の持続性の確保、森林生態系の一層の保護・保全を図り、生物多様性の維持に資するものとする。 (面積4604.52ha)
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林野庁東北森林管理局
米代東部森林管理署 上小阿仁支署
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