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東北森林管理局では、国民の皆様が森林の中で自然と親しみ、遊び、学ぶ喜びを味わうことのできるよう、森林ふれあい推進事業「緑の山歩塾」を4回実施しました。 その他、森林管理署等で実施した森林ふれあい推進事業の概要についてはこちら(PDF:74KB)をご覧ください。
開催日:平成22年6月26日(土曜日)
場所:秋田県大館市(田代岳風景林)
参加者:29名
内容:
田代岳(標高1,178メートル)は秋田県大館市の青森県境付近に位置し、九合目には湿原が広がっています。
当日は好天に恵まれ、ワタスゲ、ミツガシワなどの高山植物や山頂付近から見下ろす美しい高層湿原等を楽しむことができました。
*九合目高層湿原を望む
*田代岳山頂にて
開催日:平成22年7月17日(土曜日)
場所:秋田県仙北市(乳頭・駒ヶ岳風景林)
参加者:27名
内容:
乳頭山(標高1,478メートル)は秋田県仙北市に位置し、乳頭温泉郷に3つの登山口があります。
緑の山歩塾では孫六登山口からスタートし、高層湿原が広がる田代平湿原(標高1,275メートル)までのコースを歩きました。
田代平湿原にはニッコウキスゲ、ヨツバシオガマ、キンコウカ等が咲き誇り、見晴らしの良い景色が広がっていました。
*高山植物が咲き誇る田代平湿原
*ヨツバシオガマ
開催日:平成22年9月3日
場所:秋田県にかほ市(鳥海自然休養林)
参加者:22名
内容:
秋田県にかほ市の鳥海山麓に位置する鳥海自然休養林中島台地区は、獅子ヶ鼻湿原を中心にブナの奇形木や鳥海マリモ等自然環境に恵まれています。
獅子ヶ鼻湿原は標高550メートル、鳥海山から湧き出た多量の伏流水が約26ヘクタールの湿原をつくっており、鳥海マリモ等貴重なコケ類が生育しています。
当日は雨に降られることもありましたが、午後は松くい虫等により被害を受けた本荘海岸の復旧・再生対策(抵抗性クロマツの植栽試験地等)を見学。
職員の説明後、参加者からは質問も多数出る等、国有林野事業について知っていただく貴重な機会となりました。
*本荘海岸の抵抗性クロマツ植栽試験地にて
*ブナの巨木「あがりこ大王」をバックに
開催日:平成22年10月16日(土曜日)
場所:秋田県北秋田市(安の滝)
参加者:32名
内容:
秋田県北秋田市阿仁の中ノ又渓谷上流部にある安の滝は標高800メートルに位置し、落差90メートル、2段に分かれており、断崖絶壁を流れる秀麗な姿で日本の滝100選にも選ばれています。少し険しい道を登ると、安の滝上段の滝壺まで下りられる第二展望台があり、参加者たちはその迫力に歓声をあげていました。
午後は上小阿仁村の上大内沢自然観察教育林にて樹齢250年前後の天然秋田杉が生育する貴重な森林を見学、森の巨人たち百選にも選ばれているコブ杉や、国立科学博物館に標本として展示している天然秋田杉の伐根も見学しました。
*安の滝全景
*第二展望台より安の滝上段を見上げる
東北森林管理局では、昭和60年から「森林(もり)の市(いち)」を毎年開催しています。平成22年度も、「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」の推進行事として、市民とのふれあいを通じて、森林の大切さや木材利用、森林とのふれあい等についてPRし、楽しみながら森林・林業、国有林に対する皆様方の理解と協力を得ることを目的に開催しました。
平成22年5月8日(土曜日)10時00分~14時00分
アゴラ広場及び秋田駅前仲小路
販売:山菜、山野草、木製テーブル、まな板、秋田杉・ヒバ製品各種木工品等
体験: 花台、クラフト製作
展示: 治山事業パネル等
*先着250名に「ヤマボウシ」の苗をプレゼント
「学校林・遊々の森」全国子どもサミットは、国有林等における学校林や遊々の森での学習・体験活動に関する発表や意見交換等を行い、それを全国に情報発信し、取組を広げていくことを目的として、平成19年度から始まったものです。
平成19年度は東京都八王子市、20年度は熊本市、21年度は高知県香美市で開催されました。
4回目となる平成22年度は、全国から13校の参加により、8月9日~10日の2日間にわたって秋田県八峰町で開催しました。