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ブナアオシャチホコ     Quadricalcarifera punctatella

分類

鱗翅目 シャチホコガ科

分布

北海道、本州、四国、九州

被害

 ブナの葉を食害。発生が多いときには一帯のブナの葉が食い尽くされるが、枯死に至ることはない。大発生は8~11年周期。管内では八甲田山周辺、岩木山周辺、八幡平周辺等において、近年では1980~81、89~90、2006~08年に大量発生が記録されている。

生活史

 年1 世代で、6 月頃に成虫が出現。ブナの葉に20~ 1 0 0粒の卵を産む。卵からかえった幼虫による食害量が多くなるのは8 月上~ 中旬でこの頃被害が目立つ。8 月下旬~ 9 月上旬に幼虫は地上に降り、落葉の下で蛹になり越冬する。

ブナアオシャチホコ幼虫

ブナアオシャチホコ幼虫

ブナアオシャチホコ幼虫

幼  虫

ブナアオシャチホコの糞

ブナアオシャチホコ蛹

ブナアオシャチホコ蛹

幼虫の糞

 

ブナアオシャチホコ成虫

ブナアオシャチホコ成虫

ブナアオシャチホコ成虫

成  虫

 

天敵

 ブナアオシャチホコが大発生するとクロカタビロオサムシも大発生して幼虫・蛹を捕食する。冬虫夏草の一種サナギタケの寄生によるさなぎの死亡率も高く、大発生時には9割を超える。

クロカタビロオサムシ

   

幼虫を捕食するクロカタビロオサムシ

   

関連リンク

ブナの葉が消えたForest Winds   森林総合研究所東北支所

ブナアオシャチホコについて  青森森林管理署

お問い合わせ先

森林整備部技術普及課
ダイヤルイン:018-836-2211
FAX:018-836-2012

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