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三陸北部森林管理署

森林官紹介!(平成27年12月)「狩猟を通じた地域交流」

森林官(田野畑担当区)

菊池  耕太

 

    私が勤務している田野畑森林事務所は、岩手県の沿岸北部に位置する田野畑村にあります。

    当所は田野畑村の国有林全域、岩泉町及び宮古市の国有林の一部の約4,200haを管理しています。天然林はアカマツやブナなど、人工林はアカマツやカラマツなどで、そのほとんどが水源かん養保安林に指定され、下流の三陸海岸の豊かな漁場を育んでいます。また、この地域は酪農や畜産も盛んであり、特に「山地(やまち)酪農」という里山や山林を利用した酪農が有名で、各地で営まれています。東京池袋の東武百貨店に出店している牧場もあり、三陸の魚介類と併せて1次産業のブランド化に成功している地域です。 

山地酪農

山地酪農

 

    海岸部は三陸復興国立公園に指定され、北山崎など美しい海岸を楽しむことができます。また、現在環境省により整備が進められている「みちのく潮風トレイル(青森県八戸市〜福島県相馬市)」も当所が担当している国有林を通ります。

    このように農業、漁業、観光業などが盛んですが、林業はあまり盛んではなく、国有林との関係も希薄な地域です。このままではマズイと考え、まずは国有林と地域との関わりを色濃くしていくことを目標にして日々業務を行っております。

みちのく潮風トレイル(環境省との共催イベントにて)

みちのく潮風トレイル(環境省との共催イベントにて)

 

    三陸北部森林管理署の管内では、ニホンジカによる様々な被害が年々増加していますが、私が担当している地域ではほとんど被害がありません。しかし、山を歩くとほとんどの場所でシカの痕跡が見つかり、山ではシカの個体数が着実に増えていることを実感しました。被害が増加する前に対策をとるべきと考えましたが、実際に何が必要か想像できなかったため、まずは狩猟の世界を知ろうと思い、同僚と狩猟免許(ワナ)を取得しました。

    まだまだ未熟な狩猟者ですが、昨年は2頭のシカを捕獲することができました。狩猟を行うことで地元の猟友会とのつながりも増え、森林官として地域の獣害対策の協議会へ呼ばれるようになりました。

    また、田野畑村猟友会へワナによる狩猟を紹介したところ、今年は田野畑村ではほとんど行われていなかったワナの狩猟者も増えていると聞いています。

 

くくりわなにかかったニホンジカ

くくりわなにかかったニホンジカ

 

    森林官の仕事として、国有林での調査や事業の監督などは重要な業務です。

    また一方で、地域とつながることも大切な仕事と考えています。地域とつながることではじめてその地域で求められていることを把握することができますし、様々な機会を利用して国有林をPRすることもできます。自分にできることは限られていますが、これからもアンテナを高くし情報の受発信に努めてまいります。

お問い合わせ先

林野庁 東北森林管理局
三陸北部森林管理署
〒027-0022 
岩手県宮古市磯鶏石崎4番6号    
TEL 0193-62-6448
FAX 0193-63-4872

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