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仙台森林管理署

森林官紹介!(平成27年3月)「怒濤の1年を終えて」

森林官(七ヶ宿担当区)

中島 彩夏

私が勤務する仙台森林管理署七ヶ宿森林事務所は、宮城県の南西部、福島県・山形県との県境に位置する七ヶ宿町にあります。奥羽街道と羽州街道を繋ぐ街道沿いに7つの宿場が設置されていたことが町名の由来です。

 

七ヶ宿湖から望む管内の山々

七ヶ宿湖から望む管内の山々

 

 

町内を流れる白石川の下流部には宮城県一の総貯水量を誇る「七ヶ宿ダム」があり、宮城県民183万人の水がめとなっています。この水を育んでいるのが、町面積の9割を占める豊かな森林です。このうちの4割近く、約9,500haが七ヶ宿森林事務所の担当する国有林です。

七ヶ宿町には多くの名所がありますが、町役場のホームページに詳しく紹介されているので、ここでは私が感動した風景を2つ紹介したいと思います。1つ目は収穫後の蕎麦畑です。七ヶ宿町では名産品として蕎麦が栽培されています。蕎麦を収穫した後には赤い茎だけが残るため、畑全体が赤く染まり、とても綺麗です。

 

収穫後の蕎麦畑2

収穫後の蕎麦畑(晴れているともっと綺麗です)

 

 

2つ目は亀岩です。初めて見たときは「たこ焼きに似た岩がある!!」と思ったのですが、作業員の方の話によると「綺麗な球形の大きな岩と隣の小さな岩とが組み合わさり亀の形に見えることから亀岩と呼ばれている。」とのことでした。確かに、その方向から見ると亀に見えましたが、第一印象の「たこ焼き!!」の衝撃が強かったため、肝心の「亀」アングルでの写真を撮影し忘れてしまい、今回は「たこ焼き」アングルの写真しか用意できませんでした。

 

亀岩(たこ焼きアングル)

亀岩(たこ焼きアングル)

 

 

4月に初めて森林官になり、慣れない業務に苦戦しているうちに1年が経過しました。あっと言う間の1年でしたが、その間、業務の合間に先ほど紹介したような風景や自然に接し、感動することが多々ありました。また、七ヶ宿町は昔ながらの人と人との繋がりが強く残る町なので、小学校の入学式に始まり、各種地域おこしイベントやお祭り、町民大運動会等、公私を通して様々な行事にも声を掛けていただき参加してきました。業務内容、自然の美しさ、地元の方々との関わりで多くの事を吸収した1年になりましたが、自分から情報を発信したり、気を配ったりする余裕がなかったという反省点もあります。

今後は、まだまだ未熟ではありますが、森林官として自分にできることはないかということを常に念頭におきながら業務に臨んでいきたいと思います。

 

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