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岩手北部森林管理署

森林官紹介!(平成26年10月)「地域とのつながりを通じて」

森林官(小鳥谷担当区)

北山 勝史

私が勤務している岩手北部森林管理署小鳥谷(こずや)森林事務所は、岩手県の北部に位置する二戸郡一戸町にあります。担当する国有林は馬淵川の上流域にあたり、一戸町に約2,440ha、葛巻町に約760haが所在しています。また、一戸町の国有林には北限域のイヌブナ林、史跡名勝天然記念物「平糠のイヌブナ自然林」があり、葛巻町の国有林の人工林約500haは、全て分収造林という非常にめずらしい特徴があります。

 

小鳥谷森林事務所

小鳥谷森林事務所


当森林事務所は事務所と住居が一体となっており、仕事以外でも地域に溶け込んだ活動ができます。先日行われた小鳥谷祭りでも、お祭り当日のみならず準備の段階から参加させていただきました。準備のなかではいろいろな話が気軽にできます。そのため普段私が仕事を行っている中で気がつかない民有林のことを聞くことができたり、逆にいま地域の国有林でどのようなことを行っているかさりげなく(?)PRさせていただいたりしています。

 

小鳥谷祭りの山車

小鳥谷祭りの山車


このような地域行事への参加をきっかけとして、先日は子ども教室への森林環境教育実施依頼をいただくことができました。森林環境教育は森林について「体験・気づき・学習」をしてもらうもので、今回はウォッチングビンゴを行いました。これはビンゴのマス目に森で見ることができる動植物を記載しておき、実際に森でその動植物を発見したら丸をつけていくゲームです。ゲームを通じて子ども達に、より深く森を観察してもらい森にあるものに気づいてもらうことができます。さらに子ども達が気づいたものについてどんな特徴があるのか説明します(たとえば「くっつく実」を見つけたら植物の移動の仕方を説明します)。このような取り組みから、子ども達に身近な自然環境へ興味をもってもらいたいと考えています。
私は、今後もこのような地域行事への参加や森林環境教育などを通じ、地域に森林事務所があってよかったと、言っていただけるよう仕事に取り組んでいきたいと考えています。

 

森林環境教育の様子(小鳥谷)

森林環境教育の様子

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